浜崎あゆみ似の派手なお姉さんは15歳

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電車で小倉へ行ってると、ほとんど裸みたいな超ミニのホットパンツ（いまどき
ホットパンツなんて言わないか・・・）に、ＳＭの女王様がはくみたいな
エナメル系のロングブーツをはいてる浜崎あゆみ似のお姉ちゃんを目撃。

さっそくどこへ行くのか聞いてみた。どっからどう見てもブラック系のクラブ
へ行くって雰囲気だし、北九州のような田舎にそんなクラブがあるのか
気になったからだ。

「これからどちらへ行かれるんですか？」と低姿勢で聞く私。
「あ、小倉まで」お姉ちゃんは、目をパチクリさせて、突然の見知らぬ
オバちゃんの問いかけに、驚いてるようす。

「小倉の、クラブとかなにかに？」
「はい、そうです」
「北九州にもクラブとかあるんですね」
「西小倉の駅のそばにあるんですよ」
「やはりヒップホップ系ですか？」
「そうです」

「私も昔は、そういったクラブへ行ってたんですけどね～
もう現役を退いて長くなって。子供産んでデブっちゃって、
もはやそんな雰囲気はないけど。今はＮＹに住んでてハーレム日記
なんていうのを書いてるのでネットですけど」
と名刺を渡す。

「うわぁ～ＮＹに住んでるんですか？2パックのミュージアムが
アメリカのどこかにあるって聞いたんですけど、行ってみたくて」
「2パックのファンなんですか？」
「はい」
「たしか彼ってＮＹ出身でしたよね。葬儀もハーレムでやったって話を
聞いたことあるし」
「そうなんですか？でも本当は、生きているってうわさもあったりして」
「わざわざ死んだってことにする必要もないと思うんだけど・・・」
「そうですよねぇ～」

「失礼ですけど、いくつなんですか？」と友人ミホちゃんが聞いた。
「15歳です」
「えぇぇぇ～～～！見えない」とミホちゃんと私は驚きの声をあげた。

小倉のヒップホップのクラブでは、ＤＪやラッパーもいたり、
アフリカ系アメリカ人を気取った、本物のアフリカ人もいたりするらしい。

それにしても、ブラックのクラブに行くお姉さんが、浜崎あゆみ系とは、
世の中変わってしまったものだ。昔は、肌を真っ黒に焼いた
シスター気取りのお姉ちゃんばっかだったもんなぁ～。

ガンガンに海やサロンで焼いてた、お姉ちゃんたちは、今頃、
私と同じオババになってシミだらけで泣いてそうだ。

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