モノと心の独り言

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被災直後の支援安売りが、信頼を裏切り、日本を沈没させる

2011-03-30 06:09:29 | 暮らし・街・環境
被災直後は、同情し、今まで何もしなかった人までが、何かしなければと想うのが人の本能。
しなければ、罪悪感。そして、何かすれば、してやった気分。
忙しく仕事でもして、手伝わないと、人でなしみたいに言われる。

支援される方も、最初は、感謝・感謝で、生き残っていてよかったといわれるが、
そのうちに、もっと、もっと、と言い出すのだ。
戦後を想い出してみよう。
空襲、艦砲射撃、そして原爆での被災・敗戦後、
復旧までに受けた支援・その後の軍事肩代わり、始はありがとうで、今では、どう?
守って貰って当然、だけど、国内の土地ではだめだ。戦争は嫌いだ・・・。
天災と人災は違う?
じゃー、タイや韓国の金融危機で、どれだけの資産が、TSUNAMIのようにに、流れ出したのか?

東日本大震災、東北・関東大震災、東北・太平洋岸地震? 
名称はとにかく、行方不明を入れれば、三万人弱の犠牲者が、多いのだろうか?
アフリカの飢饉や内戦では、数十万人の死者・虐殺の話は、現実だったのでは?
東北は、姨捨山・河童伝説の地だ。
江戸時代の四百年、日本の人口は変わらなかった。
農作業は、若いも子どもも総出で田畑にでて、
動けない高齢者は、食い物をあてがわれて放置されていたと、明治の記録にもある。
食い詰めて「野麦峠」、上野にでれば、「都会の罠」。
東京への期待と裏切られてきたという記憶は、忘れられるはずがない。
それでも、プライドを捨てて、すがらなければならない今回。
あれほどの自然の猛威も、都会に比べれは、まだ優しいと、戻りたいのか?

東京にいる私たちは、応え続けられるのか?
東北沖には、空母レーガン、イスラエルからは医療団、
なぜ来ているのか考えられるのか?
イスラムとユダヤの宗教のせめぎ合いが、支援にまで及んできているのだから。
カラフト(樺太)は、ロシアが中国の投資家を呼んで、開発を進める。
では、投資(支援)をやめた、北方四島に、口を出すゆとりがあるのか?
竹島に住み込んでいられたのか?尖閣列島の石油採掘始めていたのか?
東北・関東の支援すら、原発の予測不能な事態で、ままならないのに。
海外の暖かい言葉は、それなりの理由がある。
かっての布教活動も、「民主主義」普及も、「人道支援」も、
それ自体は、悪いことではないけど、国が行うときには、後がある。
寄せ波と引き波のごときだ。

大企業は、生産体制を西日本にシフトしてでも、世界市場で闘い続けなければならない。
東日本は、エネルギー不足で、エコモードへとシフトするときだ。
それでも稼ぐ日本企業の利益で、お返しをしてゆかなければならない。
企業が返すのではない、企業の法人税と、社員の所得税・・・などの税金で、
国として、返し、投資してゆかなければならないのだ。
国内は、モノの原価まで値切ろうとする安物漁りから、
人の苦労にたいする支払い、心付けを上乗せして払う覚悟が必要だ。
モノの価値から、人の価値社会へと、誰か言い続けていたでしょう。
ITは、将来の経費を今集中して、未来のルーチンワークを、人から奪う。
未来は、人の価値へお金を払わないと、成人の多くがリストラになる。
就活は、価値基準を変えないと、進まない。人の価値では、老後なんてないのだ。
生きているか、死に体かなのだ。生きる意志=プライドが大切なのだ。

第二次大戦で、欧州戦線で戦い米国本土にもどってもジャップと虐げられた日系米国人は、人一倍高いチップを払いつづけた。プライドをたもって、生き延びてきた。
リトル・トーキョーなどを、観光気分でチップをけちって闊歩しているだけでは、あの控えめな日系人の気概には、気がつかない。明治・大正・昭和と、日本市場が狭いと、海外に押し出した人の生き様だ。(だった?)

いま、日本経済が、被災し、沈みかかっているときに・・・
(どうせ、少子高齢化で縮小中だった?)
(・・・・・)
それでも、明日は、今日より楽しいという期待は持ちたい!
無常とは、常ならぬコト。良き時もあれば、悪き時もある。
成長モデル・最後の審判・至福の成就の神話・キリスト教モデルは、
ハリウッド映画では楽しみ・洗礼をうけても、別物でしょう?
太陽神の絶対モデルも、無理ですね。すぐ曇って、雨がつづいてしまうのだから。
太陽も雨も必要な農耕文化。四季の折々、海流の混合が大切な漁業。
自然の輪廻に、日々の僅かな変化を、楽しんでいればいいい?
いやいや、もうちょっと、隠し田畑、密貿易で、革新を続けてきたのでは?

私たちは、ヨイトマケ!
涙しながらも歌い笑い、身体を動かし気を廻して、何かを遂げ続けることが、
シアワセ なのだよ・・・

しかし、ゆめゆめ、出来ないことを約束して、また東北の人を裏切らないように。
海外の動向を過度に期待したり見過ごして、自分が滑らないように。
日々出来ることを続け、お互いさまで、風呂に入るのだ。

さー、今日も仕事だ!
(良い子ぶりつづけられるのは、本当に強い子だけ。私は、弱虫小虫)

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