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レイの元ボスの家へお邪魔した。彼らは、コネチカットのグリニッチで、
金持ちしか住んでいないエリアにお家を持っているのだ。
私らは、もちろん3人の子供をつれて参上。奥さんのマリーンが、先週末の
レイの会社の同僚の結婚パーティーで
子供たちに会いたがり、レイが遊びに行くよと約束したのだった。
お部屋は、お洒落な家具で、ホームガーデンTVから抜け出たようなつくり。
黒や卵色レザーのソファに、うちのテレビの4倍くらいあるスクリーンのテレビに
大きなイスなのかベッドなのかわからないカウチ。
白い壁には、青や赤に黄色と自分たちでぬったという
四角を重ねて描かれたペイントのアクセント。
デニスは、水槽を見て大喜び。「さか、さかなぁ~」と日本語で魚を指差す。
が、他の人がみんな英語で「フィッシュ」というので、そのうち「フィッシュ」と
デニスも言い出した。はじめてのお宅なのに、デニスは上機嫌。
やばい、これじゃーデニスが酒乱のオヤジのように暴れまくるぜ。
知らない人だと怖がって、私から離れないんだけど。
小手調べのように、カウチにのせてあった小さなクッションをデニスがポンポンと
投げはじめた。「ダメよ!デニス」ちょっと躊躇するが、ポンポンやってるうちに
ストロベリーのクリームへズボッ!
「キャー大変」と私はあわてる。「大丈夫よ、たった5ドルのクッションだから」と
マリーンは笑う。
「レイ、私はアヤを抱いてるから、デニスを見ていてね」と頼んでおいたのに、
デニスが一瞬のうちにダイニングへ走っていた。
デニスの手には、高価そうなワイングラス。まるでグラス彫刻みたいなキレイな
やつだった。「デニ~ス!」私は叫んだ。デニスは、おじけづいた子鹿のように、
ピクリとオシリを突き上げたかと思うと、手にしていたグラスを床に落としたのだ。
そのグラスが落ちる瞬間は、ストップモーションのようだった。
パッリーーーン、グラスの割れる音は、透明感のあるキレイな・・・。
そんなことを考えてる場合じゃないと自分を制する私。
「マリーンごめんなさい」「大丈夫、大丈夫よ」と、マリーンはすぐに
ほうきを持ってきて片付けた。
大丈夫と言われても、やはり高価なものをくずされたら、たまらないだろう。
最後まで、デニスは、私の神経をピリピリさせるのだった。
次の日、レイが友人と電話していた。
「昨日は、前のボスの家へ行ってたんだ。僕がいつも、デニスは悪さをするから
って言ってたのに、信じないで、家へ招いたんだけど、
デニスがワイングラスを割っちゃったよ。あれほど言っておいたのに、招いた
りするからさ」
と、アメリカ人は、招いた方だってモノを壊されても仕方がないと
あきらめなければならないのか?招く方は、モノを壊されたくなければ、
子供を招かないか、高価なものは手の届くところへ置かないという
責任があるらしい。
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レイの元ボスの家へお邪魔した。彼らは、コネチカットのグリニッチで、
金持ちしか住んでいないエリアにお家を持っているのだ。
私らは、もちろん3人の子供をつれて参上。奥さんのマリーンが、先週末の
レイの会社の同僚の結婚パーティーで
子供たちに会いたがり、レイが遊びに行くよと約束したのだった。
お部屋は、お洒落な家具で、ホームガーデンTVから抜け出たようなつくり。
黒や卵色レザーのソファに、うちのテレビの4倍くらいあるスクリーンのテレビに
大きなイスなのかベッドなのかわからないカウチ。
白い壁には、青や赤に黄色と自分たちでぬったという
四角を重ねて描かれたペイントのアクセント。
デニスは、水槽を見て大喜び。「さか、さかなぁ~」と日本語で魚を指差す。
が、他の人がみんな英語で「フィッシュ」というので、そのうち「フィッシュ」と
デニスも言い出した。はじめてのお宅なのに、デニスは上機嫌。
やばい、これじゃーデニスが酒乱のオヤジのように暴れまくるぜ。
知らない人だと怖がって、私から離れないんだけど。
小手調べのように、カウチにのせてあった小さなクッションをデニスがポンポンと
投げはじめた。「ダメよ!デニス」ちょっと躊躇するが、ポンポンやってるうちに
ストロベリーのクリームへズボッ!
「キャー大変」と私はあわてる。「大丈夫よ、たった5ドルのクッションだから」と
マリーンは笑う。
「レイ、私はアヤを抱いてるから、デニスを見ていてね」と頼んでおいたのに、
デニスが一瞬のうちにダイニングへ走っていた。
デニスの手には、高価そうなワイングラス。まるでグラス彫刻みたいなキレイな
やつだった。「デニ~ス!」私は叫んだ。デニスは、おじけづいた子鹿のように、
ピクリとオシリを突き上げたかと思うと、手にしていたグラスを床に落としたのだ。
そのグラスが落ちる瞬間は、ストップモーションのようだった。
パッリーーーン、グラスの割れる音は、透明感のあるキレイな・・・。
そんなことを考えてる場合じゃないと自分を制する私。
「マリーンごめんなさい」「大丈夫、大丈夫よ」と、マリーンはすぐに
ほうきを持ってきて片付けた。
大丈夫と言われても、やはり高価なものをくずされたら、たまらないだろう。
最後まで、デニスは、私の神経をピリピリさせるのだった。
次の日、レイが友人と電話していた。
「昨日は、前のボスの家へ行ってたんだ。僕がいつも、デニスは悪さをするから
って言ってたのに、信じないで、家へ招いたんだけど、
デニスがワイングラスを割っちゃったよ。あれほど言っておいたのに、招いた
りするからさ」
と、アメリカ人は、招いた方だってモノを壊されても仕方がないと
あきらめなければならないのか?招く方は、モノを壊されたくなければ、
子供を招かないか、高価なものは手の届くところへ置かないという
責任があるらしい。
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