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本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

備忘録。【映画】

2018年12月30日 | 【映画】
時間があれば個別に書きますが、
取り急ぎ、ランキング前に、
今年の鑑賞一覧を。

今年はあんまり見れなかったなあ。。。

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キングスマン:ゴールデンサークル
嘘を愛する女
勝手にふるえてろ
スリー・ビルボード
デトロイト
犬猿
blank13
15時17分、パリ行き
ミスミソウ
パシフィック・リム アップライジング
名探偵コナン ゼロの執行人
娼年
ラッカは静かに虐殺されている
リズと青い鳥
ランペイジ 巨獣大乱闘
狐狼の血
ニンジャバットマン
ワンダー 君は太陽
カメラを止めるな!
銀魂2 掟は破るためにこそある
ウインド・リバー
愛しのアイリーン
寝ても覚めても
イコライザー2
きみの鳥はうたえる
生きてるだけで、愛。
鈴木家の嘘
斬、

シシリアン・ゴースト・ストーリー

愛しのアイリーン【映画】

2018年09月20日 | 【映画】



@TOHOシネマズシャンテ

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岩男(安田顕)がアイリーン(ナッツ・シトイ)を連れて
久しぶりに故郷の村に帰省すると、
死んだことを知らずにいた父親の葬儀が執り行われていた。
42歳になるまで恋愛とは無縁だった彼がフィリピンから連れてきた妻は、
参列者の動揺をよそに夫について回る。
すると彼らの前に、喪服姿でライフルを抱えた岩男の母親(木野花)が現れる。
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あらすじは、某サイトからコピペさせて貰いましたが、
そもそもそんな話ではない。
けど、事前情報とか無しで、すぐに見て欲しい。



何度も書いてますが、
日本映画監督の中で一番好きな、吉田恵輔監督。
その吉田監督が10年越しで叶えた実写化。
情報公開時から、楽しみにしていましたとも。
ハードル上がり切った状態で観てもなお、今年ベストと言い切れる本作。


色々書きたいんですが、
とりあえずみんな観て!!!!!と思ったのと、
サボっていたブログ復活の狼煙として、
ここに記しておきます。
後日書き直し予定。



重いし、苦しい、けど、あと1回観たい。

吉田監督にも、
ヤスケン氏にも、
ナッツ・シトイちゃん(マジで可愛い。)にも、
代表作になったのでは、と思います。

傑作です。是非劇場で。

全員死刑【映画】

2017年12月14日 | 【映画】



@ヒューマントラストシネマ渋谷

大牟田4人殺害事件がモチーフの
実録犯罪映画です。

が。

実録犯罪もの、と言われて想像するのとは、
全く違う、ニュージャンルの作品でした。

どうせ共感できないならば
胸糞悪く、ではなく
いっそ景気よく笑いに変えてしまえ。
という意図なのか。。


予想とは違った意味で、
予想より遥かに面白かった。


鑑賞後に、実際の事件の概要を読みましたが、
本当に、ゴミみたいな家族が起こした最悪な事件で。
映画(娯楽)にするにあたり、
監督、上手く書き替えたなあ、と。


こういう類の実録犯罪映画は、
重苦しく、胸糞悪く、もの哀しく、
と、描きがちだけど、
なるほど、こういう表現もありなんだと
正直、感心しました。


ちゃんと狙ったところで
観客を笑わせてるのも凄い。
もう、ほぼコントでした。


マジで最悪だなと終始思いながら、
笑っちゃいけないのに、笑っちゃう。

これがテクニックだとしたら、
この監督はスゴイ。


ちなみに。

各所で評価されている俳優陣、
力強さと抜け感のバランスが絶妙で、
倫理観とか罪悪感とかのズレを、
上手く表現していました。

主演の間宮君の『〜じゃんね。』のトーンが、
ものすごく良い。
初めて観ましたが、上手いですね、彼。
不快感MAXの母親と兄も、
あんな強面なのに情けないパパも、
全員本当にハマり役。


ああもう。
この記事を書きながらも、
褒めるごとに、罪悪感が増す。


念のため。

合わない人には、
全くもって不快な作品だと思います。


正直、心底、不謹慎だと思って、
途中まで、本当に我慢してたんだけど、
吹き出してしまった、私の負け。

ほんと、最悪。
でも、悔しいけど、娯楽として面白かった。

最高に不謹慎なコメディ映画でした。


最後に。
不快感MAXの、原作の表紙画像を貼ります。
不謹慎な自分への、戒め。

何笑ってんだ、お前は、と。


ビジランテ【映画】

2017年12月11日 | 【映画】



@テアトル新宿

初日舞台挨拶に行って来ました。
撮影OKだったので、取り急ぎ写真だけ載せます。


映画は最高でした。

出演者全員好きなんだもん、
私がこれを悪く書くわけがないという前提だとしても、
すごく練られて、しっかりと想いがこもった作品。

詳細は、改めて書きます。


及ばずながら、宣伝のため。

絶対に見た方が良い。

彼女がその名を知らない鳥たち【映画】

2017年12月06日 | 【映画】


@渋谷シネパレス

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15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と
共に生活している北原十和子(蒼井優)は、
下品で地位も金もない佐野をさげすみながらも、
彼の稼ぎに依存し自堕落に過ごしていた。
ある日、彼女は8年前に別れ、
いまだに思いを断ち切れない黒崎に似た
妻子持ちの男と出会い、彼との情事に溺れていく。
そんな折、北原は刑事から黒崎の失踪を知らされ、
佐野がその件に関係しているのではないかと不安を抱き……。
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お姉ちゃんの言葉が刺さる。

「浮気する男は死ねばいいのに」


誰にも共感出来ないけれど、
全員の気持ち、何となく理解できるところもあり。


ストーリー自体は予測していたのだけど、
演出と編集ありき、という前提でも、
阿部サダヲの演技力による陣治の見せ方が見事。

不潔な情けなさでさえ、
愛おしく見えてくる、最後の10分。
180度違った見え方をする物語構成が見事。
原作なのか、演出なのか、編集なのか、
或いは全てか。
いや、お見事。


蒼井優も、勿論素晴らしかったけれど、
この映画での阿部サダヲは、
もっと評価されるべきでしょう。
まあ、すでに高く評価されてる人ですが。



最後のモノローグは不要かなと思ったけど、
あの言葉で、少し救われる気もするから、
あれはあれで、アリなのでしょう。


今年、本作よりも良い邦画は少ないのでは、と
個人的には、思います。

是非はさておき、
まごう事なき“愛”の映画でした。



同じ原作者の作品として
少し前に観た「ユリゴコロ」と比較しても、
優劣はつけ難いですが、
ストーリー的な好みで、分かれそうですね。
あっちは救いがあるけれど、
こちらは、ほとんど無いので。

実は私は、こっちの方が好みだったりします。
歪んでますね、全く。