本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

2011年 映画ランキング【映画】

2011年12月31日 | 【映画ランキング】
今年は38本しか見れず…。
その中でのベストテンなんて、たかが知れてますが、
まあ毎年のことなので、戯れ言にお付き合い下さいませ。

にしても、映画館に見に行けず、という作品が沢山あったなあ。。。
学生時代、お金持ちも時間も腐るほどあったのが、懐かしいです。ホント。
来年はもう少し観たいな。

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1位「悪魔を見た」
(忘れられない衝撃。)

2位「永遠の僕たち」
(残しておきたい美しさ。)

3位「SP 革命篇」
(正統派大作。警察は踊ってる場合デハナイ。)

4位「冷たい熱帯魚」
(エログロ、どんとこい。)

5位「ゴーストライター」
(巨匠、健在。)

6位「UN -GO episode0:因果論」
(アニメだって、いいじゃないか。)

7位「カイジ2~人生奪回ゲーム~」
(帰ってきたクズは意外とかっこよかった。)

8位「あぜ道のダンディ」
(おじさんも頑張っているよ。)

9位「婚前特急」
(王道ラブコメもたまにはね。)

10位「ミッション:8ミニッツ」
(邦題だけ何とかしてくれ。)

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WORST 「星を追う子ども」
(フォローの余地なし。裏切られ感半端なし。)

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1位と2位はすぐに決まったけど、正直それ以下はあんまり考えてません。
印象が良かった順、観賞後の満足度が高かった順番て感じかな。

正直、去年に比べると地味なランキングです。
3位以下は、去年だったらランク外もあり得たから、不作の年だったのかも。残念。

そんな中の1位は、衝撃だけじゃなく、
満足度が他とは比較にならなかったので選びました。
決して繰り返し観たい映画ではないので、
興味ある人にしか薦めません。





さてと、本年も実りのないエンタメブログにお付き合い下さり
ありがとうございました。

いよいよ三十路を迎えたので、来年はもっとボキャブラリーを増やして、
もう少しウィットに富んだことが言
書けるようになりたいです。
…この発言が、もうすでにアホっぽいね。。。


そして、どうでもいい余談ですが、
来年のあたしの目標は『女子力の強化』です。
目指せ、素敵な三十代。

知人の皆さま、お目にかかる機会がありましたら、
不足している女子力のご指摘、バシバシお願いします。
心が折れない程度に、精進します。


それでは皆さま、よいお年を♪
来年も何卒よろしくお願いします。

tanako

悪の教典 上巻【本】

2011年12月31日 | 【本】
本日、帰省します。



行きのムーンライトえちごでは、ちゃんと寝ようと思ってたのに…。

気になっちゃって、
途中で起きて上巻読み終えちったよ。。。



下巻は、夜まで我慢できたら、
紅白尻目に炬燵で読みます。


心を病まずに、年を越せますように。





ちなみに、列車の外は雪景色。
あられが激しく窓に当たる音がします。

不安だなー、寒さが。

50/50(フィフティ・フィフティ)【映画】

2011年12月30日 | 【映画】
年末最後の映画鑑賞。

この映画はもともと気にはなってたんですが、
TVとかでちらほらCMをやってたおかげで混んでました。
クリスマスに一人で観る映画ではなかったかなー…。
カップルばっかだったし。

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酒もタバコもやらない陽気な青年、
アダム(ジョセフ・ゴードン =レヴィット)は27歳でガンを患い、
5年の生存率は50パー セントと宣告される。
職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、
悪友カイル(セス・ローゲン) だけはいつも通りに接してくれていた。
何とかガンを笑い飛ばそうとするアダムだったが、
刻々と悪化していく病状に動揺を隠せなくなってしまう。
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主役のジョセフ君、大好きなんです。
(お前はそんなんばっかだな。。。)

「500日のサマー」も可愛かったけれど、
「インセプション」が余りにもカッコよすぎたよね。
今回はどちらかというと前者よりのTHE・草食みたいな役柄で、
人間味溢れる良い笑顔を見せてれてました。

「永遠の僕たち」の後にこれを観たんですが、
死を題材にした映画としては、その扱い方がそれぞれ違ったのは面白かった。

「永遠~」は“静”、静かに死に向かっていく映画で、
「50~」は“動”、死に向かう心情も、展開も、大きく動きます。


前者は前記事で書いたので割愛するとして、
後者は、全体通して、悲しさだけを煽るような
B級“死ぬ死ぬスイーツ”(この表現、酷いけど秀逸だよね…。)映画にはなっていなくて、
前向きで明るいラストシーンが、とても好きでした。

死への恐怖や悲しみもちゃんと描かれていた上でのハッピーエンド。
絶望の中に見える希望や、日常の幸せの描き方って重要ですね。
この映画はその辺がすごく上手でした。


ただ、個人的には、良質な単館映画の印象を持っていたので、
派手に宣伝を打つタイプの映画ではない気がしてたのです。

だけど、TVCMとかはちょっと違くて、
観客に対して、ある種の押しつけがましさを感じてしまい、
それが何だかちょっと残念でした。

映画自体は、表現がそれほど大袈裟な訳でもないし、
劇的なフィクションぽさもあまり感じないし、良かったんですが、
大作風な宣伝を目にしてしまって、逆にチープな印象になってしまったというか…。

ジョセフ君が売れてきてるから仕方ないかもだけど、ちょっと悲しかったなー。


とはいえ、“難病もの”と類される映画の中では、良質だと思うので、
変な先入観なしに観て欲しいです。オススメです。



さてと、余談ですが、明日から帰省します。

今年の映画ランキング考えながら、のんびり電車で雪国へ~。
…寒さへの耐性が心配。

永遠の僕たち【映画】

2011年12月28日 | 【映画】
ガス・ヴァン・サント監督の映画はわりと見ていますが、
この人は、シンプルな中にちゃんと“らしさ”を込めてくるので、
結構好きな監督さんです。

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交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年
イーノック(ヘンリー・ホッパー)のただ一人の友人は、
彼だけにしか見えない死の世界から来た青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。
他人の葬式に参列するのが日常的なイーノックは、
ある日、病によって余命いくばくもない少女
アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会う。
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淡々と進む美しい映像と、
計算されたセリフと、
音楽が絶妙にマッチしていた、とても良い映画でした。
すごく好きです。

ストーリーは、案外ありふれた設定かもしれない。
でも、死についての価値観や、物語の展開の仕方が
物凄く作り込まれているので、
似た題材の作品に、たまに見られがちな押しつけがましい感じが一切なかったのが良かったです。


他人の葬式を覗く男の子と、
余命わずかの女の子と、
国のために死んだ日本兵の幽霊。

バラバラながらも、それぞれが「死」と深く関わっていて、
お互い一緒に過ごす時間の中で、
それぞれが、自身の中での答えを導きだしていく。

展開に無駄がない、キレイにまとまっている印象です。

死にゆく姿は悲しいけれど、
残された人たちの姿はもっと悲しい。
でも、みんな、それを乗り越えながら、
いつか迎える死に対して準備をしているんだと思います。

主人公のイーノックは、
消化できていなかった両親の死を、
恋人であるアナベルの死や、ヒロシの存在で、
受け止めて、前に進んだんだと思います。
ガサツな言い方をすると、必要な経験値、というか。

故・デニス・ホッパーの息子であるヘンリーは、
お父さんとは違って草食系ボーイでしたが、
アナベル役のミアとはとてもお似合いで、美しいカップルでした。
加瀬亮が素晴らしいのは言うまでもないよね。


12月25日(日)。
休日出勤することは前から決めていて、
でも、今年最後の映画鑑賞に最適な日だなとも狙っていて
早起きと気合いで早々に切り上げての、一人映画&二本立てでした。

でも良かった。
クリスマスだけど早い時間だからカップルに囲まれることもなかったし。
やっぱり映画館がすきです。

まだ公開されたばかりで混んでるかもだけど、
オススメの映画です。

正直、最後の最後で、年間ランキングが覆りそうです。
ただ、今年あんまり見れていないのが残念なのだけれど…。
次の記事では、今年最後の映画をば。

宇宙人ポール【映画】

2011年12月26日 | 【映画】
意識せず見に行ったら、初日でした。
とはいえ、激マイナーな映画だしとたかをくくっていたら、意外と混んでました。
三連休の初日なのに、みんなモノ好きだねー。
(おっと、ブーメラン発言。人のこと言えず。)

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SFオタクのイギリス人青年、
クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン ・ペッグ)は、
念願だったコミックの祭典「コミコン」と
アメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。
その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」で
ポールと名乗る宇宙人と遭遇する。
そしてポールを故郷に帰すため、悪戦 苦闘の日々が始まり……。
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雑誌の記事を見て気になったこの映画。
ポール見たとき、なんつーシュールな画像だろうと思いました。
ブログには更にシュールな画像を使いました。



バカバカしくて、
若干下品で、
でもちょっと、イイ話。

過去のSF映画を良い感じに使ったギャグも小気味よく、
非常にバランスのいいコメディ作品です。
カメオ出演なんかも粋だし、製作者が楽しんで作ってるなと思いました。

ちょっと王道が過ぎる気もするけど、
(予想外のことは、あんまり起きないしね。)
でもまぁ、その辺は愛嬌で。
テンポも良いし、久々に素直に笑えました。


ちなみに。
あたしは、鑑賞後に別の映画館で予告編を見たのだけど、
これ、予告編は見ないで行った方がいいかも。
あたしが一番笑ったシーンを、予告編でフルで流しちゃってたし。
それだけが、残念。

あと、前売り券が高いです。サービスデーか、チケットリターンをオススメします。


でも、ハリウッドが得意なB級・C級のコメディ映画で、 安心して観れました。
やっぱり年に一本はこういうの観ないとねー。