本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

ラブコメ枯渇中。【雑談】

2013年05月31日 | 【雑談】
昨日、仲良しの同僚とゴハンに行きました。

彼女とは、同い年ということもあり、
世代的話題が非常に盛り上がります。
とりわけ、お互いに好きなエンタメの話になると止まりません。時間無制限。

昨日はマンガ一択で、延々とおしゃべりが続いたのですが、
そこで、お互いが好きなジャンルについて話しました。

彼女は、ミステリー的な要素を持っていたり、
謎が徐々に解き明かされていくタイプのマンガが好みだと最近認識したそうで。
愛読書は『ジョジョ』を真っ先に挙げる人です。
昨日も「もう3部じゃなくて4部でもいいから!」と激しく薦められました(笑)。
…いや、近いうちに読む予定ではいるのだけどね。。


対する、あたしですが、
結局のところ、多分“ラブコメ”が好きなのだということに気づきました。

…何の告白だ。


元々、あたしは映画・小説なども含めて、
“エログロ”とされる激しいジャンルが好きなんだと思ってました。
(先日相方から「お前は惨殺ものが好きだから」と言われました。大丈夫か、あたし。)

ちなみに、相容れないと思われるかもしれませんが、
“エログロ”と“ラブコメ”は共存可能です。
片方が軸となって展開する物語の中に、他方が混じるのはよくあること。
重要なのは、その比率とバランスとタイミングなのです。


最近、とある深夜アニメを見ていて、
なるほど、あたしはどんなジャンルにおいても、
ラブコメ要素が好きで、且つ絶対なんだな、と唐突に思ったんですよ。

しかも相当めんどくさいのが、ラブコメなら何でもというわけでもなくね。
・必ず1on1であること。三角関係ならば優劣が目に見えていること。
・ツンデレは程々なら。でも無いに越したことはない。(ただしイケメンに限る。)
・ハーレムものは最もNG。(但し最初から相手が1人に確定しているのであれば許容。)
など、設定の1つ1つにケチをつけるので、ふるいにかけて残る作品は余り多くはなかったりするのです。


そうだ、最近のあたしは、“エログロ”に傾倒しすぎて、“ラブコメ”が欠乏している!!!

(つーか、アラサーなんだからそろそろマンガを卒業しろよと。)

そう思ったが、最後。
ゴハンの帰り、マンガ物色に2人で本屋へGO☆


新しいマンガを探す、というよりは、この歳になり、
面白かった懐かしのマンガを読みたい!となってしまったのが運のツキで。
文庫コーナーで片っ端から手に取りつつ、これ良かったよね、あれどんな話だっけ?と、トーク延長戦。

いやー。超楽しかった(笑)。
2人して、TAKE FREEのマンガ文庫目録を、嬉々として頂いて参りましたよ。


おかげさまで。

現在、いよいよ我が家に本棚を購入すべく、
掃除・模様替え、価格調査・品定め、と日々尽力しているのですが、
その前に、買いたい・読みたい懐かしのマンガ達が数多く浮上していて、
底なしの物欲を抑えるのに必死です。


せめて本棚を調達してから…と思ったのに。
Amazonて、本当に罪作りですね。
「ほしい物リスト」が溜まる一方ですよ。

でも、情熱が続く限りは、読みます。
だって、“エログロ”とか“ラブコメ”とか関係なく、マンガすきなんだもの。

中学生円山【映画】

2013年05月24日 | 【映画】
クドカン監督の新作映画を見ました。

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思春期を迎えた中学生・円山克也(平岡拓真)は、
ある目的のために柔軟な体が必要だと判断し自主トレに励むうちに、
妄想の世界にトリップするようになってしまう。
そんなある日、同じ団地に謎めいた
シングルファーザーの下井辰夫(草なぎ剛)が引っ越してくる。
ある日、近所で殺人事件が起こり、
克也は下井が犯人ではないかと妄想し始め……。
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発想の着眼点が面白いです。
男子ならば誰でも一度は通る道(らしい)。
それをここまで発展させて着地させているのは、
やはりクドカンの物書きとしての才能ゆえでしょう。

が、正直映画としては少し地味です。

ハチャメチャなストーリー展開ですが、
これならばちょっと舞台で見たいなと思いました。
しかもパルコ劇場とかじゃなくて、下北駅前、せいぜい本多劇場あたり。
題材が日常なので、映画にすると少し物足りなくなったのかしら。

前作「少年メリケンサック」の方がテンション高くて
それと比較しての物足りなさかなとは思うので、
総じて、まあまあ面白かったかな、という印象です。


草ナギ氏の何というか得体の知れない雰囲気作りはとても上手かったし、
円山役の少年も非常に良かったです。
(若干イケメン過ぎかなとは思いましたが。)
その他、三宅弘城とか、皆川猿時とか、池田成志とか、その類の大御所さん達が、
こぞって悪ふざけをしている図も非常に楽しめました。
あと個人的に、妹役の子が可愛らしくて好きです。


地味な話、とは言いましたが、
ストーリー展開としては、非現実的で少し突飛でしたが、
それでもキレイにまとめられていたと思います。
正直なところ、ちょっと無理矢理な感じもしましたが、
クドカン作品ならば、これもアリだと思いました。

ネタとしては万人ウケするかどうかは微妙ですが、
とはいえ、ツボに入れば面白いとは思うので、
明るい下ネタが好きな人なら、楽しめるかなと。

藁の盾【映画】

2013年05月03日 | 【映画】
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少女が惨殺される事件が起き、
殺人事件の懲役を終えたばかりの清丸(藤原竜也)が指名手配される。
清丸を殺せば10億円の謝礼を支払うという新聞広告が出され、
身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭。
清丸の命が狙われるという状況下、
警視庁警備部のSP銘苅(大沢たかお)と
白岩(松嶋菜々子)は凶悪犯を移送することになる。
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設定は新しいと思いますが、
如何せん、筋が通っていないというか、
色々と物足りなくて残念な映画でした。
撮影とか演出は悪くない気がしたので、
原作のせいかなとも思ったんですが、どうなのかな。。。

死ななくてもいい人が死に過ぎている印象で、
何だか途中から辟易してしまいました。
ラストについては賛否あるでしょうが、あたしはこれで良かったと思いました。
(相方は納得いかなかったようです。)
偽善的かもしれないけれど、日本は法治国家ですから。。。

ただまあ、それまでの物語の展開で、
清丸に対して、いまいち怒りが沸いてこないので、
正直ラストについても、言葉は悪いけど、
どっちでもいい、という印象しかなかったです。

状況は分かる。設定もそれぞれの立ち位置も分かった。
だけど、その事実があるだけで、背景がものすごく薄っぺらいので、
観客として感情移入が全く出来なかったんです。

前提としての善悪をはっきりさせないと、
世の不条理を感じることが出来ないのではないか、と。
善悪自体を問う映画、というのもありますが、
この映画はそうじゃないんじゃないかな。
“清丸を守ること”の善悪は問われるかもしれないけど、
清丸自体の善悪は、明白でしょう。
それがいまいち実感できなった故に、こんな感想になったのかなと思いました。


ちなみに役者はみんな良かったと思います。

大沢たかおは、特に好きでも嫌いでもありませんが、
この映画で初めて素晴らしいと思いました。(失礼。)
清丸との対峙シーンは鬼気迫る雰囲気がよく出ていたと思います。
松嶋菜々子は、老けた…?(失礼パート2)と思っていたら、
途中のセリフで役作りだと気づきました。そうだよね。そらそうだ。
彼女もキャラ設定が一貫していて良かったと思います。
永山絢斗は残念。ベテランに囲まれて緊張した感じ。もう少し頑張れ。
岸谷五郎はさすがの人ですが、この役はあんまりだった。
そして、山崎努のおじいちゃんぶりは、マジで心配になりました。。。

藤原竜也は、個人的には本当に好きな俳優なのですが、
彼自身のせいというよりは(ここフォローね。)、
キャラ設定のせいか、それとも脚本のせいか、
サイコパスぶりが、いまいちフワフワしていたのが残念でなりません。

藤原竜也がサイコパスを演じる!!!
これだけで、あたしにとってはかなり見る価値があるんですが、
ちょっとだけガッカリしました。
やっぱり彼は小奇麗だから、いまいち伝わらないのかなあ…。
いつもは贔屓目上等のあたしですが、今回はナシです。


全体通して飽きずには見れたので、面白いと思う人も多いと思います。

ただ、犯罪者をクズとして描くには、昨今の日本映画は上品過ぎる気がします。
相方も言ってましたが、
「悪魔を見た」くらいパンチが効いたのを期待してしまうと、どうしてもね…。


大沢たかおのファンには是非見て頂きたい映画ですが、
DVDでもよいかと思われます。
興味があれば是非。



余談の独り言。

TVの放送規制などもそうですが、
過激表現を排除する風潮は、やはり弊害も生みますね。
過激なものが面白い、という訳では決してないけれど、
面白くなりえたものが、そうならなかったということがあるならば、
エンタメ愛好家としては、非常に残念でなりません。

この作品に限ってじゃないけどね。

アイアンマン3【映画】

2013年05月03日 | 【映画】
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スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、
地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンこと
トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。
だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、
それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。
そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、
これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。
何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。
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「アイアンマン」は初めて劇場で見ました。

1作目のDVD、ヤバイ面白いぞ、となり、
2作目のDVD、あれ?失速??となり、
3作目の予告編で、珍しく相方が見たい!!となり、行きました。

今年見た洋画の中で、ダントツに面白いです。
ハリウッドにここまでされたら、
日本はどんなに頑張ったって、大作映画で敵うわけがないです。
圧倒的でした。

ちなみに
映像とか規模とか、そういうのだけじゃないですよ。

娯楽として、エンターテイメントとして、
総合的に評価が高いです。

アトラクションとしても楽しめ、興奮させてくれるし、
ストーリーも王道ながら、でもそこそこ面白い。
ツッコミどころは沢山あるんですが、所詮フィクションだし、
そもそも、そんなこと気にならないです。

久しぶりに、両手放しで楽しめる洋画でした。傑作だと思います。


DC、MARVELのアメコミヒーローは本当に数多く映画化されていますが、
原作マンガを知らない相方とあたしが一番好きなのが、アイアンマンです。

超能力ではなく、普通の人間として、
ずば抜けた知性と、莫大な財力を持ち、
自分で開発したメカで、全部自分で片付けちゃって、
挙句「趣味だよ。」とか言っちゃうとことか。
重苦しい葛藤とか一切しないポジティブさとか。
正体隠す気ないとことか。(TVで住所言っちゃうとことか。)
とにもかくにもブレない所が、とても粋(いき)で、すごく良いです。
(引き合いじゃないけど、対して低評価なのがスパイダーマン。調子には乗るくせにウジウジするから。)


ただまあ、若干ネタバレ恐れずに言うと、
公開前の触れ込みが、“さらば、アイアンマン。”だったようですが、
“『アベンジャーズ2』製作決定!”という予告編とかやったら、
アレ?辞めないの??とはなるよね(苦笑)。

そのくらいかな。

連休中に3本映画を見ましたが、これが一番でした。

DVDでいいや~、と思っている方、
これはきっと大画面の方が面白いと思いますよ。
迷っているなら、是非!



ちなみに超絶余談ですが、
本作で、ロバート・ダウニー・Jr.が死ぬほどカッコ良くてね。。。
あ、あたし、オジサンもイケるんだなと思い知らされました(笑)。
何でも全力でやる、て素敵なことだよね。

劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ【映画】

2013年05月01日 | 【映画】
すごく面白かった深夜アニメの劇場版を見ました。
恐るべし、と思ったのですが、単館上映ゆえか連日満員のご様子。

だいぶ観客が限定されるジャンルだと思っていたのですが、
人気作なのだということを実感させられました。

ちなみに、ゲームも非常に興味ありますが、
時間も機械もないので見送ってます。廃人になりそうなので。。。

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Xbox 360用ゲームとして登場し、多彩なメディアミックスも展開してきた
人気作を映像化した近未来SFアニメの劇場版。
テレビアニメで監督を務めた佐藤卓哉と浜崎博嗣が総監督として参加するなどスタッフが再び集結し、
テレビアニメ版のその後を展開。
自らを狂気のマッドサイエンティストと呼ぶ主人公の大学生の発見により、
世界規模の事件に巻き込まれる主人公と仲間たちの姿を描く。
タイムパラドックスの悲劇と仲間たちの絆をテーマに、
完全新作として作られたストーリーの行く末は必見。
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※あらすじ書いても意味不明かもと思ったので解説を転載しました。


長々と書くには、あたしはにわかなのでちょっと躊躇するところですが、
一般的な映画としては見れない作品だと思います。

製作者がインタビューで言っていた通り、
“アニメ放送を見ていた人にしかわからない”というのは本当で、
(ゲームのみプレイした人にはどうかは分かりませんが。)
アニメの展開ありきで話が進むので。


同じことの繰り返し、すなわち結局ループかよ、と思ってしまったり、
且つ、前半から繰り広げられるラブコメ全開のシーンとかにも辟易したり、
途中でちょっと飽きてしまったのも事実ですが、悪い映画だったとは思いません。

終盤にかけての物語のたたみ方は、少し駆け足&強引ですが、
個人的には、それほど気になりませんでした。
OVAとかでも良かった気はしますが、
オープニングとかエンディングとかは気合い入っていたし、
大音量&大画面で見れて良かったかなとは思いました。

ネットでは“時間が足りない”という評価が多いようですが、
最終的にハッピーエンドに向かう話だとは思っていたので、
これ以上(例えば、30分くらい)引き延ばして細かい説明を加えられたら、
正直あたしは完全に飽きてしまっていたと思います。テンポ重視の人間なので。


あと、追加で個人的嗜好の話で申し訳ないのですが、
今回の話のメインキャラクターが個人的に好きではないので、
要らない恋愛描写も含め、ちょっとイライラしてしまいました。


とはいえ、稚拙な邦画作品等と比較すると、脚本は全然良く出来ているので、
フラットに見れば、完成度は低くないと思います。
ファンタジー、て実写でやると本当にお粗末になることが多いけれど、
まあ、アニメだしいいんじゃないかなと。
逆に、変にリアル思考を貫いているアニメ映画は、
気取ってる風に見えて敬遠されたり…難しいとこですが、
今回は、適材適所、というべきでしょうか。


本放送を見ていた人であれば、そこそこ楽しめるとは思いますが、
後日談なので、見なくても問題ないですし、補完の必要もないです。
(ちらっとあった未放送シーンは、ちょっと震えるものもありましたが。)
なので、興味ある人はどうぞ、というところでしょうか。


ちなみに余談で、ちょっとオタクみたいなこと言いますと、
“ツンデレ”という、所謂万人受けしないであろう属性が苦手なあたしでも、
シュタゲは、物語が面白かったから、本放送は最終回まで楽しく見れました。

ただ、映画を見て、あたしはやっぱりダメなんだなと実感しました。
イライラするんだよね、誰とは言わないけれどメインヒロイン(笑)。
ラブコメは、嫌いじゃないはずなんですけどね…。。

なので、純粋に脚本はよく出来ていて面白かったね、という感想だった相方と比べると、
個人的嗜好により、評価は高くなりませんでした(笑)。あしからず。