本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

GOING UNDERGROUND TOUR 「OReTABI 2014~15」 LIVE at渋谷公会堂「河野、バンドやめるってよ」【LIVE】

2015年02月08日 | 【LIVE】
GOING UNDERGROUND、河野氏卒業ライブに行って来ました。
チケット発売からだいぶ経ってたので、何だか実感わきませんでしたが、
ああ、GOINGは3人になってしまうんだなあ。。。と
何だかジワジワときました。


・・・

というところまで書いて放置していた記事。
感慨もあっという間。
新たなスタートを切ったGOINGはもう始まっているんだよね。


GOINGのライブは毎回完成度が高いというか、
演奏能力が高い印象です。
松本氏の歌声も、生で聴くとうっかり涙が出てくる。
そこが、私がGOINGから離れられないゆえんでもあります。

今回は「センチメント・エキスプレス」で一気に波が来て、
後は穏やかなまま鑑賞してました。
今回の選曲は、河野氏に傾倒している印象だったので、
私の好きな曲群とは少しズレがあって。
多分これが、河野氏が公式サイトに書いていたズレなんだな、と実感。
どちらも良いけど、全く重なり合うわけではなく、
そのズレが大きくなると、バンドとして決断しないといけなくなるんだなと思いました。


ファンとしては、寂しいですけどね。

それでも、良い曲ばかりで魅力を再認識したし、
何よりも、元祖GOINGメンバーで演奏してくれた3曲は
本当に懐かしくて、とても感動的だった。
河野氏の最期のスピーチは、彼らしく控えめだったけれど、
ファンには十分伝わったように思います。

河野氏のファンは、ソフト化したら買って損はないセトリ。
私もしばらくは、このセトリを振り返りながら、
新生GOINGを、今後も応援していきたいと思います。

また観に行きたいなあ。
恵比寿のような、あのライブが、
今後またどこかで見れることを祈って。

河野氏、おつかれさまでした。


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【GOING UNDERGROUND TOUR 「OReTABI 2014~15」 LIVE at渋谷公会堂「河野、バンドやめるってよ」】

1.fire grow
2.センチメント・エキスプレス
3.ダイアリー
4.VISTA
5.さびしんぼう
6.TWISTER
7.いつまでたっても
8.アゲハ
9.同じ月を見てた
10.ALONE AGAIN
11.かよわきエナジー~Take Me Home, Country Roads
12.俺たちの旅
13.南十字
14.9th Route
15.Tangerine Orange
16.ランブル
17.LONG WAY TO GO
18.ナカザのディスコ★
19.STAND BY ME
20.トワイライト
21.ハミングライフ

EN1. w/伊藤洋一
22.ボーイズライフ
23.ハートビート
24.グラフィティー

EN2.
25.東京

百円の恋【映画】

2015年02月02日 | 【映画】



2015年一発目の映画。

ここで躓けないぞ、と慎重に作品選びをしたところ、
大当たりを引いたと思います。
去年観ていたら、トップ10入りだったでしょうね。


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32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、
離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、
一人暮らしをすることに。
100円ショップで深夜労働にありつき、
相変わらずな日々を送っていたものの、
ボクサーの狩野(新井浩文)と恋に落ちる。
狩野との幸せな日々はすぐに終わってしまうが、
ある日、たまたま始めたボクシングが一子の人生を変える。
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正直、ありがちなロードムービー的な邦画かと思っていたんですが、
どちらかと言うと、スポ根です。

導入部の安藤サクラの演技見て、あ、これは良い感じだぞと思いましたが、
後半はもう、ボクシングに興味なくても、
話というより、画面にグイグイ引き込まれる感じというか。

強いて言えばですが、
ボーイズ・オン・ザ・ラン」を観た時と似ています。
が、ちょっとだけ違いました。


主人公・一子(いちこ)32歳。


家を出て、一人暮らしをして、労働して。
三十路超えて処女捨てて、初彼氏と同棲して、若い女に乗り換えられて。

人生の中では、結構大きめなイベントが続く中、
三十路女は、哀しみさえも静かに受け入れ、毎日を生きてゆくのです。

10代の乙女みたいに、一喜一憂してられない。そんな時間も、体力もない。

哀しいには違いないんだけど、それよりも生活が大事。
私は今、一応自ら生計を立てている身なので、
一子の静かな哀愁に、物凄く、共感してしまったのですが。

でもそれだけじゃなかった。

キッカケは、初恋の人が辞めたボクシングだったけれど、
多分、一子が惹かれたのは、狩野でも、ボクシングという競技でもなくて、
誰かが何かに一生懸命になるということ、だったはず。

だから自分も飛び込んでみた。

他の人はどうだか分からないけれど、
私のような、良くも悪くも平坦な日常を送る三十路女には、
一子の頑張る姿は、眩しくて、でもものすごく勇気を貰いました。
映画表現的な是非は分からないけれど、
王道ながらも、爆音のロックで走る一子の姿は、
今まで観たどの映画のヒロインよりもカッコ良かったです。

試合シーンも、リアルなボクシングを観たことない私にとっては、
迫力もあり、人間ドラマもしっかり描かれて、途中で、何回も泣きました。
結果も分かってはいたけれど、分かっていながら号泣ですよ。

ラストシーンも、是非はさておき。
最後の最後で、三十路にも夢を見させてくれるというか、
いいじゃん、映画なんだもの、という前向きな結末。

ドラマチックさとリアリティが、
バランス良く散りばめられた、良い映画でした。


役者については、もう、安藤サクラ!!!!!としか言えないです。

彼女が素晴らしい女優だということは知っていましたが、
2番手・3番手でこそ存在感を放つイメージだったんです。

が。

主演も文句無しですね。
若い世代で、また1人、出演作を見逃せない女優さんが増えました。
日本アカデミー賞では別作品で主演女優賞にノミネートされてますが、
本作は選考対象ではないのかしら?
2作品あれば、間違いなく最優秀主演、獲れると思いますが。



観て損はない作品だと思います。

男子よりも、私世代の女子にオススメしたい映画。
レイトショーで、上映が続いておりますゆえ、
女子の皆様、お見逃しなきよう。