夫婦というものは、いつも些細なことが大喧嘩へと発展したりする。
本日は、アリのように小さな出来事が喧嘩の火種になった。
NJにある日系スーパーまで1時間ほどの道のりがあるのだが、そこをドライヴ中、
子供たちは自分たちがつくるクイズで盛り上がっていた。
子供たち同士の会話なので、英語でのやりとりだったが。
最初は子供たちだけでやっていたが、そのうち私ら夫婦も加わっていった。
「足が黒い生き物なーに?」とアヤ。
「パンダ?」私。
「ワニ」誰かが言う。
その後、複数の回答がでたがわからなかった。
「チョウチョだよ」とアヤ。
ほかにもいろいろとクイズが出て、当たったりハズレたり、
「じゃー私の番ね」と次は私がクイズを出した。
「たまに赤でたまに黄色のフルーツは?」
「トマト」
「ピーマン」
レイと子供たちがかわるがわるに言い放つ。
トマトはフルーツかベジタブルかって判別が難しいけど、
ピーマンは明らかにベジタブルだと思うのだが。
「あ、たまに赤でたまに黄色っていうのは間違いで、
赤い種類と黄色い種類のものが
あるってのが本当。小さいフルーツだよ」ヒントを加える。
「種類ってものになると、かなり違ってくるじゃないか」とレイ。
その後も、
「マンゴー」
「グレープ」と回答が出てくる。
「グレープ、ちかいかも」
そのうち、
「もう、わかんないよ」と誰もがぼやくので、
「チェリーだよ」と答えた。
レイが「そんなのズルだ!チェリーなんて赤が普通だろ。
どこに黄色のチェリーが売っているのだ。僕も、子供たちだって見たことないし。
もうヒロエが出すクイズには回答できない」と
突然のマジギレ。
「え?でも私たちは黄色いチェリー(サクランボ)って歌があるくらいに、
普通なものだと思ってたんだけど」
「私たち?」ヤクザのような流し目になってるレイ。
あえて言わなかったのだが、歌っていうのは
Byザ・ピーナツの黄色いチェリー(サクランボ)、日本の話である。
そんなこんなで長い揉め事が始まった。
マジギレしている両親に、
子供たちは車の中で土偶になったかのように動かずシーンとしている。
「普通っていえば、こういう話もあるのよ。
お隣のカティーは、ボリビアにいたころは、普通にレモンしか売ってなくて
アメリカに来たときに、なぜかアメリカには緑色のレモンしかなかったのだそうな。
そのうち黄色いレモンが流通するようになって。
あぁ~緑色のものはライムだったんだってわかったのだけど。
いまだにライムをレモンって
言い間違えたりするんだから」私も負けていない。
「それはつまり外国の普通ってことだろ?
外国人の話は関係ない」
ここまできて、私たちが住んでいるのは確かにアメリカなんだけど、
世界の普通(基準)の何もかもが、
アメリカが基準になっている(アメリカ人である)夫に腹がたってきた。
「私も外国人なのよ!」思わず叫んだ。
もうそこからは、子供たちが「お腹すいた」って
ピーチクパーチクとクレームをあびながらもUターン。
家族で食事をする雰囲気でもなくなり家へ引き返したのだった。
家へ帰ってグーグルしてみたら、やはり黄色いサクランボは存在した。
って、ここまで躍起になっている私も私だけど。
冷戦は夕方まで続き、
夕食に私は子供たちをつれてレイの実家へ行った。
マムにもレイと喧嘩になった話をしていた。
「そんな些細なことで口論になったの?たしかに黄色いチェリーを知ったのは、
私も2年前ぐらいかしら。そういえばレモンも私が住んでいたころには、ライムが
売ってるのが普通でジャマイカにはなかったわ」と大笑いするマム。
結論として、普通というのは、国によっても時代によっても
違ってくるってことだ。
いまだにライムが日本で山積みされて売っているのを見たことないし、
売っていないスーパーもある。
ザ・ピーナツの黄色いサクランボを知っているのは、70年代生まれの
日本人くらいまでだろうし。
ってことは、
日本でも黄色いチェリーの存在を知る者は少なくなってるのだろうか?
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本日は、アリのように小さな出来事が喧嘩の火種になった。
NJにある日系スーパーまで1時間ほどの道のりがあるのだが、そこをドライヴ中、
子供たちは自分たちがつくるクイズで盛り上がっていた。
子供たち同士の会話なので、英語でのやりとりだったが。
最初は子供たちだけでやっていたが、そのうち私ら夫婦も加わっていった。
「足が黒い生き物なーに?」とアヤ。
「パンダ?」私。
「ワニ」誰かが言う。
その後、複数の回答がでたがわからなかった。
「チョウチョだよ」とアヤ。
ほかにもいろいろとクイズが出て、当たったりハズレたり、
「じゃー私の番ね」と次は私がクイズを出した。
「たまに赤でたまに黄色のフルーツは?」
「トマト」
「ピーマン」
レイと子供たちがかわるがわるに言い放つ。
トマトはフルーツかベジタブルかって判別が難しいけど、
ピーマンは明らかにベジタブルだと思うのだが。
「あ、たまに赤でたまに黄色っていうのは間違いで、
赤い種類と黄色い種類のものが
あるってのが本当。小さいフルーツだよ」ヒントを加える。
「種類ってものになると、かなり違ってくるじゃないか」とレイ。
その後も、
「マンゴー」
「グレープ」と回答が出てくる。
「グレープ、ちかいかも」
そのうち、
「もう、わかんないよ」と誰もがぼやくので、
「チェリーだよ」と答えた。
レイが「そんなのズルだ!チェリーなんて赤が普通だろ。
どこに黄色のチェリーが売っているのだ。僕も、子供たちだって見たことないし。
もうヒロエが出すクイズには回答できない」と
突然のマジギレ。
「え?でも私たちは黄色いチェリー(サクランボ)って歌があるくらいに、
普通なものだと思ってたんだけど」
「私たち?」ヤクザのような流し目になってるレイ。
あえて言わなかったのだが、歌っていうのは
Byザ・ピーナツの黄色いチェリー(サクランボ)、日本の話である。
そんなこんなで長い揉め事が始まった。
マジギレしている両親に、
子供たちは車の中で土偶になったかのように動かずシーンとしている。
「普通っていえば、こういう話もあるのよ。
お隣のカティーは、ボリビアにいたころは、普通にレモンしか売ってなくて
アメリカに来たときに、なぜかアメリカには緑色のレモンしかなかったのだそうな。
そのうち黄色いレモンが流通するようになって。
あぁ~緑色のものはライムだったんだってわかったのだけど。
いまだにライムをレモンって
言い間違えたりするんだから」私も負けていない。
「それはつまり外国の普通ってことだろ?
外国人の話は関係ない」
ここまできて、私たちが住んでいるのは確かにアメリカなんだけど、
世界の普通(基準)の何もかもが、
アメリカが基準になっている(アメリカ人である)夫に腹がたってきた。
「私も外国人なのよ!」思わず叫んだ。
もうそこからは、子供たちが「お腹すいた」って
ピーチクパーチクとクレームをあびながらもUターン。
家族で食事をする雰囲気でもなくなり家へ引き返したのだった。
家へ帰ってグーグルしてみたら、やはり黄色いサクランボは存在した。
って、ここまで躍起になっている私も私だけど。
冷戦は夕方まで続き、
夕食に私は子供たちをつれてレイの実家へ行った。
マムにもレイと喧嘩になった話をしていた。
「そんな些細なことで口論になったの?たしかに黄色いチェリーを知ったのは、
私も2年前ぐらいかしら。そういえばレモンも私が住んでいたころには、ライムが
売ってるのが普通でジャマイカにはなかったわ」と大笑いするマム。
結論として、普通というのは、国によっても時代によっても
違ってくるってことだ。
いまだにライムが日本で山積みされて売っているのを見たことないし、
売っていないスーパーもある。
ザ・ピーナツの黄色いサクランボを知っているのは、70年代生まれの
日本人くらいまでだろうし。
ってことは、
日本でも黄色いチェリーの存在を知る者は少なくなってるのだろうか?
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