レスリー・チャン 映画レビュー #18


胭脂扣  Rouge  1988年香港公開
監 製 :成  龍
監 督 : 關 錦 鵬
脚 本 : 邱戴安平/李碧華
美 術 : 朴 若 木/馬 光 榮
音 楽 : 黎 小 田
出 演 : 梅 艷 芳(如 花)/ 張 國 榮(十 二 少 陳 振 邦)/朱 寶 意(楚 楚)/
萬 梓 良(袁 永 定)/謝 賢

第24屈台湾金馬奨    最佳女主角 梅 艷 芳 
                最佳撮影 
                最佳美術指導
第8屈香港電影金像奨  最佳電影
                最佳導演 關 錦 鵬  
                最佳女主角 梅 艷 芳
                最佳剪接
                最佳原創電影音楽  
                最佳原創電影歌曲

【STORY】
新聞社に勤める袁永定(万梓良)は尋ね人の広告を依頼してきた
不思議な女性・如 花(梅 艷 芳)に出会う。
如 花は50年前に亡くなった幽霊だった。
一緒に心中した恋人・十 二 少(張 國 榮)を待ち続けたが
ずっと会えずにいた如 花は十 二 少を探すためにこの世に戻ってきた。
1930年代の遊郭の女性と裕福な商家の跡取りの男性の身分違いの悲恋と
1980年代(製作当時の現代)の若い恋人たちの心の揺れ動く様子を
対比させたようなストーリーになっている。


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胭脂扣 はレスリーのファンの間では、あまり人気がないのは
やはり、アニタが主演の映画という印象の映画だからでしょうか?
ちなみにレスリーは金像奨の最佳男主角ノミネートでした。
ストーリーがなじめないということもあるでしょうが、
この作品は1980年代後半から90年代へと
香港の映画界に懐旧(nostarugia)ブームを起すきっかけとなる作品でした。
こののち、「阿飛正傳」「天長地久」「新難兄難弟」「藍江傳之反飛組風雲」
などの作品が製作される糸口となりました。
(参考「ユリイカ97年5月号)

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