抱腹絶倒!NY育児日記

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大阪人は日本でもNYでも話題の的

2008-04-16 13:15:06 | ぜ~んぶ見せます!
子供たちに図書館から借りてきた本を読んであげた。

私は、童話作家Tim Eganにはまっている。

今日は、図書館にたくさん置いてあったので、思わず
この著者の本ばかりをゲット。

「エリカちゃん、この本は絵がきらい」とエリカ自身に言われながらも、
デニスとアヤに強引に読み聞かせ。
そのうちエリカもはまっている。

最高なセンスなのだ。

なんてったって、シリアスファーム。

コーンなんて育ててたって笑えるわけないだろ。って農夫が言うのだ。

暗い。

けど、

家畜の動物たちが、なんとか彼を笑わせようとする。

オチは、「僕が笑わなくても影響されるな!君たちは笑っていなさい」

これって、なんだか子供にとっていい教訓だなぁ~って思った。

人間っていうのは、人に影響されやすいから
暗い人にはなるべく近づかないようにしたりする。

暗い人に影響されるんじゃなくって、どんな状況におかれても、
いつでも自分らしさを忘れず笑っていなさいって
ことを教える本なのだ。

私は彼の絵が最初は気に入って、タイトルも気になって借りたのだけど、

絵だけでなく、彼の教えというか、考え方も一発で気にいった。

やはり童話って絵とか文字とかのフィーリングなのである。

内容が、絵や文字に反映されているから。

この本は、私にとって
子供にも是非学んで欲しいと思う生き方だ。

農夫は頑固なオヤジでもいいっていうのがいいし、
彼を取り巻く動物たちは、それに影響されるんじゃない!
っていうのも、とってもいい。

それぞれの人格を否定しないところがいい。

ちなみに、今日
借りてきたのは、シリアスファームと別のTimの作品。

Friday Night at Hodges' Cafe

これも勿論よかった。

象がパティシエで経営しているデザートを主体にしたレストランが舞台。

トラは入店禁止って張り紙がしてあるのに、
トラが3匹やってくる。

横柄な態度に悪態をつく雇用者のダック。

いつもふざけた仕事をしている
ダックだけど、象はそれにとりわけ何を言うわけでもなく、
黙々と仕事をしている。

そんなダックが、トラに攻撃され危機に陥る。

いつもはダンマリを決めている象も、とうとう出てくる。

かなりの修羅場になるのだが。
トラたちも頑固なパティシエ象の
美味しいパイやケーキに攻撃をやめ穏やかになるって話。

誰かの料理が、攻撃的な人格をも変えてしまう。

ありそうな話なのだ。

まるで大阪人に通じているような気さえする。

美味いもの食って、人を笑わせていれば、それが人生みたいな。

日本では、頑固に続けてきた大阪の食いだおれ閉店。
NYでは、浪花の経営者が食品衛生調査員への
賄賂問題が無罪に。

頑固な大阪人は、どんな状況におかれても、
話題になるのだなぁ~。

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