本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

ドラゴンタトゥーの女【映画】

2012年02月26日 | 【映画】
ちょっと前にスウェーデン製作で映画化されていますが
(「ミレニアム�ドラゴンタトゥーの女」)
原作はとても有名だそうで。
洋書に疎いあたしは、名前さえ聞いたことなかったんですが、
世界的名作+ミステリー映画+デビット・フィンチャー監督、となれば
見ない理由がないですね。ハイ。


余談ですが、デビット・フィンチャーの「ゲーム」は
あたしの30年の人生の中で、一番衝撃的だった映画です。
見た人はご存じでしょうが、あのオチは驚愕だったー…。
それ以来すっかりファンです。見てない人は是非どうぞ。

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月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いた
ジ ャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。
そんな彼のもとに 、ある大財閥会長から40年前に起こった
兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。
連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、
天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。
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まず、オープニングの映像が美しいです。
見ようによっては悪趣味な映像ですが、クオリティの高さは圧巻。
これだけでも映画館で見た価値あるなー。

ストーリーは、所謂ミステリー。
誰が犯人??というのは、オチとして明かされるまでは分からないし、
謎が解けていく過程もドキドキするし、
話の展開も、とても面白いです。

上映時間がものすごく長いんだけれど、あまりダレずに見れました。

ただひたすら調べ物してるだけのシーンとかもあるのよ。
でも、そこも不思議と飽きさせない。むしろ鬼気迫る雰囲気が持続していたりする。
その辺はフィンチャーの演出力・編集力が素晴らしいなと思いました。

三部作の一作目と銘打っての公開ですが、
恐らく、一作ずつきちんと完結するはずなので、
これだけ見ても全然ストレス溜まりません。
ミステリー映画がお好きであれば、是非。



そしてさらに、またまた余談。

探偵ものも警察ものも、その他の推理ものも、基本的には好きなんですが、
あたしのツボは、その主人公が優秀であることなんだなと。

「ドラゴンタトゥー」の主役2人は、とてつもなく優秀で、
話の展開がサクサク進むのが非常に好きでした。
例えば、ちょっとダメな主人公が
周りの人とか幸運に助けられて事件解決、みたいな、
コメディ色の強い推理ものは、きっとあんまり好きじゃない。

別に大した発見ではないけれど、この映画を見て感じました。
いや、ほんとどうでもいいんですけどね。

アフロ田中【映画】

2012年02月25日 | 【映画】
あんまり期待してなかったんだけど、
予告編がちょっと面白そうだったので見に行きました。

原作マンガは未読です。
絵は知っているけど、えー、松田翔太ー??と思ってました。
ちょっとカッコよすぎじゃない??という意味でね。

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強烈な天然パーマのアフロヘアーがトレードマークの
田中広(松田 翔太)は軽いノリで高校を中退し、
自由を求めて上京する。しかし仕事はきつく、
24歳になっても彼女もできない現実に打ちのめされていた。
そんな折、学生時代の友人が結婚するという知らせが届き、
とある約束を友人と交わしていたことを思い出した田中は、
早く彼女を作ろうと焦っていると、
隣に完ぺきな美女・加藤亜矢(佐々木希)が引っ越してきて… …。
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いやー、面白かったです。すごく。

テンポの良いコメディではないんだけど、
松田翔太の表情が絶妙で、イイ。すごくイイ。
本人も楽しそうに演じてました。
台詞も含め、ゆとり世代の若者をうまく表現してるというか、
程良い頭の悪さと、下品さと、純粋さを、
全部合わせもってる姿が、とても上手かった。

ちなみにこれ、前情報ほとんど入れずに見たんだけれど、
監督さんは新人、脚本は「ガチボーイ」の西田(征史)氏だったようで。
最近は「TIGER&BUNNY」というアニメなんかも手掛けているし、
「魔王」や「怪物くん」でドラマの脚本でも名前を見る、
わりと好きな脚本家さんです。それも収穫でした。


個人的に(相方ともども)、田中圭が最近全然ハマらないので、
若干キャストに文句つけたくなるかなと思ってたのですが、
堤下の存在感が良かったので、チャラ。他2名も良かったし。
佐々木希ちゃんは、抜群に可愛いんだけれど、やはり演技が微妙で。
まぁ、それを補う位の勢いが、映画自体にあったから気にはなりませんでした。


男子高校生って、バカだよね~という話でしたが、
イイ感じにメリハリついて、会場がどっかんどっかんウケてたのが印象的。
かくいうあたしも、頬が攣ってしまう位笑ったし、
相方も至るところで爆笑してました。

「高校も卒業できないヤツが童貞卒業できるわけねえだろ。」
いやー、名言だな。


但し、これはハマる人とハマらない人が激しく分かれる映画だと思うので、
これを“バカだな~”と爆笑できる人もいれば
イライラして何の面白みも感じない人もいると思います。絶対。
原作ファンもどう受け取るか、あたしには判断できません。

ちなみにあたし達の列の横には男子高校生5人組が居て、
全員が同じタイミングで爆笑してました。
彼らと笑いのツボがほぼ一緒だったあたし(と相方)。どうなんだそれは。

万人にオススメは出来ないけれど、
とりあえず今年に入ってから見た映画の中では、
断トツトップです。面白かった!!!

捨てるべきか捨てざるべきか。【雑談】

2012年02月24日 | 【雑談】
「H×H」の既刊を読み切って、抜け殻状態のtanakoです。

一気に29巻まで読んだのに、
キメラアント編の完結はまだコミックスでは出てないらしい。
何だよう、拍子抜け。。。

相方から「そうだなぁ、1年か2年か或いは…」とか言われてしまったので、
世間の「H×H」ファンの皆様と共に、新刊発売を楽しみに待ちます。


そんなこんなで、マンガ生活に区切りがついたので、
部屋の整理も兼ねて、
我が家のマンガ達を仕分けしています。


一旦見切りをつけると、非情・無情なあたしなので、
「読み返す」「読み返さない」で判断したところ、
結構なマンガ達とサヨナラすることになりそうです。

連載が長く続くと、読者のモチベーションや興味を維持させるのは大変だなと。
でも、それが出来て長く続いているマンガこそが
名作と呼ばれるのだろうなと。

とりわけ、文庫版や愛蔵版で出版されているものは、
きっと長年のファンが多い作品なんでしょうね。
個人的には文庫版のマンガはあまり買わないあたしですが、
(サイズが揃わないのと、見開きが小さいのが好きじゃない理由。)
その価値は、わかるような気がします。


とまぁ、どうでもいいことをさらっと書いてみたところで、
サヨナラすることになった本達に花向けを。

■バンドマンとの恋愛・友情などを描いた某国民的少女マンガ
→三十路だし、もういいかなと。
■メタルバンド題材・映画化もされた某ギャグマンガ
→絵が好きじゃなくて(何で買ったんだ。。。)絶対に読み返さないので。
■腐女子題材・ファッション漫画
→面白いけど、多分読み返さない。キレイなうちに売りたい。
■中二病全開・暗黒青春マンガ
→そろそろ疲れた。。。
■某料理漫画
→凄く面白いんだけど、話が進まなくて。これもキレイなうちに…。
■実写ドラマ化されたアラサー女子題材の四コママンガ
→面白いんだけど、段々疲れてきた。。。

その他、心に響かなかった小説や、短編集など諸々詰めたら、
段ボール箱がすぐにいっぱいになりました。


人生において無駄な物はない。と思う。

マンガも小説も読まなきゃ分からない。
だけど、時には取捨選択も必要よね。

捨てられないオンナは、
こういう時に勇気とやる気を出さないといかんのだ。


さてと、ブックオフ行きますか。

となりの怪物くん【マンガ】

2012年02月09日 | 【マンガ】
「HUNTER×HUNTER」続きの巻(12巻以降)と並行して読みました。

各々既刊をランダムに買い、交互に読み進めたせいで、
クラピカがヤマケンに見えたり(重症。)、
みっちゃんがレオリオに見えたり(無理矢理すぎ。)、
とヒドイ感覚でしたが、
結果両方面白かったのでよしとします。(何じゃそりゃ。)

とりあえず、怪物くんを先に読破。
あたし、これすきだわー。すごくすきー。

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となりの席の吉田くんは入学初日の流血 事件以来、
一度も学校に来ない…。
自分の成績と将来にしか興味がなかった水谷雫は、
たまたまプリントを届けたため、
その吉田春に勝手に友達認定されてしまう。
しかも、春の純粋さを知って優しくすると
今度は告白までされちゃって…!?
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「君に届け」で、純白のラブコメに心動かされっぱなしだったあたし。
こちらは少し屈折していましたが、
基本的にはまっすぐな高校生の純愛。
あまり狙い過ぎてない感じが逆に良いですね。
テンポもギャグセンスも良い。
絵も可愛くて、キャラクターもすごく魅力的。
人気の理由がわかります。


講談社漫画賞ノミネートまでいって受賞しなかった、というのは、
作品自体の派手さがないからかな。
でも十分に良作だと思います。

と、ここまでは冷静な評価。


あ、ここから完全主観でちょっと興奮気味になります。
なんたって読みたてだから。少女漫画だから!!


あたしの好みの話なんてどーでもいいんですが、、
絶対にハルがどストライクなはずなのに、そうでありたいのに、
後半、ヤマケンにやられっぱなしでした。何度か悶え死にました。
あああ、ほんとにあたしって…(以下略)。
しかしながらAmazonとか見ても、ハルを上回るかの人気があるようなので、
何か納得。そして安心。あたし普通の感覚だー。


あとは、雫と夏目が可愛くて仕方ないと思ってしまうあたり、
あたしも年をとったなぁ、と思ったり。
(健気な女子はとにかく応援したくなる。)
大きな波乱はなくていいんですよ、ラブコメなんて。
ただ、不器用な十代が幸せになる姿を、ゆっくりと追いかけるのがいいんですよ。

「君に届け」が、もうほとんど届いてしまっているので、
(とはいえ、相変わらずこっちも面白いのだけれどね。)
これから、届き、発展していく過程を、
こっちでも楽しんでいきたいなと思います。

爽子と風早君を邪魔する輩はすごいイヤだったのに、
雫とハルの邪魔をするヤマケンを応援したくなるのが、この漫画の魅力かなー。



十代で読んでても、きっとあたしはハマったな。三十代でこの状態じゃな。

いくつになっても、女子は少女漫画がだいすきなのです。
ほんと、見苦しくてすいません。





さて。余談ですが。

新しい漫画が一気に増えたので、
狭い部屋に似合わず山のように積み上がった小説とマンガを、
これからの人生に必要なものと、そうでないものに分けようと思います。
(そもそも大人としてマンガは・・・というのはナシで。)

脱・捨てられないオンナ宣言。
やったるでー。

HUNTER×HUNTER【マンガ】

2012年02月01日 | 【マンガ】
今月末が期限の割引券を持ち、
満を持して、漫画喫茶に行って来ました。

ホントは読みたい本が他にもあったんだけど、
途中で止められなかった「H×H」。
バトルものの少年漫画は久々でしたが、夢中になりました。ほんとに面白い!!!



完全に個人的な好みですが、
あたしは、“海賊”というジャンルが余り好きではありません。
「ワンピース」も「パイレーツオブカリビアン」も
正直なところ、鑑賞はしましたがちょっとピンと来ませんでした。

「ハンター」というジャンルについてもどこか共通するところを感じたので、
これもあんまり好きじゃないのかなと思ってました。
でも最近色々なところで目にする「H×H」の評価がすこぶる良いので
ミーハー根性が疼き、手をつけた次第です。

相方が『天才だと思う』と評価する富樫義博氏。
原稿を落とす、とかいうレベルではなく休載が多いらしく、
連載再開はYahooニュースになってしまうくらいの漫画家ですが、
この作品なら、続きを切望している人が多いのが分かる。

途中で切り上げるのが惜しくて、当初よりも1時間半以上延長し、
後ろ髪を引かれるがごとく店内を後にし、
1日経ってまだなお、続きを読みたくて仕方ない。

面白かったです。すごく。いや、本当に。

ジャンル、というよりは、
その能力とか、戦い方の設定が非常に興味深くて、
単純明快な殴り合いよりは、頭を使った心理戦という印象です。
意外と、ここが予想外で面白かった。
単なる少年漫画と言い切れないし、他の作品と一線を画してる気さえします。

チラチラ観ていた日曜のアニメに感じた子供向け感が、大分覆されました。



「ワンピース」を初めて読んだ時、
ああ食わず嫌いはダメだなと反省したくらい、
人気な作品には、きちんとその理由があるんだなーと思いましたが、
面白いとは思った反面、自分で買おうとは思わなかった。

でも「H×H」はねー。。。買っちゃいそうなんだよねー。。。
なぜなら、読み返しても面白いという自信があるから。



…ああもう。三十路なのよ、あたし。女子なのよ、あたし。
でも、漫画が好きなんだもん。そこまで大人になれないんだもん。


現在、11巻まで読んだところですが、
既刊があと20冊くらいあるというのですよ…。

とりあえずは、これから足しげく、
BOOK・OFFに通って立ち読もうと思います。
大人買いは見極めが大事。