日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

小学校卒業でできておいてほしいこと。

2017-06-16 21:43:00 | 発達応援
 机のそばの箱の整理をしていたら、数年前の捨てずに取っておいた手帳が出てきました。

 その手帳は2013年のもので、
3月に瓢太が旅立ち、4月にちびちびが旅立ち、
7月に桃ちゃんがやって来て、9月に梅ちゃんがやって来た忙しい年でした。

 ちぃは2ヶ月ちょっとだけ、一人っ子だったんだなぁ、とか
桃ちゃんはこの頃から、結構、食べ物の好き嫌いが激しかったり、
梅ちゃんは猫風邪が治らず、朝になると目がくっついてたり、
そんな猫メモがちょこちょこ書いてありました。

 そして、猫介護についてもメモがちょこちょこ。
うるっとなりながらも、よい子たちだったなぁと旅立った猫を思った昼下がりでした。

 中学校で支援員をしていて、ここは小学校でできておいて!と思った学力に、
「ひらがな・カタカナは、見なくても書けること」
「拗音、促音、長音は聞いて書けるようになっておくこと」
「マス目に応じた字を書けること」
があります。

 普通の高校進学を希望している子で、ここの部分がぐらぐらだと、
入試は推薦で、科目も作文だ!となっても、作文以前の部分でとても手間取ってしまいます。

 ひらがなでも見ながらならスラスラ書ける、見ながらでも線を確認しながら書いている、
聞けば思い出して書ける、聞いて書いているが間違っている、
思い出しながらゆっくなら書ける、思い出しながらだと半分くらいしか書けない、
等々、レベルも様々です。

 子どもによっては、単なる練習不足の子もいるので、
そういう子は、短い文を視写させながら、文章の意味までわかっているかな、と
同時作業できるか確認することもよいですね。

 なかには、字を覚えることが極端に苦手な子がいます。
そんな子でも、書かせながら「ナナメの線が苦手かな」とか「くるりんと丸い線があると戸惑うのかな」と
苦手なところに予想を立てていきます。
字、そのものからよりも運筆的なところから字を覚えるところに持っていくほうが効果的な場合もあります。

 また、指の使い方が不器用で、指先にものすごく力をいれないと鉛筆を持つことを維持できないお子さんの場合、
肩や腕を動かす遊びや運動をすることも必要ですね。

 ここにあげたようなことを高校入試を見据えながらすることは、本当に大変なことだと思います。
お子さん自身もプライドがあるので、中学生になって「ひらがな・カタカナの練習」はやりたがりません。
私は「ここでやらなきゃ、一生書けないまま!」と+αの宿題に出していましたが、
小学校卒業までにできているにこしたことはないと思います。

 ああ、うちの子は書ける!と思っていても、
聞いた言葉を書くときにパッとひらがなが浮かんで、メモなりノートなりに取れなくては、
ひらがな・カタカナを使いこなしているとは言えません。

 色々な状態で書けることを目指してくださいね。





 


 
コメント
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