黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

アジアW杯予選が終わって

2010-05-31 00:00:06 | 女子サッカー
W杯に連続出場というしっかりと目に見えた進歩を結果として残している日本男子代表に対して女子代表はここで出場権を確保できなかったら日本サッカー協会内で相対的な評価はがた落ちとなりかねなかった今予選。

毎度のことながら最後の1枠をかろうじて確保するという結果となった。

内容的にはオーストラリアというヨーロッパ型の大型チームにまたも勝つことができなかった。

世界のベスト8に入る為には、でかい選手に対して打ち破れる選手が必要なんだろうな。

中国の韓端みたいなFWが日本にもいれば相当変わってくるとは思うのだけど。

海外リーグの5人の評価はそれぞれで、活躍できた選手もそうでない選手もいる。

山口は次のチャンスがあるならば結果を出して欲しいな。

3位決定戦で後半30分過ぎから日本の選手の運動量が落ち始めてしまって交代枠を使うかなと思ったけど代えなかった。

まあ、さすがにあの状況では代えづらいところではあるが、佐々木監督がそのミッションを任せられる選手がいなかったということも事実。

男子と比べてその辺のところが層が薄いのだろうな。




国内リーグであるなでしこリーグのレベルアップこそが世界のトップ4入りの特効薬だと思うのだが、それにはレフリーの基準を国際基準に変更するかあるいは男子のJFLレベルに合わせるとか、大型選手に対抗する為のFWのトレーニングプログラムを開発するとか、日本サッカー協会がやることはまだまだあるのではないだろう。

国内にいる選手の生活基盤の整備が一番急務な課題だと思うが。




W杯でベスト4に入るくらいの実力がないと、アジアの女子サッカーの力関係からして、2枠しかないロンドン五輪の出場権を確保することは難しい。

夏のドイツU-20W杯からニューヒロインがもっともっと出てこないとこの先の日本女子サッカーに上昇はないような気がする。

澤選手が一線でプレーできるうちに新勢力が台頭する日本女子代表であってほしい。

オーストラリア戦の時みたいに澤が徹底マークされるとチームの機能が著しく低下するのでW杯までに修正できるといいのだけど。




ドイツ・アメリカ・ブラジルに少しでも近づけるような、そんな強化策を取ってもらいたいなと思うのだが、それには先立つ資金の問題もある。指導者の問題もある。

そういったマネージメントをトータル的に日本サッカー協会が音頭取りをしないと20歳以上の女性が働きながら競技としてのサッカーが続けられないのではないだろうか。

オーストラリアの躍進はそういったマネージメントの結果が出たわけで、日本サッカー協会はそれ以上の策を取らないとアジアの中でオーストラリアには勝てなくなると思う。

やっぱプロ契約で強化しているオーストラリアは強いな。日本にもお金持ちの協会副会長とか誕生しないかしら。





犬飼会長のコメントは海外派遣選手が活躍したからW杯に出場できたというものだった。

主力の海外組には日本サッカー協会から生活費を出しているのだからそういうコメントも出るよね。

アジアカップ(W杯アジア予選)最終日

2010-05-30 20:30:00 | 女子サッカー
3位決定戦

日本 2-0(1-0、1-0) 中国

18分 安藤梢(FCR 2001 Duisburg)、63分 澤穂希(Washington Freedom)

スタメン



日本6大会連続W杯出場決定!! 

ドイツ行きのアジア最後の切符を確保。

日本女子サッカー最大の危機は最後の最後で回避。

澤の2点目が大きかった。

意外なほど公平な韓国人主審によるジャッヂだった。むしろ日本に有利だったような気がする。




日本女子代表選手、お疲れ様。

佐々木監督 おめでとう。


この結果は本来なら盛大な凱旋となるのだろうが、やはりマスコミには無視されるのだろうな。

負けられない戦いで本領=なでしこ、W杯確保






決勝戦

オーストラリア 1-1(1-0、0-1、延長0-0、0-0、PK5-4) 北朝鮮

北朝鮮は2試合続けての延長戦。
PKを制し、オーストラリアが初のアジアチャンピオンに。
当分はオーストラリア優位の状況が続きそうだ。
日本サッカー協会もオーストラリアとはレフリーの相互研修を開始したが、リーグチャンピオンシップなどの選手間の交流を早急に着手すべきだろう。


なお、今回の決勝戦は主審・山岸佐知子、副審・鮎貝志保、副審・高橋早織という審判団だった。



最終順位
1位オーストラリア、2位北朝鮮、3位日本、4位中国
※3位まではドイツW杯に出場。

大会MVP
ジョ・ユンミ(北朝鮮)

得点女王
安藤梢(日本/FCR 2001 Duisburg) 3ゴール

フェアプレー賞
中国

ナビスコ杯予選大宮戦

2010-05-29 22:00:55 | アルビ


ナビスコ杯予選
J1新潟 1-0 大宮

ミラーゲーム。大宮の方が体力的には楽そうだった。
ラファエルは怖かったが、意外とトラップミスをしてくれたんでここからチャンスにもなった。
ラファエルにミシェウ。
FWは天使対決だった。


これで1ヶ月半、東北電力ビッグスワンの試合はお休み。
今日勝たないと締まりの無い感じになったが、東口選手の頑張りもあって勝利。
右サイドからの西選手のクロスボールを大島選手が潰れ役になって最後はマルシオリシャルデス選手が押し込んで決勝ゴール。綺麗な形で崩せた。

交代出場の木暮選手の動きが俊敏だった。中断明けは貴重な戦力になる予感がする。

我慢比べ。
大宮の鈴木監督から勝利を奪い取った黒崎監督だった。

レフリーが普段からカードを良く出す傾向の人だったので試合がいつも通りの大宮戦になってしまった。いつもの大宮戦のように退場者が出てもおかしくない流れだったが、両監督の采配もあり最悪の事態は避けられた。
ナビスコ杯はレフリーにとってもチャレンジの場なのかな?

今年のナビスコ杯は若手もある程度起用できたので、次の年に繋がったんじゃないかな。


超久しぶりに矢野貴章選手が出場していない試合で勝てたような気がする。






























FIFAランキングメモ

2010-05-29 08:03:37 | 女子サッカー
今後のアジアカップの結果でオーストラリアや北朝鮮の順位は変動すると思われるが、今回発表になったのでAFC分だけ一応メモ。


FIFAランキング(2010年5月28日付)- AFCアジア分 -

日本 5位(→)
北朝鮮 7位(↓2)
中国 10位(↑2)
オーストラリア 14位(→)
韓国 21位(→)
タイ 31位(↑3)
ベトナム 32位(→)
台湾 35位(↑1)
ミヤンマー 47位(↓4)
ウズベキスタン 49位(↓2)
ヨルダン 53位(↓2)
イラン 55位(↓2)
インド 56位(↓3)
香港 63位(↓2)
バーレーン 65位(↓1)
インドネシア 68位(↓2)
グアム 78位(↓4)
ラオス 84位(↓7)
フィリピン 85位(↓5)
マレーシア 86位(↓4)
パレスチナ 91位(↓4)
キルギス 99位(↓5)
ネパール 105位(↓7)
モルディブ 111位(↓8)
※シンガポール・レバノンは18ヶ月以上活動休止状態

軒並みアジア各国のランキングがダウン。
台湾は今後の強化次第では強くなると思われる。
なでしこリーグで受け入れチームが現れると日本もアジアの発展に貢献できるのだろうが、オーストラリアになるのだろうな。現状は。

アジアは広いし、オーストラリアも入ってきたことなので、AFCの活動はインド・パキスタンあたりで東西に分けた方が活動しやすいような気がする。特に女子は社会的な問題もあるので。
東アジア+オーストラリアは世界でも類も見ない強豪揃い。が、政治体制が違う国が多く共同歩調が取りづらい。
東南アジアはサッカー自体は盛んなのだが、まだ競技環境や指導者等が未整備。国内のサッカー大会とかは盛り上がっているので、強化の仕方次第で伸びてくる可能性は高い。何より日本よりもサッカーが盛ん。
西アジアは身体能力が世界と比べても高い人が多くサッカー人気もあり、女性の社会進出が進めば伸びてくる可能性が高い。お金があるのが強み。
いろいろな島はあらゆる意味で発展途上。日本から指導者を派遣できれば急進する可能性がある。

可能性のある地域だとは思うが、それぞれ違う問題を抱えているのがAFCなので、そのためには資金面も含めてやらなければならないことが多いと思う。

まあ、アジア各国がW杯とか五輪で優勝争いに絡むくらいの実力になって、さらに各国リーグの価値が上がれば、そこから先が見えてくると思うのだけど。

日本的に次のランキングはちょっと下がりそうな気がする。まあ、ランキングにそんなに価値はないのだけど。
オーストラリアが今後はアジアのトップに君臨しそうな様相だ。個人的にはあのサッカーは好きではないけれど、結果的に勝っているのでしょうがないっちゃあしょうがない。

亀田製菓、ハッピーにターン!!

2010-05-29 07:05:54 | ノンジャンル


亀田製菓、決算で最高益


アルビレックス新潟のスポンサー様の亀田製菓さん。おめでとうございます。

今後とも、よろしくお願いします。

できたら、この勢いで女子選手の雇用なんかもご考慮してくれた嬉しいのだけど。


〈亀田製菓〉不況下の最高益、なぜ

逆境に負けない経営をアルビレックス新潟も直に学んだ方が良いと思いますよ。ぜひとも。

「様々な話題を、売り上げや業界のデータとともにまとめた資料を添付して売り込んだ。マスコミがすぐ取り上げやすいようにしたのだ。」
このやり方は古典的な方法ですが、サッカー関係の会社はまだまだ不十分ですね。




新潟に来て「柿の種(ピーナッツ入り)」が癖になったんです。


近頃のお気に入りは「スパイシーカレー 柿の種」。これ、ビールとの相性ぴったし。



微力ながら、もっともっと遠征時に「亀田製菓」さんのお菓子を食べることを宣言します。

一夜にして逆風下のなでしこジャパン

2010-05-28 08:00:00 | 女子サッカー
なでしこW杯崖っぷち豪に惨敗/アジア杯(ニッカンスポーツ)

最重要な一戦で敗戦したことで、一夜明け、マスコミは厳しい論調の記事が並ぶ。
それだけ、注目してもらえることはありがたいが、現実として立たされている日本女子サッカーの未来はかなり危うい。
今大会の2つの目標のうち、アジア初制覇は消滅。残りはW杯出場権の確保。

もし今大会がロンドン五輪のアジア予選だったら出場枠は「2」なのでこの時点で終了となる。
だが、W杯のアジアの出場枠は「3」なのであともうワンチャンス残されている。
気持ちを切り替えて、かつ、大胆に行くしかないね。
準決勝の中国-北朝鮮戦を見る限り、中国もオーストラリアと同様に放り込んでくるような印象。
ピッチが悪い時はこの方がベターであることは確か。
北朝鮮も最初は放り込みに合わせていたようだけど、そのうちに繋ぎのサッカーにして主導権を握っていた。
パスの精度が日本は他の国より高いので、これをどう活かすかどうかに掛かっているいるんだろうな。
そんなこと誰もがわかっていることだけど、人間のやることだからミスも出る。
レフリーの判定は、よく北朝鮮がぶち切れなかったと思うくらいに中国寄り。
これは3位決定戦でも同様と思われる。国際試合だからしょうがないね。
ペナルティエリアの中に放り込まれると予期せぬPKとかがありそうなので要注意だろう。

勝ったオーストラリアは祝賀ムードである。



昨日の日本戦を観ていて、不思議に思ったことがいくつかあった(これは未来永劫明らかにされないのだろうけど)

なぜ、佐々木監督は大型選手揃いのオーストラリア相手に小兵の澤・宮間の2選手をボランチで起用したんだろう?
近頃は「宮間あるいは澤+大型ボランチ」の形で戦ってきたのに。
まあ、スペシャルな2人を並べると最善の形のように見えるけど、守備の負担が大きくなり過ぎて、宇津木が入った後の方が2人は活きていた。
W杯の先のことはまだ早いのかもしれないけれど、ロンドン五輪に出場するには必ず準決勝を勝たなければならないので、そうなると打倒オーストラリアは必須の条件。
澤・宮間・宇津木のボランチ候補にもう2~3人が加わらないと厳しい感じがする。
タラレバはいけないのだけど、阪口夢穂が万全の状態だったら佐々木監督はどうしただろう?
対オーストラリアを考えるとそんな妄想をしてしまう。
まあ、こういう負けた試合の後は得てして出場していなかった選手の株が上がるものなんだけどね。



準決勝に進出した4ヶ国のGKを比べるとやはり日本のGKが体格的に劣る。
オーストラリア・中国・北朝鮮(それに韓国もなのだが)、カッチリ・ムチムチ系のノッポさん。
日本のサッカーがさらに上を行くには、このポジションをどうにかしないと厳しいのかなと思った。
まあ、キック力は日本人の方がありそうな感じだったけど。





残念なニュースも飛び込んできた。

宮間のチーム活動休止 米女子プロサッカー(日経)

主力選手の1人である宮間の所属チームが活動休止。
今大会が終了した時点で今後の身の振り方を決めることになると思う。
ベレーザの先行きも不透明な状況。

ここでW杯の出場権を逃したら日本の女子サッカーは当分回復できないダメージを負うことになってしまう。
多いの未来のサッカー選手達に為にもここは出場権のバトンを繋ぐのが現代表選手の使命。
とにかくここは凌ごう、日本女子!!