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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

もったいない曲をリユースする。

2015年01月20日 | ピアノ
「20世紀には人類が月に行っていたが。」に書いたように、大人ピアノを再開してしばらくは、せっせと「音符の立て込んだ曲」の譜読みにせいを出していた私。

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今じゃ、むしろそのころより「簡単」(簡単、という意味もひととおりではないと思うが)な曲を選ぶことが多く、そのころ弾いていた楽譜を見ると「こんなん弾けるかいな(o_o)」と思ってしまうくらいなんだけど…

いくつか弾いてみたら(ラフマニノフのエレジーとか、プーランクのノクターンとか)、
楽し~(^-^)

もちろん、スグ弾けるというようなわけはないけど、少し弾いていると、
「こんなん弾けるかいな」に見える楽譜が、意外なことに
「あ、スムーズに譜読みできる」。

要するに、記憶の表層というか、「表向き」はもう忘れてしまっているんだけど(ずいぶん何年も経つからね)、
弾いてたときには、数か月しつこくやった曲なので、
「どこか」(どこ?? 脳みその奥?? 手の運動神経??)
に何かが残っている、らしい。

というわけで、こういう、ある時期にけっこうしつこく弾いた曲、というのを引っ張り出して弾いてみると、
・譜読みがうまくなったような気がして(←錯覚である)気分がよい
・以前てこずったところが意外にもイイ感じになってたりするとなおのこと気分がよい
・前と今で何かしら視点が変わっていて、おもしろさ二倍である
・元々好きで好きで選んだ曲なので弾いていて楽しい。

というわけで、お買い得である。

お買い得なのも当たり前で、つまりは過去に「投資」をしていて、それが十分に回収できてない状態(実力オーバー曲だから)なので、今またやることでそれが「回収」できる。過去の自分からプレゼントをもらっているだけなんだけど…

もらえるものはもらわないと。

ということで、過去に弾いて、よかったと思うものもうまくいかなかったと思うものも、そのままにしておくのはもったいない。リユースするのがとってもお得。

逆からいうならば、弾きたいけど弾けない曲は、あらかじめ手をつけてみて、行き詰ったら寝かしておく、っていうのもアリだと思う。これからの人生、一番若いのは今だからね。

間をおいて繰り返し取り組むと、だんだん深まってくるし、「一回」の取組の中では無理がない。

「一回」があまり長くなると、飽きてダラダラになっちゃうし、そうでなくても進歩に限界が来てあまり進まなくなっちゃうから。

これは何かに似ている…日能研の(他塾でもたぶん同様だけど)「らせん型カリキュラム」ってやつね(^^;; 飽きっぽくて短期(短気)集中に強い人にはうってつけ。新鮮な気持ちで集中して練習する機会をたくさん作れるのと、他の何かを身に着けてまた戻ってくるとスッと先に進めるから。

今年は、「ひとつの曲を二回以上レッスンに持っていく」を目標にしたけど、そのほかに、過去の「もったいない曲」をリユースするってのをやってみよう。そして、やりたい曲にはとりあえず手をつけて挫折して(笑)、将来にも投資しよう!!

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