抱腹絶倒!NY育児日記

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ベートーベンは宅配トラック

2008-08-10 12:37:53 | ぜ~んぶ見せます!
さすがに夏も架橋に入り、バテている。

って私がバテているだけだが。

なんせ3人の子供を毎日フルタイムで面倒見てるのだ。

とはいえ、

子供たちの排便後も、ようやく自分で処理するようになったから、
生きていく上で、衣食住の
食べること以外には、手を取るってこともなくなったというのが事実。

しかし3人がキャーキャーワーワー走り回ってると、
一日中、我が家は幼稚園。
どことなく自分のエネルギーまで燃焼させられている気がするのだ。

そんな我が家へ
友人らが1歳になったばかりとか、1歳に近いとかって
ベイビーづれで来てもらえると、なんだか癒される。

ベイビーってカワイイし、
まだまだ大変そうなんだもの。

人の苦労を見て、別の面での自分の楽さを実感できる。

すでに育児で、オムツを替えたり、殺菌された哺乳瓶で
ミルクをあげたり、ぐずったりする子の世話をするなんて
大変さは忘れてしまっているのだから。

苦労や恨みを忘れるっていいことなんだけど、
ここまで自分が苦労を忘れていたとは・・・。

だから彼女たちがベイビーに接する時の大変さを垣間見て、
「あぁ~うちの子も成長したんだなー」と痛感するのだ。

もう双子が同時に泣いて、オッパイやミルクを同時に与えたりって、
苦労することもないのだ。

デニスがワイルドな豚を見た後にトラウマで泣き叫んだり、
夜泣きしたりって苦労もなくなった。

逆にマミーの苦労を軽減しようと、掃除まで
手伝おうとするエリカやアヤ。
そして重い荷物を持ってくれるデニス。

騒ぎさえしなければ、いい子達じゃないか。

友人の葉ちゃんに、

「弘恵さんとこの子たちは、(子供たちのために展示されているモノに対して)
ストレートに反応するね」と言われた。

確かに、奴らはスーパーの人形の牛やら、
踊るバナナ人形、そして
歌いだす木など、屈託なく反応する。

なぜだ?って考えていたのだが。

つまりは、私がこの年になっても
ナンに対しても好奇心旺盛なせいか屈託なく
反応してしまうからかもしれない。

ゴミ収集車とか、メイルマンとか来ると、まずは私が
なんだかワクワクソワソワするのだ。

だって、

あの大きなゴミ収集車が、大きなゴミを飲み込んでいくサマは、
迫力満点だぜ。

ウルトラマンが怪獣を倒すぐらいのパワーを感じる。

メールが来るのも、たいしたメールが来るわけジャーないのだけど、
ベッドバス&ビヨンドの20パーセント割引のチラシが入ってるだけで
ワクワク。

得した気分になっている。

だから、子供たちにも
「ほら、ガーベッジトラックが来たよ!」とか、
「メールマンが来たよ!」と声を高らかに知らせる。

「ガーベッジトラ~~~ック」とかって、
一人が叫ぶと、「ガーベッジトラ~~~ック!」と
後の二人が走りながらやってくるのだ。

ポストにメールを入れていると、
「めいるまぁ~~~ん!」って黄色い声をあげながら、
玄関横の窓に、かぶりつく三人の子供たち。

もちろん彼らが子供たちに気づいてくれてもくれなくても、
働いてる人たちには常に笑顔で手をふっている。

たいてい愛想のいい兄さんたちは、子供たちに笑顔で手をふり返したり、
声をかけて反応してくれる。

ついでだが、子供たちが車に乗っている際、
彼らには、オリジナルの暗号がある。

フェデックスやUPS(日本でいう宅配便)のトラックを見ると、
「ベートーベン」って3人が叫ぶのだ。

「ベートーベンって有名なクラシックの作曲家じゃないの?」って聞いても、

「トラックのことだ」と言い張る子供たち。

近頃は、私まで宅配のトラックを見かけたら、子供たちが気づいてないうちに
「ベートーベン」って叫ぶようになってしまった。

一番に見つけたら、奴らに勝った気分!

さて今日もドライブ中は、ベートーベンを探すぜ。

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