本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

22年目の告白-私が殺人犯です-【映画】

2017年07月27日 | 【映画】


@新宿ピカデリー

藤原竜也が、クズを演じるとなると
絶対に見逃せない。
いちファンとして、というのもありますが、
彼のクズ演技は、外さない。
上手いから、という意味ですよ。

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阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年、
三つのルールに基づく5件の連続殺人事件が起こる。
担当刑事の牧村航(伊藤英明)は
もう少しで犯人を捕まえられそうだったものの、
尊敬する上司を亡き者にされた上に犯人を取り逃してしまう。
その後事件は解決することなく時効を迎えるが、
ある日、曾根崎雅人(藤原竜也)と名乗る男が
事件の内容をつづった手記「私が殺人犯です」を発表し……。
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一応、オチがある話なのですが、
普通に観ていたら、途中で分かるかと思います。
私も、全部とはいかないまでも、
ある程度、見当と目星はついたので、
意外性はありませんでしたが、
それでも、演技合戦は楽しめました。

まあ、メディアが絡む犯罪モノは
色々と非現実的要素も入り込むので、
ツッコミどころは仕方ないです。

それでも、この話はよく出来ていたと思うし、
オチが予想出来ても、最後まで面白かったです。
原作になった韓国映画は観ていないのですが、
ちゃんと日本の話に落とし込めていたと思います。

凄く面白かったし、満足です。

上映間に合うかなー。
観る価値あり、と思います。

メッセージ【映画】

2017年07月27日 | 【映画】


@TOHOシネマズ新宿

お菓子の「ばかうけ」とのコラボポスターを見て以来
あの印象しか無くて、
本編中も、ばかうけだーーー、と思いながら観ました。

物語は、何だか哲学的で、
どうしてコラボOKしたんだ・・・ということだけが疑問。

非常に面白かったです。

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巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。
世界中が不安と混乱に包まれる中、
言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は
宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。
彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、
彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。
やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、
彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、
人類に向けられたメッセージが判明し……。
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宇宙人(と思われる存在)と、
言語学者が、文字を用いてコミュニケーションを図ろうとする、というのは
宇宙人モノの映画としては、非常に斬新だと思いました。
(宇宙人モノは、ほとんどがバトル・パニック・ディザスタームービーですから。)
本作は、どちらかと言うと、サクセス(と言えるかはさておき)ストーリーとして
観ていて面白かったです。

途中、断片的に入り込む映像も、
後に伏線として回収されます。
壊れた家族が修復されていくような展開にも見えて、
脚本が、よく練られているのだと思いました。

ラストの展開は、人によって観方は変わるけど、
あの決断は、勇気がいると思う。
私は、もっとズルい発想に至るな、きっと。

宇宙人(しつこいけど、と思われる存在)が、
人類に伝えたかったことを
今後、人類がどう活かしていくかは定かではないけど、
新しいテクノロジーが、外部からもたらされた時の混乱、と言う意味では、
地球人(中には日本の北海道も入ってたけど)は
学習して、適応して、賢く立ち振る舞うことが出来るのだ、と
思わせてくれる映画でした。

言語があれば、コミュニケーションを取ることは可能なのです。
例え、戦争したがりの国でもね、というのは
ちょっとした皮肉にも取れますが。

余談ですが。
先月まで深夜に放送しいていた「正解するカド」というアニメが、
何だか本作にインスパイアされているように感じたのですが
こういう、宇宙人モノは、今後増えていくのかしら。

スプリット【映画】

2017年07月27日 | 【映画】


@TOHOシネマズ新宿

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高校生のケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、
クラスメートのクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)の誕生パーティーに招待される。
帰りは、彼女とクレアの親友マルシア(ジェシカ・スーラ)を
クレアが車で送ってくれるが、
途中で見ず知らずの男性(ジェームズ・マカヴォイ)が車に乗り込んでくる。
彼に拉致された三人は、密室で目を覚まし……。
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M・ナイト・シャマランの新作。

巨匠の新作映画にもかかわらず、
大々的な宣伝はしていなくて、
公開館も少なめ。

でも、シャマラニスト(って呼び方が正しいか知りませんが)達はさすがで、
初日、2日目は、静かに、完売していました。。。
カルト人気、万歳。

前作(ヴィジット)が、とてもぶっ飛んでて面白かったので
本作も期待したのですが、
面白かったけど、ぶっ飛んではなかったかなー(そこ??)。

シャマランの突拍子のなさが好きなので、
意外と普通ではありますが、
そこそこのハラハラドキドキ感はあるので、
まあまあ、楽しめます。

エンドロールで立たないで、と
今更書いても意味ないですが、
エンドロール後の告知に度肝を抜かれました。

「スプリット」VS「アンブレイカブル」。

・・・え???

とりあえず、続報を待ちたいと思います。

BLAME!【映画】

2017年07月27日 | 【映画】


@新宿ピカデリー

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ネット文明が極度に発達した世界。
巨大な階層都市は増殖し続け、
人類は防衛システム“セーフガード”に駆除・抹殺される存在になっていた。
“電基漁師”の村人たちを救うべく、
食糧を求めて旅に出た少女・づるだったが監視塔に見つかり、
仲間を殺されてしまう。
逃げる手段を失い追い込まれたづるの前に現れたのは、
探索者の霧亥だった。
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CG技術がすごくて、
大画面で観るに値する映画です。
敵(セーフガード??)、速!近!!怖!!!
迫力満点ですよ。

個人的には、敵キャラですが、
ラスボス的な画像の女性キャラがとてもカッコよくてツボでした。

話は、割とスタンダードなSFものですが、
原作から少し端折ってはいるみたい。
映画だけでも十分話は通じると思いますが、
興味はあるので、機会があれば読んでみたいかな。

SFも、CGアニメも詳しくないので、
ざくっと、面白かったです、とだけ。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ【映画】

2017年07月27日 | 【映画】


@新宿ピカデリー

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2017年東京。
看護師の美香(石橋静河)は病院に勤める傍ら
夜はガールズバーで働き、漠然とした不安や孤独の中で日々過ごしていた。
一方、工事現場での日雇い仕事に従事する慎二(池松壮亮)は、
常に死の気配を感じながらも何とか希望を見いだそうとしていた。
排他的な都会で生きづらさを抱えつつも、
懸命に生きるすべを模索する二人が出会い……。
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原作は詩集。
だとすると、物語は、監督の創作がほとんどかな。

甘ったるいラブストーリーを観なくなったものの
恋愛モノがキライじゃない私が、
非常に好きな空気感の映画でした。

感情の動きが、見えなそうで見える感じとか、
ぶっきらぼうでも、愛が感じられるセリフ回しとか、
ストライクでした。

池松氏は、恋愛モノ向かなそうなのに、
やはり、上手いのでしょう。
ヒロインも、ナチュラルな感じが良いです。
もう少し可愛い子でも良かった気がするけど、
普通っぽさが彼女の魅力かなと。

台本がどうなっているのか分かりませんが、
漫画実写化が続く中、
こういった、自然な会話を成立させる映画は、とても貴重です。

ストーリー性はあまりないですが、
個人的には、ものすごく好き。オススメです。