抱腹絶倒!NY育児日記

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日本の企業に内部告発はぜったいに必要

2008-01-31 19:14:47 | ぜ~んぶ見せます!
エリカとアヤをつれて図書館へ行った時のこと。

ここで読み聞かせがあるのだが、
その最中にエリカを鬼のような形相でにらむ女の子がいた。

顔つきは、秘密の花園てきメルヘンな童話に出てくる
ブロンドの女の子。

どう見てもエリカを威嚇している。
鳥が窓があるのを知らずに体当たりしてしまったみたいに、
ものすごい勢いでエリカにドンッと鬼顔で寄っていくのだ。

エリカはビビってアヤの背後に隠れる。

って、アヤはどうなってるの?鬼顔が怖くないんかい。

アヤは気づいてないらしく平然としていた。

怖がるエリカが楽しいらしく、鬼顔はさらに
迫り来る。

エリカは何度となく
穴にもぐりこむウツボのようにアヤの背後へひるむ。

女の子はお婆ちゃんと来ていた。
お婆ちゃんがいつもベイビーシッターしている様子。

鬼顔3歳くらいの女の子と、4歳くらいの男の子をつれて
読み聞かせの間も、子供のそばへ駆け寄っていったりして、
とても教育熱心なお婆ちゃんに見えたのだが。

やはりお婆ちゃんは、甘いんだろうな。

それにしてもミーンフェースするって邪悪な発想って
こんな小さなころから育まれているのね。

だからミーンな大人がいるわけだよ。

そして読み聞かせのあと、

「エリカちゃん、一人ミーンフェース(意地悪な顔)な
女の子がいたね」

「エリカ怖かったよ」

「だったら、ちゃんとやめてって本人に言うか、
言えないんだったらマミーに言ってこないとダメだよ。
困ったり意地悪されたらすぐに、誰かに言わないと。

隠れてたってああいう意地悪な子は
ぜったいにやめないよ」

デニスはすぐに何でも言いにくる子だった。

「マミー、アノ子がオモチャを譲ってくれない」とか、
「マミー、すべり台でアノ子がプッシュしたの」とか。

そのたびに、「オモチャを返してって自分で言える?
言えるなら自分で言ってみて」と、言わせてみる。

それでも返さなかったら、私が言いに行く。

「プッシュするのはやめてねって言ってみて
もしそれでも続けるようだったらまたマミーに言ってきてね」と
いう風に対処してきた。

エリカのように隠れるという行為は、
アメリカでは通用しない。

事なかれ主義の日本とはちがうのだ。

ママ友Aさんによると、
小学校などでも、グループをつくって席を並べているが、
あわない子がいれば先生に言って席がえしてもらえるらしい。

親が出てきてもいいから、
いつでも困ったことは言うべきなのだとか。

私が子供のころなんて、いつも
前の席からツバ風船つくってくる男の子に
「やめて!」って言ってるのにやめない子がいた。

その子が問題児だから、逆に
班長の私がうまく対処するようにって
先生に言われてたものだが。

別のクラスで、同じように
私が面倒見ていた男の子たちからも、
故意に鉛筆で刺された傷は、今も残っている。

小学校4年生のころには、先生から
「勉強を教えてあげてね」なんて言われて、勉強のできない男の子に
勉強を教えていて、ついつい「バカ!こんなのもわからないの」

と言ってしまい。

そのせいで、男の子は私のことが嫌いになったのだろう、

それからは小学校の時も、
中学生になってから、その子が不良のボスになってからも
私は事あるごとに「ブス!」と言われ。

ハンディーのある兄に関して、
「オッサン」なんて言われて苛められた。

小学校で小さなコミュニティーを作って、先生の指導の下で
子供同士でなんとかさせる教育って
間違っているのかもしれないよなぁ~。

いや社会に出たら、実際そういう場で生活するわけだから、
間違っていないのか?

どちらにしても会社では、アメリカだったら
ボスに言ってなんとかしてもらえることが、
日本では文句を言った奴からクビになる。

そんな日本企業では、内部告発制度を奨励するしかないのだろう。

って、子供のミーンフェースの話が
企業のあり方にまで発展してしまった。

きっと日本の企業って内部告発しにくいから、
こんな中国餃子の被害が出るんだよ。

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