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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

弦楽四重奏にのせて歌う心

2011年06月18日 | バイオリン
昨日は中川先生1stバイオリンを務める弦楽四重奏によるチャリティーコンサート。

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区の会館で行われる、手作り感あふれるコンサートであるためか、客層はぐぐっと年齢層高めで、近所の方が気軽に聞きにきているのかなという感じ。

それに合わせて、選曲は耳になじんでいる曲を中心に、前半はクラシック、後半はポピュラー。

前半の
ヘンデル ラルゴ(オンブラマイフ)
モーツァルト ディベルティメント第一番
プッチーニ トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」
ブラームス ハンガリー舞曲第五番
ボロディン 弦楽四重奏曲第二番 第一楽章
のうち、聞いたことがなかった曲はボロディンのみ。クラシックをふだん聞かない人であっても同様ではないでしょうか。

でもあらためて、モーツァルトのディベルティメントは、弦楽四重奏の良さを真っ向から生かした曲で、さすが。楽しい曲です。いつかこんな曲ができたらいいわねぇ(^-^) そのためには音階がさかさか弾けるようにならないと話にならないけどね(^^;; そういえばフルート吹いてたときも、最後までどうにもかっこうがつかなかったのがモーツァルトだっけ。

ボロディンは、知らなかったけどとてもすてきな曲です。曲の合間のトークで、ボロディンさんが作曲だけでなく医者であり科学者であった人だと知りましたが、帰ってきてからぐぐってみると確かに。。ボロディン反応というのは、ハロゲン化アルキルの合成法だそうな。なんのこっちゃ。

後半の
眠りの森の美女よりワルツ
星に願いを

マイウェイ
ハリーポッターメドレー
の中で、イチオシはハリーポッターメドレー。不思議な響きが随所にちりばめられた、魔法力たっぷりの音楽が、とてもうまい編曲になっていて、弦楽四重奏をよく生かしていました。演奏はとても難しそう。

曲の合間あいまに挟まるトークは、主にチェロの人と中川先生が担当していたんだけど、2ndの人とビオラの人も一度ずつしゃべりました。

ビオラの人のは、プロとして駆け出しのころの失敗談。トラ(エキストラ)でプロオケの演奏会、ビオラの末席と管の席は至近距離。曲はベルリオーズの幻想交響曲で、管の人が長い長い難しいソロを吹いている間、とても緊張して自分でもそのソロを演奏している気持ちで張り詰めて聴いていた。曲が終わって、万雷の拍手の中、指揮者がそのソロで活躍した奏者を立たせようとしてそちらに合図を送ったとき…(オチはおわかりですね(*))

というわけで天然系らしいこのビオラの方。演奏はとてもうまくて、がっしりとこの四重奏を支えていました。音色もとても素敵。

そして最後の曲「見上げてごらん夜の星を」は、歌詞がプログラムに印刷されていて、みんないっしょに歌ってねという趣向だったのだけど。これが、「日本が再び元気になりますように」という願いをこめて(そのような説明があったのでその気になり)、それを弦楽四重奏にのせて歌ってみると、なんかとても心にしみる曲なのです。最後はうるっとしてしまいました。

お約束のアンコールは、勢いよく「情熱大陸」でシメ。とってもよかった!!

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(*)はい、自分も立ってしまったわけです。