自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

裁判所は証人尋問とインクの鑑定を!

2023-04-07 | 狭山事件

これは、春分の日に大阪西成区民センターで開催された石川さん再審を求める市民の集いin関西のスローガンである。
前日の袴田さん再審決定を受けて500人収容の会場が盛況だった。府内のコロナ感染者が数百人にまで落ち着いて来たので私も参加した。石川さん再審運動の最近の情勢を感じ取ることができた。

スローガンにみられるとおり、運動の目標がすっきりと整理された。さらに、露新の話芸、指宿弁護士の報告、石川夫妻-袴田秀子さんのビデオアピール、それから青木恵子-西山美香-金聖雄-ノジマミカさんによる冤罪トークセッションで、狭き門となっている再審法を改正して、証拠開示のルールを設ける必要性がくりかえし強調された。
ちょっと不満が残った。無辜の市民の冤罪は真犯人の免罪であることに誰も触れなかったことである。運動にとって一般市民に支援の輪を広げることが肝要であるのだから、一般市民がいちばん乗りやすいスローガンも掲げるべきだ。
このスローガンは、警察、検察と裁判所のもっとも痛いところをついて、その本分と責務に目覚めさせるうえでも有効であると考える。
最後に和太鼓の演奏があった。ドド~ン、まさか肺腑に響くとは知らなかった。たちまち頭が空っぽになった。同時に無心になり感情を失った。すると涙腺が開いたのか涙が流れ出した。はじめての体験だった。
50年ぶりにデモに加わった。交通整理の警官に急かされて
何とかしんがりについて行けた。夜、風呂に入っているとき両太ももの筋肉がつった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿