本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

殺人的冷房。【雑談】

2010年06月30日 | 【雑談】
あたしが通勤利用するバスは、
1時間に多くて3本、
帰りは基本、1時間に1本しか通りません。

新宿区と杉並区と世田谷区を走ってるというのに。

且つ。
わりと乗ったら高確率で座席をゲット出来てしまうという、
需要のなさに廃線も危ぶまれる路線です。


昨日。

帰りに珍しく1本(即ち1時間)遅れて乗ったら、
珍しく満席+立ちもチラホラな状態で、
例にもれずあたしも立ち、
でも疲労ピークのハイエナの如く座席を狙っておりましたところ、
まあ、うまいこと空きまして、
無事腰をおろしました。

…ところまでは良かった。



…寒い…。



言わずもがな、冷房が。

とりあえず立ち上がり、冷房装置の向きを変えようとしてみた。

動かない。え、うそ、マジで??
二度見して、ありったけの力で再挑戦するも虚しく、
心なしか風量が増した気さえする。



その頃には他の席も空いていて、
取り急ぎ、席を移ってみた。


…直撃冷房、再び。


諦めないで、と真矢みきに言われた気がして、
もう一回席を移動する。

…極寒。風がさっきより強い。


…すいません、もう立って帰ります。


各座席に直撃する冷風が、
一般市民の手では動かない。


これはバス会社の新たなる策略だと思います。


いよいよ廃線にしたいのか。

それとも。

てめぇらなんか立って帰れ、という、
運転手の陰謀か。



どちらにしても、
ここ数日の体調不良の原因が分かりました。

にしたって、方々に「母」が居過ぎ。【雑談】

2010年06月28日 | 【雑談】
最近気になる番組「くちこみっ」。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/kuchikomi/

内容は別に特段目新しくはないし、
何てことないクチコミと、占いをフューチャーした番組。

どうせヤラセでしょと思いながら、
興味深々で見ちゃったりする自分がいるんですよ。



そもそもあたしは、占いはかなり好きです。
an・anの占い特集号は、見かけたら買って熟読します。

でも、10年の付き合いになる相方が
「え。占い好きなの??意外。」と言ってました。


まあそうだろうな、と。

占い自体は大好きなんだけど、
影響はされないからね、あたし。


確かに。
どの時期が運気良いとか、先のことはすぐ忘れちゃうし(熟読の意味は??)
そもそも依存しないんです、占いに。
娯楽として一喜一憂しながら楽しむのが好きなのです。
ちなみに、おみくじとかも同様ね。


どっちにも共通するスタンスは、
良いことは信じるけど、アテにはしない。
悪いことは信じないし、すぐに忘れちゃう。

究極のご都合主義。

そのくせ、ラッキーアイテムとか、パワースポットとか
運気を良くするために頼るところは、全力で神様に頼る(おい)。
調子がいいんす。


でも本音を言えば。

基本あたしとかは弱い人間なので、
良いとか悪いとか、決めつけられてしまったら、
根拠がなくてもそれを信じてしまいそうで、
何にも出来なくなってしまいで、怖い。
だから占いは信じない、と防御線を張ってるんだと思う。


ただ。

あくまであたし個人の考えだけれど、
神様がいるなら、万人を常に見てられるほど暇じゃないだろうし、
ここぞという場面に直面している人を
ちゃんと見つけて、助けてくれる気はしていて。

占いはカウンセリングに近いと言うけど、
きっと、「ここぞ」に直面している人にとっての
気休めだったり、後押しだったりするんだと思う。
あとは結果を受け止めるための心の準備とか。
当たるとかはずれるとか、ホントはどっちでもいいんだよねー。


言い訳にもなるし、勝因にもなる。
もちろん頑張ったのは自分、という前提で。

あたしは、占いのそういうところが好きなのですよ。

だからまた、an・anの占い特集を、
一喜一憂したりしながら熟読するんです。
まぁ、女子アピールも兼ねてね(笑)。



でも、人生で一回くらいは、
超当たる占い師の先生に見てもらいたいなと思ったりします。

誰か一緒にどうですか??

朝pod。【雑談】

2010年06月22日 | 【雑談】
朝。

通勤時にバスで聴く曲のチョイスで、
その1日のあたしが決まります。


相対性理論の曲は落ち着きます。
http://mirairecords.com/
心が穏やかになる感じ。

今日は、世界の終わりを聴いたんだけど、
http://www.sekainoowari.jp/
何か泣きたくなりました。歌詞が。

ちなみに、怒髪天を聴くと、
http://dohatsuten.jp/index_gate.html
テンションがっつり上がって、帰りたくなります(笑)。
でも意外とヘビロテ。



あたしのポリシーというか、モットーというか、
まぁ何でもいいんだけどね。

『元気良く挨拶』。


…小学一年生かよ。

あたしは、朝からテンション高い方だと思います。
…ご存じの通り、元々高いんだけど、
でも朝は特に、意識して上げてます。

あたし自身が、
テンション低めの態度をとられるのが苦手なんで。



…余談ですが、
うちの横暴上司は朝のテンションが異常に低く、
挨拶もろくに返さない人です。
そこがとっても嫌いです。(そこだけでもないんけどww)




対人関係って難しいなと思うことが多いけど、
朝の挨拶ひとつで少しでも改善できるなら
その方がいいよね。

そのための、朝の選曲。



ちなみに帰りの曲は激しめにしてます。
(パンク、ロック、メタル等々。)
バスで乗り過ごさないために(笑)。

アウトレイジ【映画】

2010年06月14日 | 【映画】
北野武監督、待望のバイオレンス映画。

北野映画が大好きで非常に毎回楽しみにしている相方と、
北野映画は好きだけど前3作にがっかりしていたあたし。

二人とも、満足して帰りました。


「HANABI」や「ソナチネ」のバイオレンスには
物哀しさや情が溢れていたんですが、
今回はテーマが『全員悪人』なだけあって、情は一切なし。
気持ち良いくらいの極悪非道っぷり。


音楽の無機質さだとか、
作品のエンターテイメント性だとか
インタビューとか対談とか諸々で、
監督が語っていることも顕著に表れているし、
それがより効果的に働いていて、
やはり北野作品だわと安心しました。
久々に心から面白かったです。「座頭市」以来かな(笑)。


役者陣は、豪華に揃えただけある迫力で、
見劣りする人がほとんど居なかったです。
塚本高史だけはちょっと早かったかなー…という気がしなくもないけど
まぁ、あの役ならばありでしょう。
個人的には、加瀬亮がホントに素晴らしかったと思います。


ただ、ビートたけしを主演であの役にするには
主従関係にちょっと無理があったんじゃないかしらというのが正直なところ。
現実のヤクザがどういう上下関係で成り立っているか知りませんが、
年齢的なものなのかなー。
この人の部下がこの人、ていう構図に若干違和感感じました。
まぁ大半は演技でカバー出来ているので気にならない人はならないかもね。


多分、この映画は単なるヤクザ映画ではなく、
監督自身もどこかで語っていたように
この時代を風刺している作品だと思います。
政治とか一般社会きとか、ヤクザ以外にも置き換えられる人間関係。
みんな、保身や成り上がりを考えて、
嘘をつき、自分を守りながら、生きている。
だからこそ『全員悪人』なんだけど、やたらと親近感がわくのかなと。


ちなみに、
この映画では生き残った順が“悪い”順に見えたあたし。
プライドとか、人情とか、組織とか、ではなく、
己の利益を考え、それを優先させた順で、生き残ってました。

ハッピーエンドとは言い難いラストですが、
自分の利益のみを優先させるのが所謂「悪人」だとすると、
悪い人ほどしたたかに生き残り、良い人ほどバカを見るなんて、
いやな世の中ですね。(笑)
でもあながち違うとも言い切れないかも。


暴力描写を嫌悪する人は、
この映画を批判するでしょうが、
確かに痛くて痛くて、見ててツライけど、
そういう映画ですからね。
見たくない人は見なくてもいいと思う。

だけど、
豪華な俳優陣の心理合戦と、
久々のバイオレンス北野作品というだけでも
個人的には見る価値がある映画だと思います。


凄く面白かったです。

告白【映画】

2010年06月14日 | 【映画】
あたしは中島哲也監督があまり好きではありません。
過剰な監督カラーが合わない。

でも「下妻物語」とか、作品によっては嫌いじゃないので、
こういう個性もありかなぁと思ってます。

そんな訳であまり期待せずに鑑賞した本作。


「パコ~」とか「嫌われ松子」で見せた色彩とはうって変わって
全編暗め、重めの映像美。
そんな中、美しく咲き乱れる桜さえ、
ちょっとした恐怖感を煽るような、
ものすごく怖い話です。


あたしは原作を読んでいたので、
話の筋は知っていましたが、
この映画は、原作6割、演技4割に
助けられた作品だと思います。

松たか子、木村佳乃は本当に素晴らしかったし、
他の出演陣も中学生も含めてよかったんじゃないでしょうか。
欲を言えば、少年A母はもう少し演技出来る人がよかったけれど。

松たか子演じる森口先生の狂気、
木村佳乃演じる少年B母の狂気、
岡田将紀演じるウェルテルの狂気、
犯人の少年達の狂気、
クラスメイトの狂気、
すべてのバランスが絶妙な原作を
非常に忠実に描こうとしていたように思います。


…途中までは。



この映画に限って言えば、
原作が素晴らしい分、過剰な演出や映像は必要ないと思うんだよなー。

そういう意味では、
ところどころ見える監督独特のカラーが、
良い効果をもたらしている箇所もあれば、
そうでない箇所もあり、
後者が目についてしまったのが、正直残念でした。

それでもまぁ許容範囲かなーと思ってたんだけど、
爆発のシーンで一気に冷めた。
あのシーンがなかったら、個人的評価はすごく高かったなと。残念。



とは言え。

説教くさい不良少年更生ドラマになっていないので、
原作を読んだ時のモヤモヤ感とスッキリ感が入り混じった、
何とも言えない複雑な感情が、映画でも感じられたので、
良く出来ているんだと思います。

一見の価値あり。


でもやっぱ、この監督は好きじゃないかも。