いつでもK-1の戦いのごとく
一つの子供用オモチャのストローラーをめぐって
うちの子3人の争奪戦が展開する。
引っ張りあい、たたきあい、
悲鳴、そして泣き声がこだまする。
「もういい加減にしなさい!」デニスに言って
いつも捨てると脅してばかりいるストローラーを
ゴミ箱へ放り込んだ。
「返して~!」の悲鳴をあげ、
泣き続けるデニス。
「ダメ、もうマミーが捨てるって決めたの。捨てるっていうのは
こういうことよ」
いつも「このオモチャ片付けないなら捨てるわよ」と言えば、
「捨ててもいいよ」と軽く言うデニス。
そのモノに興味のないときにはどうでもいいらしく、
まだモノを捨てられるということを知らないデニスだった。
今回はどうしても欲しかったのか、
「マミー、お願いいい子にするから、ごめんなさい」などと
泣き喚いた後には、懇願してきた。
見かねた母が「じゃー今回だけ許してもらいなさい」と
言うが、
ワシは強硬な態度でストローラーを外へ持ち出したのだった。
でも、やっぱり捨てられなかった。
それはデニスがかわいそうだったからじゃなく、
ケチな私だからだ。
今のところストローラーは
車のトランクに眠っている。
一つの子供用オモチャのストローラーをめぐって
うちの子3人の争奪戦が展開する。
引っ張りあい、たたきあい、
悲鳴、そして泣き声がこだまする。
「もういい加減にしなさい!」デニスに言って
いつも捨てると脅してばかりいるストローラーを
ゴミ箱へ放り込んだ。
「返して~!」の悲鳴をあげ、
泣き続けるデニス。
「ダメ、もうマミーが捨てるって決めたの。捨てるっていうのは
こういうことよ」
いつも「このオモチャ片付けないなら捨てるわよ」と言えば、
「捨ててもいいよ」と軽く言うデニス。
そのモノに興味のないときにはどうでもいいらしく、
まだモノを捨てられるということを知らないデニスだった。
今回はどうしても欲しかったのか、
「マミー、お願いいい子にするから、ごめんなさい」などと
泣き喚いた後には、懇願してきた。
見かねた母が「じゃー今回だけ許してもらいなさい」と
言うが、
ワシは強硬な態度でストローラーを外へ持ち出したのだった。
でも、やっぱり捨てられなかった。
それはデニスがかわいそうだったからじゃなく、
ケチな私だからだ。
今のところストローラーは
車のトランクに眠っている。