@ユナイテッドシネマとしまえん
アカデミー賞発表前、ノミネート作品が盛り上がっております。
「アメリカン・ハッスル」は、公開から結構経つのですが、
あ、まだやってるね、ということで、観に行って来ました。
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詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、
その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。
彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、
無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられる。
それは、架空のアラブ人富豪をダシに、
カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。
アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、
二人の仲を嫉妬(しっと)する
アーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。
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上映時間、ちょっと長いです。
ただ、ドラマとして、コメディとして、とても面白かったです。
詐欺師が題材で、且つ、物語の本筋を知らずに見たのですが、
最初から最後まで、誰を信用していいのか分からず、
なかなかにハラハラドキドキしました。
この登場人物に肩入れしたいんだけれど、
でも、真相心理ではどう思っているの・・・?と思いながら、
疑心暗鬼の2時間半は、結構しんどかったです。
とはいえ、話の筋がしっかりしているのと、
キャラクターの個性が、話の展開とともにどんどん立ってくること、
何よりも、見せ方が上手い、という意味で、飽きずに見られる映画だと思います。
私は、特に、あのチリチリ刑事が最初っから大キライで(笑)、
コイツ腹立つわー!!!と思ってたら、まあ、最後でスッキリしました。
実話も少し入っているとのことですが、実録コメディとしてとても良く出来ています。
多分、本作において、善人と悪人の区分けが曖昧だからこそ、
観客が疑心暗鬼のまま、物語が続くんだと思うんです。
だからこそ、ラストの展開で、それまでのモヤモヤを吹き飛ばせるくらいの爽快感も得られる。
この辺の構成も非常に上手い。脚本が素晴らしいんでしょうね。
役者については、ほぼ全員アカデミー賞ノミネートされていますが、
文句なしに良かったと思います。
特に方々で言われているジェニファー・ローレンスは、素晴らしいですね。
まだ20代前半なのに、作中での風格は完全に40代です。スゴイなあ。
クリスチャン・ベールは顔こそ一緒だけれど、ブルース・ウェイン(@バットマン)の見る影もない体型で、
エイミー・アダムスも、ブラッドリー・クーパーも、胸にイチモツ抱えてそうな役を
非常に巧みに演じていたように思います。
(ブラッドリー・クーパーなんか、ちょっとキライになりそうだったもんね。。。)
個人的には、市長役のジェレミー・レナーがとても魅力的で素敵に見えました。
誰かしらは受賞するかと思いますが、最有力はやはりジェニファーじゃないのかなあ。
彼女のおかげで、全く興味のなかった「世界にひとつのプレイブック」も見る気になったので。
詐欺、という行為が決して許されるものではないながらも、
非常に面白おかしく警察を小馬鹿にした感じとか、
良心の呵責とか、人間が自然に持つ情とか、
そういった人間くささが、よく描かれている作品だと思います。
公開から結構経って何を今更という感じですが、
面白いので、良ければ是非。
アカデミー賞発表前、ノミネート作品が盛り上がっております。
「アメリカン・ハッスル」は、公開から結構経つのですが、
あ、まだやってるね、ということで、観に行って来ました。
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詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、
その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。
彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、
無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられる。
それは、架空のアラブ人富豪をダシに、
カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。
アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、
二人の仲を嫉妬(しっと)する
アーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。
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上映時間、ちょっと長いです。
ただ、ドラマとして、コメディとして、とても面白かったです。
詐欺師が題材で、且つ、物語の本筋を知らずに見たのですが、
最初から最後まで、誰を信用していいのか分からず、
なかなかにハラハラドキドキしました。
この登場人物に肩入れしたいんだけれど、
でも、真相心理ではどう思っているの・・・?と思いながら、
疑心暗鬼の2時間半は、結構しんどかったです。
とはいえ、話の筋がしっかりしているのと、
キャラクターの個性が、話の展開とともにどんどん立ってくること、
何よりも、見せ方が上手い、という意味で、飽きずに見られる映画だと思います。
私は、特に、あのチリチリ刑事が最初っから大キライで(笑)、
コイツ腹立つわー!!!と思ってたら、まあ、最後でスッキリしました。
実話も少し入っているとのことですが、実録コメディとしてとても良く出来ています。
多分、本作において、善人と悪人の区分けが曖昧だからこそ、
観客が疑心暗鬼のまま、物語が続くんだと思うんです。
だからこそ、ラストの展開で、それまでのモヤモヤを吹き飛ばせるくらいの爽快感も得られる。
この辺の構成も非常に上手い。脚本が素晴らしいんでしょうね。
役者については、ほぼ全員アカデミー賞ノミネートされていますが、
文句なしに良かったと思います。
特に方々で言われているジェニファー・ローレンスは、素晴らしいですね。
まだ20代前半なのに、作中での風格は完全に40代です。スゴイなあ。
クリスチャン・ベールは顔こそ一緒だけれど、ブルース・ウェイン(@バットマン)の見る影もない体型で、
エイミー・アダムスも、ブラッドリー・クーパーも、胸にイチモツ抱えてそうな役を
非常に巧みに演じていたように思います。
(ブラッドリー・クーパーなんか、ちょっとキライになりそうだったもんね。。。)
個人的には、市長役のジェレミー・レナーがとても魅力的で素敵に見えました。
誰かしらは受賞するかと思いますが、最有力はやはりジェニファーじゃないのかなあ。
彼女のおかげで、全く興味のなかった「世界にひとつのプレイブック」も見る気になったので。
詐欺、という行為が決して許されるものではないながらも、
非常に面白おかしく警察を小馬鹿にした感じとか、
良心の呵責とか、人間が自然に持つ情とか、
そういった人間くささが、よく描かれている作品だと思います。
公開から結構経って何を今更という感じですが、
面白いので、良ければ是非。