どうもアルです。
今回はKATO9600を北海道形にしてくれとの依頼があったので作っていきます。
ベース機はKATO製の9600型デフ付きです。
そのままだとどうやら九州にいた個体のようです。
これを北の大地仕様に改造していきます。
依頼事項として。
�警戒色ではない。
�単機で石炭列車を営業線で牽引している。
�急行ニセコと同時期に稼働していた個体。
�給水温器が付いている。
といった指定があったのでこれを元に手持ちのナンバーから何号機にするか選定していきます。
調べたところ・・・
該当なし!
昭和43年10月から昭和46年9月15日までがC62牽引の急行ニセコでしたが昭和40年台中期以降になると道内の9600形はほぼ入替専用機か支線で貨物牽引を行なっている程度・・・
有名ドコロでは長万部のカニ目達がいますがあれは石炭車牽引を行なっていないようなので除外。
更にKATO製9600とエアタンクとランボードの位置が同じ個体はそもそも北海度内では少数派です。
となると手持ちナンバーや市販ナンバーと照合しても本当に該当なしです。
ということで多少妥協点を提案しつつ手持ちのナンバーと配置表、実車の写真を調べつつ、ようやく該当する車両を発見!
岩見沢第1所属の29622号機!
とりあえず単機でセキを牽引していたデフ付きの9600は手持ちのナンバーにはこれだけしかいませんでした。
警戒色が入っていますが幸いフロントデッキとテンダーだけなのでウェザリングで誤魔化せます。
あとはほとんど入れ替え専用機とエアタンクの位置違いのナンバーしか手持ちになく・・・
実車は昭和47年年4月に坂町機関区から深川機関区に転属し入れ替えや恐らく深名線での貨物、客レ牽引、昭和49年4月に岩見沢第1機関区へ転属し同じく入れ替えと幌内線、万字線での貨物運用についていた模様。
本線での貨物牽引はD51ですら余剰が出てきている状態なので恐らくやってないんじゃないかな~と思います。
幸いこの釜は保存機が現存しているので資料もたくさんあります。
実機はかつて走っていた幌内線の終着駅幌内駅に作られた三笠鉄道記念館に保存されています。
59609として
同時期に廃車された岩見沢第1所属の59609号機とその他の廃車体が小樽築港機関区に集められていた時にどうやらナンバーが入れ変わってしまったようです。
本当の59609号機も幸い解体されずに新潟県立自然科学館に29622号機のナンバーをつけて保存されています。
さて実車の話はこの辺にして模型の方を作っていきます。
まずは車体を解体します。
このようにバラけるのですが、これがまた一苦労・・・
最近のC62やD51と同じようなもんだと思っていると痛い目に合います。
多分KATO製蒸気の中でもトップクラスに分解が難しいかも・・・
テンダーやキャブは難なく外れますが動力からボディなかなか外れてくれません。
精密ドライバーを数本突っ込んでようやく外れます。
加工に移っていきます。
まずはフロントデッキから。
デフを綺麗に削り落とします。
続いてダミーカプラーの根本のモールドをまっ平らに削り落としました。
ここにC62・D51共用のスノープロウを取り付けます。
サードパーティ製の部品を使うより手っ取り早くかつ安く入手できるのでオススメです。
しかし加工点が増えます。
取り付けC62・D51と同じようにダミーカプラーで差し込むことができます。
一応強度アップのため瞬着も流しています。
元から付いているステップは切り落としてスノープロウに付いているステップを使えるように調整してあります。
ヘッドライト横に副灯を取り付けました。
使うのはいつもの銀河モデル製。
この辺で次回に続きます。
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今回はKATO9600を北海道形にしてくれとの依頼があったので作っていきます。
ベース機はKATO製の9600型デフ付きです。
そのままだとどうやら九州にいた個体のようです。
これを北の大地仕様に改造していきます。
依頼事項として。
�警戒色ではない。
�単機で石炭列車を営業線で牽引している。
�急行ニセコと同時期に稼働していた個体。
�給水温器が付いている。
といった指定があったのでこれを元に手持ちのナンバーから何号機にするか選定していきます。
調べたところ・・・
該当なし!
昭和43年10月から昭和46年9月15日までがC62牽引の急行ニセコでしたが昭和40年台中期以降になると道内の9600形はほぼ入替専用機か支線で貨物牽引を行なっている程度・・・
有名ドコロでは長万部のカニ目達がいますがあれは石炭車牽引を行なっていないようなので除外。
更にKATO製9600とエアタンクとランボードの位置が同じ個体はそもそも北海度内では少数派です。
となると手持ちナンバーや市販ナンバーと照合しても本当に該当なしです。
ということで多少妥協点を提案しつつ手持ちのナンバーと配置表、実車の写真を調べつつ、ようやく該当する車両を発見!
岩見沢第1所属の29622号機!
とりあえず単機でセキを牽引していたデフ付きの9600は手持ちのナンバーにはこれだけしかいませんでした。
警戒色が入っていますが幸いフロントデッキとテンダーだけなのでウェザリングで誤魔化せます。
あとはほとんど入れ替え専用機とエアタンクの位置違いのナンバーしか手持ちになく・・・
実車は昭和47年年4月に坂町機関区から深川機関区に転属し入れ替えや恐らく深名線での貨物、客レ牽引、昭和49年4月に岩見沢第1機関区へ転属し同じく入れ替えと幌内線、万字線での貨物運用についていた模様。
本線での貨物牽引はD51ですら余剰が出てきている状態なので恐らくやってないんじゃないかな~と思います。
幸いこの釜は保存機が現存しているので資料もたくさんあります。
実機はかつて走っていた幌内線の終着駅幌内駅に作られた三笠鉄道記念館に保存されています。
59609として
同時期に廃車された岩見沢第1所属の59609号機とその他の廃車体が小樽築港機関区に集められていた時にどうやらナンバーが入れ変わってしまったようです。
本当の59609号機も幸い解体されずに新潟県立自然科学館に29622号機のナンバーをつけて保存されています。
さて実車の話はこの辺にして模型の方を作っていきます。
まずは車体を解体します。
このようにバラけるのですが、これがまた一苦労・・・
最近のC62やD51と同じようなもんだと思っていると痛い目に合います。
多分KATO製蒸気の中でもトップクラスに分解が難しいかも・・・
テンダーやキャブは難なく外れますが動力からボディなかなか外れてくれません。
精密ドライバーを数本突っ込んでようやく外れます。
加工に移っていきます。
まずはフロントデッキから。
デフを綺麗に削り落とします。
続いてダミーカプラーの根本のモールドをまっ平らに削り落としました。
ここにC62・D51共用のスノープロウを取り付けます。
サードパーティ製の部品を使うより手っ取り早くかつ安く入手できるのでオススメです。
しかし加工点が増えます。
取り付けC62・D51と同じようにダミーカプラーで差し込むことができます。
一応強度アップのため瞬着も流しています。
元から付いているステップは切り落としてスノープロウに付いているステップを使えるように調整してあります。
ヘッドライト横に副灯を取り付けました。
使うのはいつもの銀河モデル製。
この辺で次回に続きます。
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