抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

スネークを引越しの際に捨ててきたことで立腹

2008-03-20 12:32:12 | ぜ~んぶ見せます!
マイホームって、自分でやらなくてはならないことが
とにかく多い。

今日は洗濯していたら、配水管がつまった。

ゴミをピンセットでとってみたり、水圧をかけてみたり
いろいろやってみた。恐らく1時間は費やしたであろう。

そして、スネークを探す。

スネークとは、
針金みたいなのが丸まっていて、
ビョーンと伸ばして配水管を通していくモノである。

スネーク、そういえば引越しの時に捨ててしまった。
レイが、「そんな汚いの捨てちまえ。また新しいのを買えばいいさ」

絶対に、すぐに必要になるのになーと思っていた。後から、
これだけのために買いに走るのも面倒くさいのに。

配水管が詰った瞬間に、レイが「捨てちまえ」と言った時の顔が
頭に浮かんだ。

それみたことか!

家を持つってことは、こういうことだ。

今までなら、スーパー(管理人)にクレームすればすんだ
配水管のつまり。

これからは、どんなものでも
修理は、自分でやらなきゃーならん。

排水の管理くらいはできなくちゃダメ。
スネークって絶対に必要だと思っていたのだ。

買いに行こうと思うけど、子供3人をつれて
ホームディポへ行くのも面倒だ。

まずは1ブロック先に住む
レイの両親に聞いてみた。

「ちょっと待ってろ。すぐに行く」とダッド。

食器洗剤と、スポイドのオバケみたいに大きなのと、スネークを持って
ダッド参上。

ダッドといえば、家の14もあるブラインドを全てつけてくれた男。

電話をすれば飛んできてくれる。
これじゃーまるで、お抱えハンディーマンみたいで申し訳ないな。

などと思いながらも、
ついついお願いしてしまう。

さすが家を管理する男。
こんなことには、慣れ慣れのようだ。

食器洗剤をダラダラと流し込み、スポイドのオバケで
バフバフと空気を送り込む。

スーッと便秘が解消するように汚水が流れていった。

「食器の洗剤が一番いいんだ。ただしこのブランドに限る!
(って、ブランド名を忘れちまった)

家のトイレには、いつでも食器用洗剤を置いているのだ。
詰ったときに、サーッと流せるからね。」とダッド。

配水管のつまりをなおし、
帰ろうとするダッドに、ついでに言ってみた。

「ダッド、ところでトイレのドアなんだけど。
閉まらないの。レイは、買い換えるなんて言ってるけど。
私は、ここのところをカットするだけで閉まるって思うの。

ダッドはどう思う?」

「俺にまかせろ」

そうしてダッドは自宅へもどり
カナヅチと電気ノコギリを持ってきた。

「ここをこうして叩くんだ。それで閉まるようになることもある。」と、
ドンドンとドアと壁の間を叩く。

閉まらない。

「やっぱりダメだな。」

結局、ドアをはずして電気ノコギリでビィ~~~ンとカット。
もちろん私もヘルプでドアをおさえていたので
オガクズだらけ。

「ダッド、この電気ノコギリっていくらぐらいするの?」
「モノにもよるけど、50ドルくらいかな」

家は父が大工だったので、電気ノコギリや電気ドリルなんて
家の中のそこらじゅうにあったから、
値段の相場を知らなかった。

「やっぱり、50ドル以上はするんだ。高いかも」

デニスの二段ベッドのためにハシゴを作ろうかと思ったが、
断念。

工事用のハシゴを買った方が、電気ノコギリやパーツを買ってるより
安いじゃないか。

パッチワークや陶芸とかも、
趣味でちょこっとやってる方がお金がかかるっていうけど、

家の修理もそうなのだ

ようやく修理を終え、トイレのドアが閉まるようになった。
ついでにドアノブも付け替えてくれた。

「ダッド、じゃー今日の工事費の請求は
レイあてにお願い」と冗談を言ったら、笑っていた。

こうして
今日も一日長かった。

なかなか引越しって片付かないんだなぁ。

それもこれも、
ピーピー3羽の腹をすかせた雛のような子供たちが、
「マミー、なんか食べたい!」って交代で言ってくるからだ。

3度の飯お3羽に食わせんとならんし、
その合間の2度のおやつも欠かせない。

まったく、奴らに餌をあたえてるだけで
一日の仕事量って、ハンパじゃない。

いつまで続くのか、この忙しい日々。

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