[今回は静止画に音声だけ流れているTVのようなイメージで]
2008プレナスなでしこリーグ 第19節 2008年11月9日(日)13:01K.O J-ヴィレッジスタジアム 馬場佐知子主審
アルビレックス新潟レディース 1-3(1-1、0-2) 東京電力女子サッカー部マリーゼ
得点 1分失点、9分野村1、70分失点、89分失点
福島県と新潟県の県境は夜になると0℃付近になっていた。
春のフェスタでは残雪、春には桜、そして東京電力との3戦目は肌寒さも感じる冬の一歩手前である。
東京電力のホームゲームでは基本的に写真撮影が禁止されているので今回は無し。
毎度毎度感心するのが、場内警備の人が撮影者のところへ行って注意を与えている。
報道の腕章を付けた何処から見てもカメラマンの人に対しても撮影方法を注意していたのは驚いた。
親子連れが選手と写真を撮ろうとしていたのにも注意を与えていたのはちょっと可哀想な感じもしたが、これだけ徹底させれば大したものである。
TASAKIの横断幕の掲示場所への注意の徹底といい、ベレーザの西が丘の大旗・横断幕といい、チームによって運営のポイントが違うことが今年はよくわかった。
トラブルを避ける為には、これらチームや会場のルールに従うことが必要なんだろうな。
スポンサーであるプレナスがほっともっとを展開する弁当チェーンにも関わらず自前で弁当を販売する東京電力。
販売許可を持っているのだから問題は無いのだが、これだけ強気に出れるのは大企業だからであろう。
アルビとかレッズみたいな興行を主とする零細企業にはできないな。
寒かったからマミーすいとんが売れていた。
ただここ何年かで一番観客数が少なかった。
東京電力も業績不振で桁違いな大幅な赤字を出したので、部活の応援に駆けつけるだけの余裕がなくなっているのかもしれない。(柏崎原発を早く動かしてほしいんだろうな。)
相手は順位的に下のチームだしね。この点に関しては申し訳ない。
まあ東京電力の試合は入場無料なんで観客数が増えた減ったなんて問題ではないのだろう。
本社や営業エリアのある関東で開催すればまた違ったのかもしれないけど。
[東京電力]
天野
山本 長船 宮崎 中村
上辻 松野
五十嵐 鮫島
本間 丸山
SUB:増田、田中、有吉、森田、田原
監督:野村貢
丸山が先発。
特別指定選手の有吉がベンチ入りしている。
ベテランの本間、30歳を過ぎても頑張っているな。
いつの間にか山本がレギュラーになっている。
[アルビレックス新潟レディース]
口木 野村
與山 牧野 斎藤
江橋
山本 詫間 東山 川村
諏訪
SUB:橋本、井上、中島、波佐谷、菅澤
監督:奥山達之
前節から上尾野辺・田中両選手が外れ、野村・口木両選手が先発。
波佐谷選手がベンチ入り。
先週の練習試合で好調な選手が入ってきた。
ウィングの與山・斎藤両選手は東北地方の高校を卒業しているので、いわば凱旋か?
ボールパーソンはJFAアカデミー福島。アルビの特別指定選手菅澤選手は仲間の前で活躍したいところ。
CBには先週大怪我を負った詫間選手が奇跡的な復活。
冷たい風が肌にあたる冬の午後。13:00、定刻にK.O。
試合は開始1分もたたないうちに動く。
この試合、MFの鮫島は動きも良くきれていた。
対するアルビは前半開始からプレスが甘く、主導権を握られる。
左サイドに切れ込んだ鮫島はゴール前の本間へクロスを上げるがミスキック。
そのままゴールに入る。
この形は現在の女子サッカーの課題であると思われるが、このふわっとしたハイボールの処理をどうにかしないと、日本女子サッカーのレベルが上がらない。
GK諏訪選手のミスではあるが、いろいろな試合で様々なレベル(結構上の試合でも)でも見られるシーンである。
背が届かないのであるなら、パンチングでもいいから回避する方法を女子サッカー界全体であみ出して欲しい。
斎藤選手のプレスでは鮫島を抑えきれず、その後も東京電力に押される。
高卒新人にあまり高くを望んでもいけないのだろうが、この試合のピッチ上には同い年もアルビ川村選手も東京電力長船もいるわけだし、後で高校生の菅澤選手も出てくるわけだから、もうちょっと頑張って厳しくチェックに行って欲しい。そうしないとアルビが押されっぱなしになってしまう。
もし丸山でなく他の選手を入れられていたが、前半でもっと点を入れられたかもしれない。
幸運なことに丸山が前線で孤立し、誰からもパスが出ないのでアルビにとっては11対10で試合をしているようなものだった。
特に鮫島・上辻・本間でボールが動かされたが、鮫島は明らかに丸山を囮に使っていたので、本間さえマークしていれば最後の最後では決められない状態だった。
アルビも上尾野辺選手を欠き、攻撃的な押し上げが今一つなのだが、川村選手が斎藤選手を追い抜いて右サイドからクロス、そのまま野村選手がヘッドで押し込み同点とする。
だが、とにかくこの試合は守備のリズムが安定しない。
再三ピッチ上で東山選手が周りとの連携の指示を出すが、ミスが度々出る。
その度に東山選手が快足を飛ばして危機を回避。
前半途中に東京電力はボランチの松野を田原にチェンジ。
これでアルビも攻めづらくなった。
1-1で前半を終了。判定があれば東京電力である。
後半からアルビ菅澤優衣加選手(←口木選手)、東京電力有吉佐織(←本間)を投入。
結論から言うとこの2人が入って試合内容が上がった。
残念なことに、アルビも東京電力もこの2人の選手の能力が他の選手のやっているサッカーの質を上回ったのである。
これが一番この試合でショックだった。
後半はアルビが東京電力ゴール前まで押して、カウンターを食らうという連続であるが、それを可能にしたのが菅澤選手のキープ力であり、日体大有吉のボール捌きである。
結局、後半25分にFKからゴール前に放り込まれて、混戦を合わされ決勝点。
今年何度も見てきた失点シーンである。
せっかく後半20分過ぎくらいから東京電力の足が止まってきたのに。
メンバー交代で失点前からサイドラインで準備をしていた中島選手が失点後に與山選手に代わって投入。
一歩遅かった。
その後は一進一退。
CBの詫間選手が本来のボランチの動きを見せて、後方からボールを持ち込んでシュートのシーンは場内を沸かせた。
攻めるアルビだが、ロングボールが1人残っていた丸山へ繋がり、詫間選手が追走。
ファールで逃げようとするが、一瞬丸山が加速しペナルティエリア内。
PKとなりそのまま丸山が蹴る。コースを読んだGK諏訪選手が惜しくもボールに触るがボールイン。
試合はこのまま終了。
アルビと東京電力の試合は毎回凡戦。アルビサポも東京電力の応援団も内容が内容だけにお互いに盛り上がれない。
両チーム個々の選手はまずまずの出来なのに、何でこうなるんだろう?
今年は3戦して3敗したのであるが、いずれもアルビのミスによるもの。
どうして他のチームとの対戦のような質にならないのか、毎回疑問なんだが、結局はアルビがパスで繋ぐポゼッションサッカーをしようとしているが、途中でつまらないミスをしてしまうからだろう。
東京電力のサッカーは中学・高校で良くあるいわゆる部活サッカーで、単純な放り込みサッカー。大学の方がまだ内容が良いチームがあるのではないだろうか?
スタミナが無く足も遅いが、ガタイが良いのでそれでも勝てることは勝てる。なでしこリーグらしくはないけど。
他のチームとの対戦は、負けても相手に明らかなリスペクトする要素があるので、納得しちゃうのだが、東京電力だけは相手がそんなだから余計にがっくりきてしまう。
来週こそは残留を決めて、そして来季こそは東京電力のサッカーに内容と結果で勝たなければ。
電気を作って売る仕事が本業でサッカーは片手間の人たちにサッカークラブが負けるというのは、クラブ全部だけでなくサッカー競技全てを否定されているようで残念で残念でたまらない。
福島県内の市町村も財政が厳しいそうだが、駐車場の旗くらい直した方良かろうかと?
この時期は4時過ぎには福島県内は陽が落ちて暗くなるので、13:00K.Oっていうのは、どんなもんなんだろう?
福島市や郡山市から来場した人は、帰りの峠道が温度が低いし暗いしで車の運転が大変だったじゃないかな?
12:00K.Oの方が、この時期はよかったんじゃない? 全然暑くないし。
夜間照明がJヴィレッジスタジアムにはないから片付けに手間取ると暗くて大変になると思うのだけど。
帰りに食べた福島牛 ~ 和風ハンバーグ(半生)丼 ~ しょうゆとわさびにねぎも一緒に。触感さっぱりでも脂たっぷり。旨かった。産地偽装でないことを祈りたい。
2008プレナスなでしこリーグ 第19節 2008年11月9日(日)13:01K.O J-ヴィレッジスタジアム 馬場佐知子主審
アルビレックス新潟レディース 1-3(1-1、0-2) 東京電力女子サッカー部マリーゼ
得点 1分失点、9分野村1、70分失点、89分失点
福島県と新潟県の県境は夜になると0℃付近になっていた。
春のフェスタでは残雪、春には桜、そして東京電力との3戦目は肌寒さも感じる冬の一歩手前である。
東京電力のホームゲームでは基本的に写真撮影が禁止されているので今回は無し。
毎度毎度感心するのが、場内警備の人が撮影者のところへ行って注意を与えている。
報道の腕章を付けた何処から見てもカメラマンの人に対しても撮影方法を注意していたのは驚いた。
親子連れが選手と写真を撮ろうとしていたのにも注意を与えていたのはちょっと可哀想な感じもしたが、これだけ徹底させれば大したものである。
TASAKIの横断幕の掲示場所への注意の徹底といい、ベレーザの西が丘の大旗・横断幕といい、チームによって運営のポイントが違うことが今年はよくわかった。
トラブルを避ける為には、これらチームや会場のルールに従うことが必要なんだろうな。
スポンサーであるプレナスがほっともっとを展開する弁当チェーンにも関わらず自前で弁当を販売する東京電力。
販売許可を持っているのだから問題は無いのだが、これだけ強気に出れるのは大企業だからであろう。
アルビとかレッズみたいな興行を主とする零細企業にはできないな。
寒かったからマミーすいとんが売れていた。
ただここ何年かで一番観客数が少なかった。
東京電力も業績不振で桁違いな大幅な赤字を出したので、部活の応援に駆けつけるだけの余裕がなくなっているのかもしれない。(柏崎原発を早く動かしてほしいんだろうな。)
相手は順位的に下のチームだしね。この点に関しては申し訳ない。
まあ東京電力の試合は入場無料なんで観客数が増えた減ったなんて問題ではないのだろう。
本社や営業エリアのある関東で開催すればまた違ったのかもしれないけど。
[東京電力]
天野
山本 長船 宮崎 中村
上辻 松野
五十嵐 鮫島
本間 丸山
SUB:増田、田中、有吉、森田、田原
監督:野村貢
丸山が先発。
特別指定選手の有吉がベンチ入りしている。
ベテランの本間、30歳を過ぎても頑張っているな。
いつの間にか山本がレギュラーになっている。
[アルビレックス新潟レディース]
口木 野村
與山 牧野 斎藤
江橋
山本 詫間 東山 川村
諏訪
SUB:橋本、井上、中島、波佐谷、菅澤
監督:奥山達之
前節から上尾野辺・田中両選手が外れ、野村・口木両選手が先発。
波佐谷選手がベンチ入り。
先週の練習試合で好調な選手が入ってきた。
ウィングの與山・斎藤両選手は東北地方の高校を卒業しているので、いわば凱旋か?
ボールパーソンはJFAアカデミー福島。アルビの特別指定選手菅澤選手は仲間の前で活躍したいところ。
CBには先週大怪我を負った詫間選手が奇跡的な復活。
冷たい風が肌にあたる冬の午後。13:00、定刻にK.O。
試合は開始1分もたたないうちに動く。
この試合、MFの鮫島は動きも良くきれていた。
対するアルビは前半開始からプレスが甘く、主導権を握られる。
左サイドに切れ込んだ鮫島はゴール前の本間へクロスを上げるがミスキック。
そのままゴールに入る。
この形は現在の女子サッカーの課題であると思われるが、このふわっとしたハイボールの処理をどうにかしないと、日本女子サッカーのレベルが上がらない。
GK諏訪選手のミスではあるが、いろいろな試合で様々なレベル(結構上の試合でも)でも見られるシーンである。
背が届かないのであるなら、パンチングでもいいから回避する方法を女子サッカー界全体であみ出して欲しい。
斎藤選手のプレスでは鮫島を抑えきれず、その後も東京電力に押される。
高卒新人にあまり高くを望んでもいけないのだろうが、この試合のピッチ上には同い年もアルビ川村選手も東京電力長船もいるわけだし、後で高校生の菅澤選手も出てくるわけだから、もうちょっと頑張って厳しくチェックに行って欲しい。そうしないとアルビが押されっぱなしになってしまう。
もし丸山でなく他の選手を入れられていたが、前半でもっと点を入れられたかもしれない。
幸運なことに丸山が前線で孤立し、誰からもパスが出ないのでアルビにとっては11対10で試合をしているようなものだった。
特に鮫島・上辻・本間でボールが動かされたが、鮫島は明らかに丸山を囮に使っていたので、本間さえマークしていれば最後の最後では決められない状態だった。
アルビも上尾野辺選手を欠き、攻撃的な押し上げが今一つなのだが、川村選手が斎藤選手を追い抜いて右サイドからクロス、そのまま野村選手がヘッドで押し込み同点とする。
だが、とにかくこの試合は守備のリズムが安定しない。
再三ピッチ上で東山選手が周りとの連携の指示を出すが、ミスが度々出る。
その度に東山選手が快足を飛ばして危機を回避。
前半途中に東京電力はボランチの松野を田原にチェンジ。
これでアルビも攻めづらくなった。
1-1で前半を終了。判定があれば東京電力である。
後半からアルビ菅澤優衣加選手(←口木選手)、東京電力有吉佐織(←本間)を投入。
結論から言うとこの2人が入って試合内容が上がった。
残念なことに、アルビも東京電力もこの2人の選手の能力が他の選手のやっているサッカーの質を上回ったのである。
これが一番この試合でショックだった。
後半はアルビが東京電力ゴール前まで押して、カウンターを食らうという連続であるが、それを可能にしたのが菅澤選手のキープ力であり、日体大有吉のボール捌きである。
結局、後半25分にFKからゴール前に放り込まれて、混戦を合わされ決勝点。
今年何度も見てきた失点シーンである。
せっかく後半20分過ぎくらいから東京電力の足が止まってきたのに。
メンバー交代で失点前からサイドラインで準備をしていた中島選手が失点後に與山選手に代わって投入。
一歩遅かった。
その後は一進一退。
CBの詫間選手が本来のボランチの動きを見せて、後方からボールを持ち込んでシュートのシーンは場内を沸かせた。
攻めるアルビだが、ロングボールが1人残っていた丸山へ繋がり、詫間選手が追走。
ファールで逃げようとするが、一瞬丸山が加速しペナルティエリア内。
PKとなりそのまま丸山が蹴る。コースを読んだGK諏訪選手が惜しくもボールに触るがボールイン。
試合はこのまま終了。
アルビと東京電力の試合は毎回凡戦。アルビサポも東京電力の応援団も内容が内容だけにお互いに盛り上がれない。
両チーム個々の選手はまずまずの出来なのに、何でこうなるんだろう?
今年は3戦して3敗したのであるが、いずれもアルビのミスによるもの。
どうして他のチームとの対戦のような質にならないのか、毎回疑問なんだが、結局はアルビがパスで繋ぐポゼッションサッカーをしようとしているが、途中でつまらないミスをしてしまうからだろう。
東京電力のサッカーは中学・高校で良くあるいわゆる部活サッカーで、単純な放り込みサッカー。大学の方がまだ内容が良いチームがあるのではないだろうか?
スタミナが無く足も遅いが、ガタイが良いのでそれでも勝てることは勝てる。なでしこリーグらしくはないけど。
他のチームとの対戦は、負けても相手に明らかなリスペクトする要素があるので、納得しちゃうのだが、東京電力だけは相手がそんなだから余計にがっくりきてしまう。
来週こそは残留を決めて、そして来季こそは東京電力のサッカーに内容と結果で勝たなければ。
電気を作って売る仕事が本業でサッカーは片手間の人たちにサッカークラブが負けるというのは、クラブ全部だけでなくサッカー競技全てを否定されているようで残念で残念でたまらない。
福島県内の市町村も財政が厳しいそうだが、駐車場の旗くらい直した方良かろうかと?
この時期は4時過ぎには福島県内は陽が落ちて暗くなるので、13:00K.Oっていうのは、どんなもんなんだろう?
福島市や郡山市から来場した人は、帰りの峠道が温度が低いし暗いしで車の運転が大変だったじゃないかな?
12:00K.Oの方が、この時期はよかったんじゃない? 全然暑くないし。
夜間照明がJヴィレッジスタジアムにはないから片付けに手間取ると暗くて大変になると思うのだけど。
帰りに食べた福島牛 ~ 和風ハンバーグ(半生)丼 ~ しょうゆとわさびにねぎも一緒に。触感さっぱりでも脂たっぷり。旨かった。産地偽装でないことを祈りたい。