黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
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日本サッカーを支える財源

2008-11-13 22:53:57 | サッカー一般
日本男子代表 シリア戦。

3-1で勝利。

W杯予選の練習試合であるが、本当に練習になったかどうかは疑問?


世界一財政が豊かだと言われる日本サッカー協会。

大方はスポンサー収入に支えられているのだが、基本は日本男子代表関連の試合。放送権収入が主。

日本のサッカー事業を展開していく為には資金が必要だ。できるだけ多くの。

その代表戦に陰りが見えている。

そこで日本サッカー協会という組織はその一番の商品である日本男子フル代表の強化について考える。

もちろん表には表れないが、広告代理店の姿がある。

商品価値とは端的に言って視聴率。

視聴率が取れれば、地上波ゴールデンタイムに放送できるが、期待できなければ深夜の録画でCS・BSの扱いになる。

新潟にいると何で野球の話をTVでやっているのだろうと不思議に思うが、例えば東北や北海道、山陰などでサッカーの話題と野球の話題はどちらが対象になるかと言えばもちろん野球である。

ちなみに長いこと埼玉周辺にいたが、ライオンズの話題は局所的であったということも事実だ。

野球と言えば、関東なら巨人、名古屋なら中日、関西なら阪神だろう。

このソフトにサッカーは丸で太刀打ちできない状態だ。

ガンバがアジアでチャンピオンになろうが、関西では阪神の話題には及ばない。

ましては四国は絶望的だ。

Jリーグが地域密着を掲げたこと自体は悪くないのだが、マスメディア的には商品価値が上がらない。

ただ一部クラブの視聴率はドラマ程度には期待できそうではあるので、事情が許す限り、スポンサーが付いた場合にゴールデンタイムに放送される。


で、日本サッカー協会も日本男子代表の商品価値を落とすわけにはいかないのでてこ入れをする。

(日本サッカー協会にとって、Jリーグの一部のクラブが商品価値が上がることは全く評価の対象にはならない。)

その手段として、選手個人のネームバリューのある海外組の招集だ。

極端な話だが、全員海外組だったら視聴率を取れるんじゃないかと思っている節がある。

だから海外組が拘束できる1・2月に代表戦を組みたいのであって、そこから逆算された秋春制導入案だ。

そこには全く国内サッカーの振興とか、Jリーグの発展などという話が挟める余地が無い。


で、神戸のシリア戦。

海外組を呼ばず。国内組だけで試合を。

来週、海外組を招集して、ほら、こんなに凄いでしょ、ってことを狙っているような気がする。




確かに日本男子代表の低迷は、日本サッカー協会の資金調達に悪い影響を与える。

今、このTV視聴率だとかなりヤバイ感じがする。

ただ、どうも普通にサッカーに関心のある人も無関心になってきたような感じがするんだよな。

何かみんなで盛り上げていこう、応援して南アフリカへ行こう、っていう空気が無い。特にこの2~3年は。

それには国内クラブ・サポーターが鍵なんじゃないかと思うのだけど、やっぱり犬飼会長さんは海外組のスケジュール優先かね?





ガンバはアジアチャンピオンになったわけだけど、これを原動力にする手は無いのかな?

大阪に新スタジアム建設の話が出ているけど、JFAが資金援助をして早期実現する手はないかな?

関西や四国といった西の地方のサッカーブームを起こさない限り、海外組をメディア露出しても他のソフトに勝れないのではないだろうか?

供給側と受けて側のズレを物凄く感じるのだけど。

シリア戦と来週のW杯予選、視聴率の発表が不安である。













国家斉唱に廃部が決定的な田崎真珠の社員を利用するのは、兵庫県サッカー協会にどういう意図があったんだろう?

長年、国体で成果を挙げてきたことによる県協会の感謝の気持ちか?

田崎真珠はホムスタのスポンサーだしね。