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学生ってのん気でいい。隣の白人兄ちゃんは、近所にあるロースクールの学生。
いつも12時すぎると、友達が集まって盛り上がっている。
男前だから、女の子もたくさん来てるらしく、女の子の声もする。
この時代の若者は、なにを語ってるんだろうなぁ~・・・。
思いおこせば、私も大学時代、
ディスコに行った後、プールバーやバーを友人の金ではしご。
遊びまくってばかり。
ナンパで知り合った男友達Hくん宅に、女友達といつも遊びに行っていた。
私たちの話なので、
トレンディードラマのようなノリなんて、まずあり得ない。
まずその状況からして、スゴイ!
彼が住んでた家ってのは、家賃が安いって物件で、なんと墓の真ん前。
窓を開けると、そこには墓。
夏には、なぜだか涼しい風が吹いていたっけ。
Hくんは、スラリと背が高く、イッセーミアケやギャルソンを着こなす男。
ある意味、私たちのアイドル的存在だった。
几帳面で、お洒落なタオルをロール状にして
まるでブティックに陳列されてるように、収納していたことが未だに忘れられない。
墓の前に住んでいても、トイレが汲み取り式でも、
お洒落は欠かさない。
ここには女を騙して、たくさん連れてきてたようだが、
私たちは騙すよりも、お笑いに走った。
つまり私らに、女としての魅力がなかったんだろう。
当時は、私たちってなにを語っていたんだろう?
ブランドものの話とか(ブームだったから)
彼の女性経験とかを大笑いしながら聞いていた気がする。
上の階の爺さんが、たまにドンドンドンと、
私たちの声がうるさすぎたのか、床を叩いていた。
学生時代ってのは、勉強以外は、なんの苦労もなく、生活苦も知らず
人生で一番ボケェ~~~とできて、盛り上がれる時期なのかもしれない。
隣の兄ちゃんも、だから盛り上がってるのか。
でも自分が迷惑する側なってみて、ようやく上の階でドンドンドンって
やってた爺さんの気持ちがわかるようになった。
いやがらせに隣の壁を叩いてみようかな。
アキバの流行、メイドカフェの取材を
ビデオで見た。レイが、なんじゃ?これ。
と驚いていた。でも、東京行ったら
メイドカフェにワシは行ってみたい。
電車男DX~最後の聖戦~(仮) PCBC-51116
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