モノと心の独り言

コミュニケーション/メディア/コミュニティ ココロの建築家になりたいと・・・ 

映画『スカイ・キャプテン』と『スチーム・ボーイ』などなど

2005-05-28 13:40:52 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
<全体の印象> 『スカイキャプテン』の全体の印象は、 監督 K.コンラン、映画の歴史の中で育った少年の夢の世界、 一人でコツコツとつくっていた映画を原点に、 ブルースクリーンを活用し、 個人的な思いの深い映像がピュアに編成された、 手触り感のある映像でした。 飛行機、ロボット、秘密の基地、空の要塞、ロケット・・・少年のオモチャ 『海底二万マイル』、『カリガリ博士・・・・』、 近くではサンダーバ . . . 本文を読む

禁断のCF

2005-05-25 13:29:01 | コミュニケーション-メディア
TVで公開が差し止められ、ネットだけで流されているCFです。 spicyparis Paris Hilton の CF 刺激 必要を満たし、 欲望を重ね、 永遠のオアズケを楽しんで、 もう、欲望に欲望する、出口は、 ネット上のBUZZに漏れだして・・・ <バカボンの叔父> ps) このサイトは、Ad Innovator 広告の未来を参照しました。 映像のイメージは、映画『Lost I . . . 本文を読む

行動空間概念図 4 ユビキタス社会のコミュニケーション

2005-05-24 19:52:55 | 基本的なコト
行動者は、その空間に現れるネットワークへの接点(RFID で表現)から、 他の情報集積へと繫がり続けている。 時差は、なくなり、個別ネットワークを介して、接したい時刻と繫がる。 他方、社会的な時間は、マスメディア(アンテナ状のもの)の社会概念により 歴史へと編纂されている。その時差もまた、差異の源泉である。 <バカボンの叔父> 人気blogランキングへ . . . 本文を読む

行動空間概念図 3 ユビキタス社会

2005-05-24 19:47:17 | 基本的なコト
ユビキタス社会となると、線的な未来への時間ではなく、 行動者にアフォードされる空間に関わる時間が対象になる。 また、行動者は他の空間にいる関係者と、 メディアで繫がってコミュニケートできる。 ということは、行動者は、その居る空間から一部離脱するし、 関係者は、行動者の空間に介入してくることとなる。 . . . 本文を読む

行動空間概念図 1 古典的社会

2005-05-24 19:35:48 | 基本的なコト
『広告の誕生』 北田暁大 著の 序章、 住処(すみか)を離れると投げ出される孤独の空間の記述から読み始めて、 行動空間図を残しておく気になった。 シリーズものですが、 古典的社会、近代的社会、ユビキタス的社会 の 行動的空間イメージを描いてみた。 これは、確かに 「コト的な空間」概念であるが、 微分的な状態を表現するには、行動主義的なイメージは使える。 それをまだ、積分的に「モノ的な空間」として . . . 本文を読む

5月23日の朝雲

2005-05-23 06:04:21 | 空、ココロ模様
のしかかるような重さもなく、 蔽うほどに多すぎることもなく、 あっさりしすぎでもなく、 にぎやかで、 輪郭もないほどにはボケてもいず、 締まりすぎでもない、 今朝の雲 解ってしまいたい症候群の私としては、 まだまだ、整理してゆきたいことが沢山残っているけれど、 多少、滲んでいるぐらいが、いいかもしれない。 . . . 本文を読む

すべる言葉、焼きつく映像、共有される映画の果てへ

2005-05-21 07:26:22 | コミュニケーション-メディア
中島みゆきの歌に「あした」というのがあって、 「語れば語るほど、相手から遠くなる」と歌われる。 ”ことば は、身わけ、コト分け”といわれているように、 自分を切り出したときに発話され、 あいまいさを区別し、対象を切り離すことで増え続ける。 語り続けられれば物語となり、 記述されれば論理化される。 言説が実証されると科学となり、 世界の一部を写しながら、変えてきた。 しかし印刷文化時代の果てに言 . . . 本文を読む

映像で語られる福音書、映画『パッション』をみて

2005-05-20 22:51:06 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
映画『パッション』 『THE PASSION OF CHRIST』 福音書に文字で記された物語が、メル・ギブソン監督のpassion(熱情)により映像となった。 passion自体の意味、岩波英和辞典では、 受難の他に熱情・愛欲・怒りなどの語義があり 英国のConcise Oxford Dictionary 8Edition では、 次のように記されている。 Passion : 1.Stor . . . 本文を読む

映像の断片が身体の一部に - 北野武、石井克人の映画をみていて

2005-05-20 08:14:04 | コミュニケーション-メディア
石井克人のCFプロットのような”オモシロさ”の映像をみていて、 北野武を思い出した。 コントでの動きとコトバが、 映像での暴力と台詞となり、 会話、映像、音などの切れ味とズレ、 その隙間から垣間見る、おぞましさの海に浮かんでいる 人の”いとおしさ” 『HANABI』、『菊次郎の夏』、『ドール』と、 そのスピード感は異なっても、 生と死、身障者と健常者、狂気と正気の境界を、 正視しながら、いとも . . . 本文を読む

石井克人:『HAL&BONDS』の「おもち君」

2005-05-15 05:50:12 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
石井克人の短編集 Grasshoppa!の 『HAL & BONS』をまとめたDVDがあって、渋谷TSUTAYAで借りて観た。  参照: 石井克人 フィルモグラフィー CGとクレイでのアニメーションで、HALの声を石井克人、BONSは、轟木一騎。 そのメーキングに、『HAL&BONS ROOM』というシーンがあって、 主役の「おもち君」が、うたた寝をしているんだけど、 夢を見たり、寝返りしたり・ . . . 本文を読む

映画のメーキングを観て:『誰も知らない』、『幻の光』、『茶の味』

2005-05-14 03:37:32 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
是枝裕和監督は、ドキュメンタリーを重ねてきた人とのこと。 『誰も知らない』も、現実の事件を題材に、 シナリオは目に焼きついた写像で組み立てられている感じ。 ロケ地も現実の引用だし、配役は映画に生きているようだ。 柳楽優弥がクランクアップで涙を流し続ける。 12歳、頼る人が誰もいない映画の子供達の長男を生き、 初めての映画の主役を生き、その耐えてきた重さを感じてしまう。 同監督の『幻の光』のDVD . . . 本文を読む

映画『茶の味』を観て

2005-05-13 18:00:36 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
映画 「茶の味」 石井克人監督 一つ一つの出来事が可笑しく、 「こういう感じってあるよね・・・」と積み重なり、 ”おじん”が描き残したパラパラ・アニメが繰られると、 全体を貫く眼差しの位置にいる自身に気がつく。 自然も人も幽霊も不安も、コトもモノも同じような重みがあって、 山を見つめ、空を仰ぐ。 茶の味は、心とコトの置き処 家族が縁側に並ぶ映画では、 是枝監督の「幻の光」を思い出す。 むこう . . . 本文を読む

コミュニケーションとメディア 8:情報からモノの規定

2005-05-12 20:22:45 | 基本的なコト
情報が自立するに従って、記録され、流通し、選別され、権威付けられる。 宗教・政治・商業・工業、そして情報自体の流通へ、多層化されてゆく。  例えば、最も抽象化される情報は、通貨為替。 象徴貨幣から、貴金属通貨へ、そして信用情報・期待情報へと純化した。 並行して、モノの交易が進み、為替相場が、地域の価値の基準として適用され、 WTOが地域の流通を国際化する。 地方の個人価値ですら、お宝探偵団により . . . 本文を読む