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〇針縫う ・・ 〇目縫う ? ・・ あまり意味がない ・・ 煙に巻く ??

2016-10-26 08:29:35 | 日記

 

昨日、病院にある塗り薬を

貰いに行きました。

 

その時のことです。

 

私は待合室で薬を待っていましたら

隣に座っていたある二人の方の会話が・・・

 

「私、この前、ガラスで手を切ったのよ」

「そうですか、大変でしたね」

「そうなの、5針ほど縫ったのよ」

「5針ですか。大けがじゃないですか、もう大丈夫ですか」

 

などのような会話でした。

 

 

そこで私は以前聞いたことを思い出していました。

 

縫合手術をするとよく「〇針縫った」と聞きますが

何故、裁縫のように

「〇目縫う」ではないのか と

いうことです。

 

縫合の仕方には

連続縫合と結節縫合の2種類があります。

 

 

「〇針縫う」と表現するのは結節縫合なのです。

 

これは1針縫うごとに

糸を切って結ぶ方法です。

手間はかかるが

たとえ1ヶ所の糸が切れても

傷口が開いてしまわないという

メリットがあるのです。

すなわち

ひとつの傷を縫う時に

何回針を通したかという意味になります。

同じぐらいの長さの傷でも

部位によって縫い目の数は異なりますし

顔面の傷に対する縫い方と

腹の傷に対する縫い方は

全く違うことになります。

また

眼科の顕微鏡下の縫合は細かく縫うことになります。

よって

「〇針縫った」ということは全く無意味なのです。

ちなみに

医師は何針縫ったかどうかは

いちいち覚えていないらしく

また「〇針縫った」と

教えてくれる医師は少ないらしいです。

 

それよりも医師は

どう縫うかのほうに集中しているようです。

 

 

ここで面白い言葉の縫合があり

紹介したいと思います。

 

消化管などの吻合・縫合について

「タバコ嚢縫合」というのがあるのです。

 

何で タバコ・・・ というのか

気になりませんか。

 

では

「タバコ嚢縫合」という言葉の由来ですが

 

タバコは昔

現在の様な紙巻きではなく

「刻みタバコ」と言って

葉を細かく刻んだのをキセルの先に詰め

火をつけて吸っていたのです。

皆さんも

時代劇のシーンで見たことがあると思います。

 

 

 


この「刻みタバコ」を持って歩くのに

袋などに入れて持ち歩いていました。

 

 

その袋を

「タバコ嚢」と言っていたのです。

嚢とは袋の事なのです。

 

これも時代劇を見ていましたら

「巾着」と言う言葉も聞いたことがあると思います。

「巾着」は

口の周りを紐で引っ張ると口が閉じられるものです。

 

 

従って

消化管などの吻合・縫合で

治療した場所の全周に糸を掛け

糸を引っ張ると腸管の口が閉じるのです。

これが「タバコ嚢縫合」と言われることになった由来で

「巾着縫合」とも言われています。

 

面白いですね。

 

しかし

タバコの喫煙は身体に悪いので

吸わないことです。

 

私の知人が昔30才台で突然

 くも膜下出血 になり

手術をして無事退院したのですが

その時の医師から

タバコは絶対に吸わないように忠告され

彼はそれ以来

タバコの禁煙をしています。

 

 

タバコを吸ってもらって喜んでいる人は

国と税金をムダ使いしている人達だけです。

 

ちなみに私は

人生の中で一度も

タバコを手にしたことがありません。

 

しかし

タバコを吸わなくても

ダバコを吸っている人の側で

その煙を吸うだけで

危険と言われていますよね。

 

そうであれば

その煙煙に巻く必要があります。(笑)

 

 

ということで

縫合の話に戻しますと

ケガなどをして

縫合するような痛い目に遭わないことですね。

皆さん

ケガなどには気をつけて下さい。

 

 

では、皆さん

今日も素敵な一日で

ありますように

 



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