ちび黒サンボ再販についてレイに問う～これって黒人差別？

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

ちび黒サンボが再販されることになったという話をレイにした。

「黒人の男の子が出てくる話で、最後にトラがバターになるっていうんだけど、
どこが黒人差別なのか、私にはわかんない。むしろ黒人の男の子に親近感が
子供のころからわいてたくらいでさ。日本で黒人の男の子なんて見ることないしね」

と私。レイがその話を知らないというから話を詳細に話したけど、
差別してるようなところは少しもないような気がしていた。

と、レイが「そのサンボっていう言葉がダメなんだよ。サンボってたしか、歴史的背景に
黒人差別から生まれてきたものだ。
それを書いた作家はぜったいに白人だね」

「そっかーサンボって言葉のせいなんだ」
「あと、そのストーリーって黒人である必要ってないでしょ？どうして教科書に使ったり
するのさ」とレイ。

「でもさ、日本の教科書に金髪で青い目の白人ばっか出てたら、アメリカ人は白人
ばっかりじゃないって、レイは文句言うでしょ？」「たしかに」

「どちらにしてもブラックをサンボって呼んだら、誰に向かってサンボ
って言ってるんだって誰でも怒るよ」
と、レイが目をむいて、冗談めかしくストリートで怒ってるような
ブラックのゲットーな表情をしてみせた。

どこかのサイトで、「サンボって言葉が黒人差別になったとしても、黒人に対して
親近感がわいたのだからよいのでは？」という意見があった。
意見の掲載されているURL

いえいえ、サンボって言葉が黒人差別である以上、そんな言葉を使ってはならないのだ。
万が一、ハーレムでサンボなんて黒人のことを呼んじゃったら大変なことになる。

そんな言葉を普通に本に掲載してたら、私も知らなかったように、
平気で差別だって知らずに使ってしまう可能性もあるもんな～。

スイカとかフライドチキンとかいった言葉も黒人には言うべきではないとレイから
教えられたことがある。あとゴリラやサルみたいって言葉。日本人なら、ゴリラみたいって
言っても、単純にゴリラなんだけど、黒人に対しては差別になるらしい。

いやはやブラックを気取るヒップホップ好きの日本の兄ちゃんやお姉ちゃんたちも、
まずは差別の言葉を学ばないとダメかも。
ヨォーワッツアップ！ニガなんてブラックコミュニティーで
ラッパー気取りで言ってたら大変なことになるよ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■