ANANDA BHAVAN 人生の芯

ヨガを通じた哲学日記

若い才能

2024年05月11日 | 日記
若い才能

 私は寝る前にYouTube で好きな曲を聴くのが習慣になっていまして60’代や70’代の曲も懐かしくてよく聴きますが、直近の曲で良いものを探すのも楽しみです。そして最近ハマっているのがアリィ・ヴェナブル(Ally Venable )。インターネットで調べてみますとアリィは1999年4月の生まれとありますので先月25才になったばかりのアメリカはテキサス出身の白人女性。ブルース・ロック・ギタリストのシンガー・ソングライターで12才の時からステージに立ち、自らのバンドを率いて活躍中の今が旬のミュージシャンで、若いのにキャリアは充分なようです。

 私がYouTube で初めてアリィ・ヴェナブルを知ったのは「Texas Louisiana」でした。年が70程も離れたブルースの大御所バディ・ガイ(Buddy Guy)との掛け合いが楽しい曲で、曲はブルース様式なので歌は主旋律を繰り返すだけでサビに展開しませんがギターの演奏がそれを補って余りある軽快な曲です。「私は農家の娘、僕は貧乏人の息子」との掛け合いがチープで楽しく、後にこれの歌詞付きバージョンも見つけました。

 そしてアリィの曲はもっと無いかと探していたら、有りました。「The House Is Rockin' 」、これはロックンロールの曲で、黒人男性のギターと白人女性のキーボード、そしてアリィが同じメロディーを替わりばんこに歌っては演奏します。アリィはライブ演奏の際によく着るキラキラ光るタイトな黒のミニスカと長袖の上下、そして黒のニーハイブーツで決めています。ブルースも良いですがロックンロールも軽快でなかなか良いです。そして次は「One Sided Misunderstanding」。最初は気付かなかったのですがここでは3本のギターを多重録音、曲と映像がぴったりと進むので多重録音に気付くのが難しく、最近の映像技術は良く出来ていますね。

 次に見つけたのは「Real Gone」でした。黒いラテックスのパンツにピンクのショートブーツがカッコいい嘆きの歌です。間奏ではブーツでペダルを踏みますとギターの音がワォワォワォと響き、デスパレート(絶望的)なサウンドに本人もうっとり入魂の様子。

 「Devil's Son 」はブルース感あふれるスライドギターのイントロが私を引き込みます。ゆっくりとしたイントロから突然テンポの良い歌に。歌は単純な主旋律のくり返しですがスライドギターがカッコよく、特に最後はギターをぱっと止めてドラムに移行、ぱっと止めてドラムに移行、ぱっと止めてドラムに移行を繰り返してのエンディング、泣かせます。恨みの歌でしょうか。

 最後に「Sleepig Through the Storm 」。「Devil's Son」と同じような展開の曲ですが途中でのベースギターとリードギターのユニゾン(同時に同じメロディーを弾く)が堪りません。おっしゃれー!

 最近はYouTube では古い曲だけで無く最新の曲も登場し、ローリングストーンズの最新アルバムの曲やテイラー・スウィフトの曲も聞けまして時代も随分変わりましたね。YouTube で自分に合った新しい曲を探すのは楽しいもので、アリィ・ヴェナブルの次にまたお気に入りのミュージシャンは現れますでしょうか。

 ところで最近、和田秀樹と言う人が脳の老化を防ぐには前頭葉を刺激するのが良いとして、その為に必要なのは新しいものへの意欲と感情だと言っていますが、YouTube でこういった若い才能を探すのも前頭葉刺激に効果が有りそうですね。

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