ホワイトプレーンズに爆弾！？

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NYは、突然寒くなった。ので、外に出ようと意気込み外へ出るけど、
デニスが再び寝てしまった。

大道のそばの道、ブルーミングデールズのあたり一帯で通行止め。

黄色いテープがはられ、ポリスがわんさか立っていて、
なにか大きな騒ぎか？って雰囲気。プレジデントでも来るのかなと
思いながら、横切った。

夜のローカルニュースで、爆弾騒ぎがあったことを知った。
ゴミ箱に、妙なリュックの包みがあったらしく、爆弾処理班みたいな、重厚な装備で
固めたオヤジが、爆弾の処理のために動いてる姿が映しだされた。

レイに「大道の近くで爆弾騒ぎがあったみたいよ。今日さぁ～、すんごい渋滞
してたんだわ」と夕食を食べながら二人でニュースをながめる。
「爆弾騒ぎの元になったリュックの中には、古いスニーカーが入っていた」

というニュース解説。思わず笑ってしまった。
「警察も暇なんだよ」とレイ。
たしかにそうかもしれない。でも、何事もなくてよかった。

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アメリカの子供って小さなころから助け合い精神

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レイの友人アンソニーの家へ行った日、ここにはあと1ヶ月で4歳になるクリスチャン
という男の子がいる。私たちが家へつくと、すぐにデニスと遊ぼうとする。だって
デニスと体格があまりかわらない。クリスチャンはスリムだし、小柄。

背は少しだけ低いけど、デニスの方が頭もデカく体格はがっちりしている。
だからベイビーだとわからなかったらしく「遊ぼうよ」とデニスを追い回した。
「デニスは、まだベイビーだからクリスチャンやさしくね」と私が説得。

で、クリスチャンは、自分が飲んでたアップルジュースをデニスにも交代で飲ませて
あげていた。なんという面倒見のいい男の子だろう。

しかし外へ出て、サッカーボールを蹴りはじめると、一人であっちへこっちへ蹴って
デニスに蹴るスキを与えない。おもちゃのトラックに葉っぱを積みあげる作業も
黒い手袋をして、自分ばかりでせっせと労働。デニスは、そのうち泣き出し。

クリスチャンは、それを心配してデニスの顔をのぞきこむ。「デニス大丈夫？」と
問うのだが、デニスは、それがさらに神経をさかなでするらしくギャーッと悲鳴。

それでも、男の子同士。枯れ葉で遊ばせているうち、一緒に葉っぱを宙にまわせて
遊ぶようになった。楽しそうな彼らをしばらくながめていた。デニスは、その場から
はなれたくないと、しゃがみこむほど。

バックヤードの丘にみんなで上ることになり、クリスチャンは、デニスが高いところ
へ上ると、一緒に歩いて上る。そして手を引いてあげて下りてくる。
さすがアメリカ人の子供って、こんな小さなころから助けてあげようという精神が
発達してるのだなぁ～と感心する。

もちろんお母さんのキャロルが「デニスくんを助けてあげてね」と助言したりも
してたが、それより先に、手を引いてあげていた。

仕舞には、デニスにキスするクリスチャン。レイが「ダメダメ、男同士でキスは」
とクリスチャンを引き離す。子供だからいいじゃんと、私は思ってたんだけどさ。
デニスは、いつもされるがまま。同い年のマリナちゃんにも、ハグされた上

キスされてたらしいしなぁ～・・・。男にも女にもモテるのはいいけど、
されるがままっていうのは、ヒモタイプの男になりそうで、やだな。

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NY田舎の家屋事情

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レイの友人アンソニーが家を建てた。アメリカ人って滅多に家を建てないので
めずらしい。たいてい古い家を買って改築したり改装するってのが普通なのだ。
さっそくレイが家具を動かすお手伝いに行く。

う～～～ん、ピークスキルというエリアを通り越し、めちゃめちゃ田舎なＮＹ
こんなところもＮＹなのね。
街灯もないから、夜になったら真っ暗。

下水は、土壌に浸してしまうらしい。ウンチは、汲み取りがくるのかなぁ～？
水は、ポンプでくみ出しだから、きっと地下深くに井戸でもあるのかなぁ～？

家は、ピカピカだけど、思ったより普通のサイズ。ガレージが屋内についてる
せいだ。しかし、バックヤードの広いこと！
「冬になったら子供たちは、ソリで滑れるわよ。ヒロエもデニスをつれて
遊びにおいでよ」

と、アンソニーの奥さんキャロルが言った。
「たしかに、冬はスキーができそうなくらいの広さだし、傾斜だね。夏は、
キャンプもできるじゃん！ぜったいに来るよ」と答えた。

空気はきれいで、周りは山ばかり。近所には、家もあるけど、ちょっと歩く。

この辺の家庭は、暖炉を本格的に暖房につかっているそうだ。
薪を家の前に、山のように積んでいた。夜になったら暖炉のにおいが
漂ってて風情がある。木の燃えるにおいって癒される。

でも、虫もたくさんいるし、マンハッタンからは１時間半くらいかかりそうだし、
レイと私には住めないなぁ～。
冬には、坂の雪をおろすのも大変そうだ。業者をやとわないと、とても無理。
夏は、草刈がまってるぞ～～～！

広いのはいいけど、メンテナンスにお金がかかりそうである。
ちなみに家賃は、そんな田舎でもハーフミリオン以上。だったらホワイトプレーンズ
あたりに買えたのでは？

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育児のフィロソフィー

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「子供の育て方に対してフィロソフィーがちがう」
とレイに言われた。彼は、外にデニスを連れて行かないので、いつも私とケンカに
なる。

子供って、犬と同じで一日一度は外に出ないと、ノイローゼになると思う。
アメリカは、誰かがついてないと外に出れないし。子供ばかりで遊ぶという
状況がないから確かに面倒くさい。

日本でも、そろそろ小さな子供ばかりで遊ばせるのって危険になってるから、
ちゃんと誰かをつけてでないと外出させないように、しないとダメだとは思うけど。
ともかくデニスを外へ連れて行ってあげたいので、私は毎日どこかの公園へ行く。

せめて週末だけは、レイに連れて行ってほしいけど、彼は家でリラックスして
いたいのだとか。たしかに会社勤めで、たまの休みに家で一日寝ていたい気持ちも
わかる。だけど、今はパパなんだからしょうがないじゃん？

彼らが青年になったら、遊びたくても
遊べないぞ、子供とは。

将来デニスが「オヤジなんて一人で家で寝てろよ」という
捨てゼリフとともに、レイから金を巻き上げて、友達と出て行く姿を想像して
しまう。って、その時には、私も邪魔者になってるのかな？

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主婦レズビアンが白昼堂々、さすがＮＹ

風が強くてデニスは葉っぱに巻かれた
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今日は、デニスとケンシコダムに行った。けど、風が強かったので帰ろうって
車に乗ろうとする。となりの車には、クリスティーナ・リッチという女優をほうふつとさせる

可愛いタイプのブロンドの女性が二人、シートをたおして、なにやら妖しい雰囲気。
彼女らのシートの後ろには、ベイビーシートが。ってことは、子持ち。
ってことは、主婦？夫がいるわけよね。どうみても二人がアダプトした子ではなさそう。

女同士なら、浮気もうたがわれないからいいよなぁ～。
なんだか私までドキドキソワソワしてしまった。こんな可愛い二人がここで
オッパイもんだりはじめちゃったらどうしよう・・・。

とはいえ、ただ顔を近づけて、キスをしながらって感じの近さで話し込んでた。
キスしてるところまでは、いくら隣に停めてる車とはいえ、
じーっと見ることもできず。

車を出すふりをして、眺めてみたけど、それ以上は進みそうにないので
がっくりきて帰ることにした。
偶然、通りかかった公務員っぽい白人男性も、彼女らの妖しい雰囲気を察知
したらしく、じーっと二人に視線をやっていた。

いやはや、どうせなら、もっといいもの見せてほしかった。
またこのカップルに会えるかな。これで公園に通う楽しみができたぞ～！

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戦争ってそんなもの？イラク人医師からのメール

NY駐在中の日本人商社マンの男性（一度しかお会いしたことがないけど）
からメールが転送されてきました。チェーンメールかと思ったけど、
彼は、そんなメールを送ってくるタイプじゃないし、ちょっと考えさせられる
メールだったので、ここに掲載します。

バグダッドのセントラル子供病院、モハメド医師から、
今回の事件についてもメールをもらったので、取り急ぎ翻訳して送ります。

彼は、今年2月から半年間、名古屋大学病院で研修医として、医療技術を学び、
8月末にイラクに帰国しました。僕も彼の招聘を手伝っています。

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親愛なる友人へ

現在、かなり多忙なのですが、日本人男性の誘拐・殺害事件の背景を説明しなけ
ればいけないと思っています。

イスラム教の指導者たちの調整が機能していない状態にあり、事態は最悪です。

その原因は、ほとんどの指導者が刑務所に送られ、残りはイラク国外に逃げてし
まったことです。だから、イラク国内には、アメリカ軍のための軍隊か、テロリ
ストしかいないんです。私たちの現状を想像できますか？　お金のための軍隊か、
米軍をイラクから追い出すための軍隊しかいないのです。もうイラクに日本の人
を送らないでください。バグダッドで私たちは、より困難な生活を送っています。

毎日、バグダッドの市民に対して、３～４回の爆撃が行われています。昼でも夜
でもです。とくに早朝に爆撃されます。アメリカ軍の戦車が一日に何度もハイウ
ェイを通過し、よく彼らは攻撃されます。だから、ハイウェイを使うことができ
ません。ハイウェイで攻撃に会う可能性がきわめて高いので、緊急事態でない限
り、誰もハイウェイを使いません。また、イラク国軍はアメリカ軍に指揮され、
彼らの命令下で働いています。だから、彼らも攻撃の対象にされるのです。

不思議に思ったかもしれませんが、先週、Dialaで49人ものイラク人兵士が殺された

のは、このためです。さらに、イラク国外に逃げようとした、医者や科学者も殺
されています。イラク国内にいるイラク人も殺されるかもしれないという脅威に
さらされています。とりわけ特別な立場にいる人、例えば政府機関で働いている
人や特定分野で有名な人にとっては、その危険性がより高くなっています。

もちろんのこと、外国人が殺される確率は、それよりも高くなっています。だか
ら、全ての日本の方に、自重してイラクから離れることをお願いしています。そ
して、日本軍の早期撤退をお願いします。イラクの状況はより悪化していくので、
軍人だろうと安全ではなくなるでしょう。彼らの命も守ってください。

日本とイラクの良好な関係を維持したいので、日本人殺害事件のことを残念に思
っています。イラクの人々を責めないでください。私たちは、あなた方の親愛な
る兄弟でありたいのです。日本人の中には、私たちイラク人のことを憎む人がい
るだろうと思っています。しかし、私たちは何をすればよいのでしょうか？　

最後にいっておきたいことは、今まで、イラクにとって、いい兆しはなにもありま
せんでした。イラクのリーダー、アラウィが選挙のことを話している一方で、
ファルージャではアメリカからの大規模攻撃を待ち受けているんです。

じつに皮肉なことではないですか。

うちに居た

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ひさびさに一日中うちに居た。
デニスも2時とか早いうちに昼寝。いい傾向だ。
寒くなって、まいにち外へ出れなくなるとどうなるのだろうか？

レイが出張なので、一人さみしく、ってデニスと二人ですき焼き。
デニスは、ほとんど食べなかった。その前の前の日にした鍋も食べなかったし。

あまり鍋物は好きじゃないのかな。
焼いたサンマは、喜んで食べた。一匹を食べた後に、足りなくてブリブリ怒ってた
くらい。

缶詰の魚も喜んで食べるデニス。
魚を、なぜに好むのかが不思議。
きっと酒飲みになるのだろうか？

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Oral-Bという歯ブラシは自虐行為？

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Oral-Bという歯ブラシを使いはじめた。今までは、Aquafreshだったと思うけど。
このOral-Bのブラシと歯茎の関係がマッチしてるのか、あまりにも気持ちよく
歯みがきフェチになりそうなほどなのである。

でも、あまりに気持ちいいせいか、シャカシャカ磨いているうち、
なぜだか歯茎を傷つけてしまい・・・。磨いた後に、歯茎が痛くてイライラする。

これってよくないのかなぁ～。
まるで自虐的行為みたいでさ。

自殺願望のある人っていうのは、自殺をしようとするときに気持ちがよいのかも
しれないね。

Oral-B歯ブラシは、精神的にも肉体的にも危険なので、やはりAquafreshに戻そうと考える
今日この頃だ。

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