モノと心の独り言

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タイガーマスクが寄付するんなら、ミッキーやキティーだって!

2011-02-25 09:36:06 | 暮らし・街・環境
2月24日朝日新聞の明日を探る「これからの善意」香山リカ氏を読んで、
タイガーマスク現象て、弱者への配慮?なのかと考えた。
じゃ、なぜタイガーマスク?覆面=匿名だから?
実名で実体を現わすと、依存関係にはいって、次も期待されるし、応じきれないから?

サンデルがいう「共同体全体への配慮」から考えると、
タイガーマスクのファン共同体が、リアル社会に出演し、
自腹という痛みと社会的な話題という歓びを楽しむという、
ゲームニクス理論に、はめてしまいたい。
善意・正義には、健康のために朝一杯の野菜ジュース的な、大義名分がつく。

では、共同体全体とは、どんな全体?
これまでの’経験共有領域’から、’経験共有可能領域’と、共同体定義を緩くしてみる。
タイガーマスク共同体以前に、すでにTVの前で育った世代毎に、
「ミッキー共同体」、「キティー共同体」・・・などが多重にひろがっている。
映画館で親と一緒にミッキーを観た世代ではない。
電気屋の前で、力道山を観ていた世代でもない。

TVを相手に幼児期を過ごした世代が、互いに表現・交信しあえる場ができてくると、
聴取者やファンクラブのような中心や空間の境界をもつ共同体ではなく、
経験を交わし合う可能な人の共同体へと拡がるのではないか?
同じモノをもっているといやなブランドは差別化のため。
ともに育ったアニメやマンガのキャラは、共感のため。
世界的に繋がりあえるのではないか?
米国で、著作権の範囲・期限の延長をしていたのはそのころだったっけ。

だったら、世界的なミッキーやキティーが、寄付金を募るって、どうよ?
(ポケモンは止めておこう、まだ自活していない)
「のらくろ」は?寄付ではなくって、「のらくろ遺産」
「ゲゲゲ」は、みずから働く「ゲゲゲ・ファンド」かな?
おらが町のブランドにするのか、世代をつなぐ共感のキャラにするのか?

(さー、バカいっていないで、バカボンのオジサンも、今日もお仕事!お仕事!)

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