@シネマカリテ
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共に小さな劇団に所属する夫婦(シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリドゥスティ)は、
ちょうど劇作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演していた。
教師として教壇にも立つ夫が家を空けた隙に、
転居したばかりの家で妻が何者かに乱暴されてしまう。
その日を境に二人の生活は一変し……。
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「セールスマンの死」の内容を理解してたらまた違う見方があるのかもだけど、
私は、男尊女卑が色濃く残る国家色と、
そこから派生する男女感の齟齬とか、
そういうのが、見ていて、とても哀しくなる映画でした。
私は分かりやすい復讐ものが好きだけど、
復讐が果たされた後に、モヤモヤするのも好きで。
本作は、完全に、後者。
犯人を追い詰めるミステリーとしての色は薄いけど、
心理サスペンスとしては、秀作だと思います。
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