モノと心の独り言

コミュニケーション/メディア/コミュニティ ココロの建築家になりたいと・・・ 

国立新美術館:圧倒し孤立させる21世紀の産業装置

2007-02-25 12:10:56 | 暮らし・街・環境
ターミネーターなのか、20世紀メタボリスト末裔の仕業なのか? 生産技術研究所を、かみそりのように切り取り、 その断面を、拡張し・曲げ・ルーバーで覆った曲面は、 電動4枚刃髭剃りの、ヤサシイ肌触り? 木の葉のない冬のケヤキが良く似合う。 歩きまわることも、たたずむ気にもならない庭、 入れない隣接地は、政策研究所と米軍の施設、青山墓地・・・ 呼応する眼差しは、青山・六本木の企業・マンションのWind . . . 本文を読む

国立新美術館 と 「20世紀美術探検」展

2007-02-24 10:06:15 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
国立新美術館に行きました。 ここは、東大生産技術研究所 跡でしょう。 産業展示館のように、人間スケールを超えた広さ、空間、導線の単純さは、 さすが産業建築家、黒川紀章の作品、 部品設計・部材生産の繰り返しはできても、 人間感性との呼応・純化は窺えず、 環境から際立って、浮きでている。 開館記念展が、「20世紀美術探検」と、勇んで入った驚きは三つ、 まず、西洋美術に呼応する脱亜入欧の歴史展示だった . . . 本文を読む

”生活検索”-ケータイを軸とした情報還流の仕掛けの中で

2007-02-23 08:23:22 | 基本的なコト
ケータイは、個人の通信・メディアだけでなく、 センサーとして、ユビキタス・ネットワークでの感覚・記録・表現 “器官”となりつつあります。 街の刺激は、活動する人と事業する人との触れ合い・コンタクトの瞬間に交し合われているとすれば、ケータイを軸とした情報還流ネットワークが、さまざまなインターフェイス・機器・システム・ネットワークにより可能になってきています。 これを、”生活検索”と呼んでみます。 . . . 本文を読む

演じること・写すこと

2007-02-20 20:28:00 | コミュニケーション-メディア
XSHIBUYAというクリエーター・ネットワークのデジカメ講座で、 女優さんを撮影する機会がありました。 浜屋 藍さん なるほど、自分を表現するって、複雑! モデルさんとは、だいぶ違いますね。 ちなみに、今、ネットドラマがクランクインしたところ。 多重人格の役柄だそうです。 . . . 本文を読む

バレンタイン・デイ:この甘い誘惑・お愛想を、   買って!

2007-02-09 06:20:56 | 暮らし・街・環境
美しい唇に、ハートのチョコレート どんな甘い誘惑、あるいはお愛想を、 買い分けてくれるのかな? 捧げモノの貴重さ、 金額や手間の多さを、相手に示すこと コミュニケーションが、 バレンタイン・チョコレートというメディアに代えられて、 消費することに結び付けられ、 希少性が競われる。 景気がいいとか、暮らしが豊かとかも、 こんな実感と経済活動が表裏一体。 ’いい’とか、’豊か’とか、 比較してこ . . . 本文を読む

共通の記憶づくり:墓・SECOND LIFE・モバゲータウン

2007-02-01 10:25:58 | コミュニケーション-メディア
なぜ墓があるのか? 知っている人、身内だけなら、どこでも、何でもいい、想い出でもいい。 モノが必要なら、形見があるし。 墓は社会的な記憶の手がかりなんだ。 共通の記憶として、フィクションとして、バーチャルとしての 「明日のジョー」だって、墓をつくったっていい。 銅像・記念碑だって、その類だ。 バーチャルだって、その注ぎ込む恣意・時間に比例して、 リアリティ、いや実感がもてるなら、 何も、広がり . . . 本文を読む

記憶の更新:メディアとリアルの重なり

2007-02-01 09:51:50 | コミュニケーション-メディア
文字文化のなかでは、フィクション:ノンフィクションという言われ方があったが、録音・写真・映像などのメディアができると、ドラマ・やらせ・ドキュメント・報道の間に、大きな隔たりはなくなった。 それは、人の意識・記憶が、恣意的なものだと分ってきたことに呼応する。 そう、暮らし中のメディアはすでに、劇場・スタジオ舞台の境界を解体し、 メディアがメディアを宣伝するぐらいメディア刺激が大きくなり、 身体の . . . 本文を読む