NY田舎の家屋事情

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レイの友人アンソニーが家を建てた。アメリカ人って滅多に家を建てないので
めずらしい。たいてい古い家を買って改築したり改装するってのが普通なのだ。
さっそくレイが家具を動かすお手伝いに行く。

う～～～ん、ピークスキルというエリアを通り越し、めちゃめちゃ田舎なＮＹ
こんなところもＮＹなのね。
街灯もないから、夜になったら真っ暗。

下水は、土壌に浸してしまうらしい。ウンチは、汲み取りがくるのかなぁ～？
水は、ポンプでくみ出しだから、きっと地下深くに井戸でもあるのかなぁ～？

家は、ピカピカだけど、思ったより普通のサイズ。ガレージが屋内についてる
せいだ。しかし、バックヤードの広いこと！
「冬になったら子供たちは、ソリで滑れるわよ。ヒロエもデニスをつれて
遊びにおいでよ」

と、アンソニーの奥さんキャロルが言った。
「たしかに、冬はスキーができそうなくらいの広さだし、傾斜だね。夏は、
キャンプもできるじゃん！ぜったいに来るよ」と答えた。

空気はきれいで、周りは山ばかり。近所には、家もあるけど、ちょっと歩く。

この辺の家庭は、暖炉を本格的に暖房につかっているそうだ。
薪を家の前に、山のように積んでいた。夜になったら暖炉のにおいが
漂ってて風情がある。木の燃えるにおいって癒される。

でも、虫もたくさんいるし、マンハッタンからは１時間半くらいかかりそうだし、
レイと私には住めないなぁ～。
冬には、坂の雪をおろすのも大変そうだ。業者をやとわないと、とても無理。
夏は、草刈がまってるぞ～～～！

広いのはいいけど、メンテナンスにお金がかかりそうである。
ちなみに家賃は、そんな田舎でもハーフミリオン以上。だったらホワイトプレーンズ
あたりに買えたのでは？

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