大勢の貴い御霊と復興に向う人々を思いながら書きます。
「東北魂」と書かれたTシャツやポスターに目が止まる。 東北の魂。 東北人の心意気。
忍耐強く粘り強い私達の気質。 その昔、アイヌ、そして蝦夷の頃から東北は中央政権からの支配を受け金山銀山を中心に農作物、馬など多大な搾取を受けている。 歴史を掘り起こさないと、この事実を知らずに生きている東北の人は多い。
何故我慢しなければならないのか、何故絶えねばならないのか、1500年以上も昔から行われている東北制圧からの脈々たる歴史を知らなくても、意味を忘れていても私達の遺伝子は「我慢すること」が染み付いている。
今も大手の中央資本に搾取されていることに気づく人は少ない。そして我慢の生活を送っている。 それが普通になってしまっている。
今までの東北は「忘れられた存在」だった。寒くて貧しくて演歌が流れている地方だった。 岩手と青森の位置がわからない人が多かった。仙台以外は経済価値がないと判断されていた。 皮肉にもこの度の地震で全国の人達は初めて東北の位置と経済の下支えをしていた東北の働きを確認したのではないだろうか
東北人は遺伝子にしっかりと刻まれた粘り力を発揮するだろう。 国民は゛東北も大切だった ゛ことに気づくだろう。 電気も西と東が同じになって、やっと日本は一つになるのかもしれない。
日本が一つになり、経済も活発、東北を忘れない人々が増えることが、多くの失われた御霊への供養に繋がるのではないかと思う。
召された魂にも残された魂にも等しく春の梅が咲くように。ささやかだが、このページの壁紙を梅の模様にしようと思った。 今夜は地震から三週間目の夜だ。