本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

2010年7月期TV備忘録。【TV】

2010年09月29日 | 【TV】
今期のドラマもほぼ終わりましたねー。
例年になく、複数のドラマを追っていたので、
わりと一週間楽しんでTV見てたように思います。

そんな訳で感想など。


◆ハンチョウ(月8)
相方がとても大好きなので、
影響されて見れる時だけ見てました。
ストレスが堪らない刑事もの。安定感がありました。

◆JOKER(火9)
堺雅人の起用で成功した感じ。
途中までは面白かったんだけど、
最終回前に結末が読めてしまったかも。残念。
でも全体的には面白かったです。
続編作りそうだなぁ。

◆新警視庁捜査一課9係(水9)
こちらも刑事もののシリーズ作品。今期、刑事もの多くない??
イノッチがどうというよりは、
吹越満と田口浩正の掛け合いが面白すぎました。
展開もどんでん返し万歳みたいな感じで、
結構予測不能で面白かった気がします。

◆ホタルノヒカリ2(水10)
もう、1にも2にも、藤木直人な水曜日を過ごさせて頂きました。
最後の方は病気でした。自分。
映画化の噂もあってヒヤヒヤしたんだけど、
普通のハッピーエンドで良かったっす。
DVD-BOXもちょっと欲しいんですけど。。。

◆もやしもん(木・深夜)
これ、ドラマとして書いていいかな、ノイタミナ枠の挑戦。
もやしもんなんて実写化無理だろうと思っていたけど、
案外普通に見れました。
主役の彼が、演技がうまくなっていたと相方が絶賛してました。
昔どんなんだったんだよ、一体。

◆うぬぼれ刑事(金10)
今期、一番笑わせて頂きました。出来としては、今期いちばん好き。
クドカンが、長瀬と言う素材を存分に使って
好き放題やった感じです。非常に面白かった。IWGPと比較すると余計に笑える。
ただ、美女の年齢層が若干高めでは…とは思いましたが。
個人的には、長瀬にはどんどんこういう路線で突っ走って欲しいです。

◆熱海の捜査官(金11)
ほとんど録画溜めで観れていないのですが、
最終回だけちゃっかり観ました。(最も邪道。)
何か色々と考察がめぐりそうなドラマです。
ちゃんと観たら面白いかも。
ただ、三木聡のコメディが好きな人には、うーん…て感じみたいです。
相方は微妙そうでした。

◆モテキ(金12)
まだ終わってないんですけど。
毎週毎週、森山未来にイライラしながら観てました(笑)。
彼の演技力が素晴らしい。
ドラマとしてはテンポ良く作ってあったので、
とても見やすかったですし、楽しめました。
でも、原作に忠実なのであれば、このマンガは読めないなぁ。
あたしはあんな男は願い下げじゃー。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」とは、似て非なる印象です。


気付いたら、今期は連続ものを複数チェックしていて
上記ドラマの他にも、深夜アニメとか割と流しつつ観てました。
毎週、TV欄チェックに余念がなかったです。
水曜なんか「ホタルノヒカリ」のための生活リズムにしてたもんなぁ。。。

ちなみに、次期のドラマはあんまり目ぼしいのがない。
「秘密」と「相棒」、「SPEC」くらいかな。
個人的には短期ですが、「おじいちゃんは25歳」が非常に気になります。




アラサーになってもTVっ子でいいじゃん。

ラブコメ【映画】

2010年09月27日 | 【映画】
何故か初日に見ました。

原作のタイトルに惹かれて
数年前に読んだ「ラブコメ」。
当時はあたしもまだ純粋だった(??)から、
わりと、というか、かなり好きなジャンルだったと記憶しています。

映画化の情報を見て、
あー、懐かしいなー。と思いながら見に行きました。
原作は読み返さずに。
その方が楽しめると思ったので。

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生花店を営む真紀恵(香里奈)は毎日目が回るように忙しく、
恋をしているヒマもない。
かなりの美人なのに彼氏いない歴1年11か月の彼女は、
ある日17年ぶりに幼なじみの美晴(田中圭)と再会する。
真紀恵に恋心を抱きつつもなかなか思いを伝えられない美晴のことを、
生花店のアルバイト店員涼子(北乃きい)と声優の西島(渡部篤郎)は、
やきもきしながら見守っていて……。
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勝気で男勝りなヒロインと、
純朴系草食男子の、文字通りのラブコメです。
このまま少女マンガにしても良いくらいの王道ぶり。

映画は、当時のあたしが想像した小説「ラブコメ」の実写化を
そのまま具現化したような出来でした。

満足度というよりは、
完成度(実写での再現度)が高かったように思います。
それほど思い入れがあった訳ではないので、
キャストにも演出にも、あまり要望が無かったのが幸いしたみたい。


香里奈も、田中圭も、
アクの強い個性が、あまり無い俳優だからこそ、
「ラブコメ」の世界観にぴったりはまっていて、
違和感なく見れました。
可愛らしいなぁ、という感じ。
あと、佐藤二朗氏がいい味出してます。


上映時間が90分程度というのもイイ。
普通のラブコメを2時間見せられるのは、
正直苦痛な人は沢山いると思うから。
洋画・邦画、問わずね。

シンプルイズベスト、という言葉が
とてもあっている映画だと思います。


ちなみに、ストーリーにはあまり触れていないけど、
目新しさはないです。そらそうだ。ラブコメだもの。
でもその分、ひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれているので、
あまり飽きずに見られると思います。

個人的には、
美晴(田中圭)が脚本を書いているアニメがあまりにもロリロリ(笑)で、
あんまり好きじゃなかったのが唯一の不満点かなぁ。
でも、その主人公キャラの声を当てているのが渡部篤郎、というのは面白かったけど。



ドロドロの恋愛ものは苦手。
純愛、とか重いのはちょっと…。
でも何か、軽い恋愛映画を見たいなあ、という女子や
カップルにイイんじゃないかしら。

但し、前売り券の取扱いがないので、
サービスデーに見に行くことをおすすめします。

トイレット【映画】

2010年09月25日 | 【映画】
祝日にふと時間を持て余したので、見てきました。
相変わらず混んでいる新宿ピカデリーにて。

あたしは基本的に、大雑把でずぼらですが、
映画を見るのは、計画立てていく人です。
時間あいたし今日見よう!!とかでは、あんまり行かないのだ。


「トイレット」はタイトルにすごく惹かれて。
荻上直子監督(「かもめ食堂」「めがね」等)のことも、
前々から気になっていたので、今回初めて見ましたが、
ブレない、良い監督ですね。

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プラモデルオタクのレイ(アレックス・ハウス)、
引きこもりピアニストの兄モーリー(デヴィッド・レンドル)、
エアギターで自己実現のアイデンティティーを保っている
大学生の妹リサ(タチアナ・マズラニー)の三兄弟は、
人生は退屈の繰り返しに耐えることだと信じて疑わなかった。
しかし、生前母親が日本から呼んだばーちゃん(もたいまさこ)との日々を過ごす中で、
三兄弟の心に少しずつ変化が起こり始める。
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あらすじを読んだだけで、
家族の絆を描いた作品だということは分かりますが、
それだけで言い表すには勿体ない。

普遍的なテーマが押し付けがましくなく、
穏やかな、可愛い映画でした。


3人の兄弟のやり取りとか、
「家族」としての空気感とか、
そこに加わる、もたいまさこ演じる「ばーちゃん」の、
少し異質な、でも何故か馴染んでいる感じとか、
登場人物のアイデンティティと家族の在り方を描いた、
とてもとても秀逸な映画だと思います。

使われている言語が日本後ではないのに、
どこまでも邦画的な空気感がすごく溢れてるのも不思議。
撮影場所はカナダで、街並みも全然違うのに。
なんだろうね、この安心感は。

俳優さん達は全員素晴らしかったけれど、
やはり、もたいまさこさんの好演が光ります。
全編通して二言しか発しないのに、あの存在感はさすが。脱帽。




この映画の登場人物は、
全員が、とても不器用に見えるけど、
お互いに足りないところを補完する存在が、家族なんだと、
空気感で悟らせてくれる。

「ばーちゃん」との距離を縮めていくにつれて
自分の“ホントウ”を見出していく兄弟達と、
それとともに笑顔になっていく「ばーちゃん」。
そこに静かに佇む「トイレット」は
国とか文化の違いはあれど、ずっと変わらずそこにある。
そして、「日本の偉大なるテクノロジー」をもって、新しい一歩を踏み出す。

全編通してこの家族を暗喩しているのだろうなと。うまいなー。

あとは、後半。
レイの友達の、あの一言にやられた。
シンプルだけど、物凄く重要なことを言いましたよ、インド人の彼。
思わず、レイと同じく「もしかして良いヤツなのか??」と反応してしまったわ(笑)。

セリフも、シーンも、すべてに無駄がないので、
穏やかながらも、とても見応えがある映画でした。


あたしは家族ものの映画をあまり見ないんだけど、
この映画はとても好きだなぁ。



クスっと笑えて、
ちょっと泣ける。

本当に秀逸な、『日本の偉大なる』映画です。

おすすめです。

もはや中毒。【雑談】

2010年09月21日 | 【雑談】
わたパチが好きです。
あ、駄菓子です。パチパチ食感のわたあめ(???)です。



食べた後に、
胃の中でもパチパチしてる感がすきです。


テキヤのわたあめとかは、あんまり好きじゃないのに。
何が違うんすかね(笑)。



ちょっと前に、
死ぬ前に食べたい3品を挙げるなら、という質問に、
『生春巻きと、ラーメンと、…わたパチ。』
と答えたあたしは、
一瞬、周囲を引かせました(笑)。



そして、その日の帰りに、
また、わたパチを買いました。


最近は、“1日1パチ”ペースです。


一人暮らしにしか出来ない贅沢だなー。

BECK【映画】

2010年09月21日 | 【映画】
結構叩かれてると予想してたんですが、
Yahooレビュー見るとそうでもないですね。

今年公開されたバンドを扱った邦画は主に3作品。
(知らないだけで他にもあるかも??)

「BANDAGE」、「ソラニン」、そして「BECK」。

まあ、題材としてはそれぞれ全然違うんだろうけれど。
少なくともあたしが見た後者2作品のうち、
(注:「BANDAGE」は見る気も起きず。言わずもがな。)
「BECK」の方が映画としての出来は良かったと思います。
あたしは楽しめました。まぁ勿論原作未読者としてハードルの高さの違いはあれどね。


ストーリーとしては青春群像劇、といったところでしょうか。
わりと一般的なサクセスストーリー。

マンガは巻数も多いし、かなり端折っているんだと思いますが
映画としての違和感はなかったです。前後編とかで二本立てにする必要はないと思う。
非現実性は仕方ないと思います。だってフィクションだし。

でも、バンドを扱う作品として、フィクションながらも、
どこまでリアリティを持たせられるかがカギにはなると思う。
フェスのシーン然り、その世界に精通している人にとっては
納得いかない点も多かったかも、とは思います。

だけど、堤監督は映画としての見せ方をきちんと分かっている人だから、
万人が見やすいように作っているなという印象はあり、
このジャンルにあまり詳しくないあたしみたいな人間は、好意的に受け取れました。
あくまでも、個人的にね。


そして。

原作マンガが人気であるが故、
ストーリーと共に危惧され、批判の対象になりやすいのが、
御周知の通り、キャスティングです。

原作未読の一個人としては、ほとんど、違和感なく見れました。

演奏技術とかは、あたしには分かりませんが、
絵だけ原作と比較したら、BECKメンバー全員遠からず、て感じです。
佐藤健なんて、ほぼ原作通りの風貌じゃない??(若干イケメン??)
桐谷健太はとても頑張っていたし、
向井理は文句なくカッコいいし、
中村蒼君は最近のあたしのちょっとしたお気に入りなので、贔屓目全開で良しとして(え?ダメ??)。
ポッキーの子は予想以上に可愛かったです。

然しながら、唯一の気になったのが、水嶋ヒロ。
見た目は抜群にイケメンでしょう。(あたし好みではないけども。聞いてないか。)
ただ、同じ位、演技力が抜群に不足してると思います。他の役者陣に比べて。
目ヂカラがある分、セリフ回しが本当に勿体ない。浅い。軽い。感情が見えない。
フォローする訳じゃないけど、個人的に水嶋ヒロは嫌いじゃないです。
だから余計に惜しいなと。
「東京DOGS」の時から、全く進歩してないように見えてとっても残念でした。

あと、素朴な、シンプルな感想としてひとつ。

…主役、佐藤健じゃない???

原作もそうなんだから、映画もそうすれば良かったのに。

でも、きっと業界的な事情も絡んでるとは思うから、
これについては、水嶋ヒロが可哀想だなとは思います。
製作決定から公開までの間に色々状況の変化があったんだろうし。
しかしそこの違和感はやはり拭えず。


それと、肝になるシーン。

ある意味ネタバレなんだけど、
コユキの歌うシーンについては、賛否両論あるでしょう。
あたしは、映画の見せ方としては、これで良かったんじゃないかとは思います。
ハードルを上げ過ぎてもどうかなと思うし。
それにどうやら原作者の要望らしいし。
佐藤健としてはちょっと残念だったかもだけど、
逆に、彼の作品作りに対しての役者意識の高さが、個人的には感じられました。
(どっかの女優は、会見で文句言ってたこともあったしね。)

まあでも、色々見せ方等に意見はあれど、
やっぱり最後のライブシーンが、この映画の見どころかなと思うので、
興味があれば大きいスクリーンで見てほしいなという気がします。

DVDだと魅力半減かも。
特に、イケメン達の(笑)。