雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

”麒麟がくる”が終わって寂しい。好きだった

2021-02-08 00:34:12 | 芸能

NHKの大河は基本、余程面白くない限り観る。今回は特に長谷川博己さん好きだし、

ずっと楽しみに観ていた。

確かに明智光秀と言えば、勿体無くも”日の本を統一寸前の信長に、謀反を起こし

死なせてしまった人”位のイメージしか無かったのだが、今回の”麒麟がくる”で

多くの人の光秀のイメージは相当変わっただろうね。まあ、悲劇の人って言う

イメージは勿論以前からあったけれど、真面目過ぎて融通が利かなくて、やり方が

下手なんだよ・・・みたいな印象?だったかも。

 

『今回の麒麟がくる』見応えあったし面白かった。長谷川さんと染谷将太さんが

良かったねぇ。染谷信長のことは、出初めはイメージが違うだの子供っぽいだの

散々言われていたけれど、私はこの人お芝居上手なんだろうなというイメージが

あったので楽しみだった。

長谷川さんは、虐められてもそれほど悲壮感ばかりでもなく、反骨みたいな部分も

見せながら、品良く凛々しく、節度ある大人の光秀を演じられて格好良かった。

染谷さんはあの狂気のような信長を本当に巧く演じられて、目がいい役者さんだな

と。最期、謀反に立ち向かいながら嬉しそうだったかも?泣き笑いの信長。

 

結局は、帝だって家康だって名ばかりの足利将軍だって細川藤孝だって

(秀吉は言うに及ばず)信長と光秀が居なくなった世で、今までと変わりなく

時代におもねって生きながらえてるやん!と思うけれど、仕方ないのかな。

2人一緒に死んでしまったみたいなものだ。

結局は光秀も信長も2人同じように、器用では無かったと言うことなのかも。

なぜか坂東玉三郎がズルい人に見えて来たよ(;^_^A

お上が要らんこと言うから、光秀がその気になったんやん!あなた、強い人に

付くのね。ずるい人 とね。

 

これで世の中の光秀に対する印象は、うんと変わったことだろう。真面目で一生懸命

な人だったんだろうな。それにしても漁夫の利みたいな秀吉の運の強さ?狡猾さ?と

言えば言い過ぎか。悪知恵の働く?つまりは賢かったと言うことなのかな。

モッくん道三と長谷川光秀と染谷信長。皆男前だし演技見応えあったしで良かった。

満足。そして終わって寂しい。終わり方がきれいで清々しくて良かった。