黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

関カレ開幕

2010-08-30 06:57:42 | 女子サッカー
第24回関東大学女子サッカーリーグ戦



1部リーグ 第1節 8月29日(日)13:30K.O 45分×2 夢の島競技場

早稲田大学 5-0(4-0、1-0) 日本体育大学

2分 小山(早)、43分 大滝(早)、45分 有町(早)、45分+2 有町(早)、88分 オウンゴール(早)


早稲田大学
先発:#1 鈴木、#3 鶴田、#6 高畑、#4 千葉梢、#5 臼井、#7 小野、#34 渡井、#14 谷本、#9 小山、#10 有町、#8 大滝
控え:45分 #34渡井→#21石田、61分 #8大滝→#11原、61分 #9小山→#20八木、66分 #4千葉梢→#33安部、86分 #7小野→#22千葉望


〔日本体育大学〕
先発:#1 一谷、#6 江上、#5 田子、#27 久保田、#39 工藤、#14 吉田、#10 掘、#47 河合、#22 下川、#19 藤澤、#29 佐藤



今年もインカレ予選を兼ねた関東女子大学サッカーリーグ(関カレ)が開幕。
開幕戦は観に行きたかったのだが、日本サッカーリーグと被ってしまって断念。
今年は昨年2位の早大と3位の日体大という黄金カードが開幕戦に組まれた。
この対戦は大学女子サッカー界のトップに君臨する女王の座を決めるだけでなく、それぞれ所属する関東女子サッカーリーグ(早大:現在1位)と日本女子サッカーリーグ(日体大:東地区3位)のレベル差を示すことになる。

日体大はこの日、日本サッカーリーグの試合(ノルディーア北海道戦)があったのだが、主力をこの早大戦にぶつけ、控えで日本女子サッカーリーグを戦う選択をした。(日本女子サッカーリーグには最強規定がないので可能なわけだ。

結果は早大の圧勝。今年の関カレ優勝に大きく前進しただけでなく関東女子サッカーリーグがチャレンジリーグ(日本サッカーリーグ)よりもレベルが高いことを実証した。
日体大にしてみれば、関カレ早大戦に負けただけでなく、チャレンジリーグのノルディーア北海道戦にも負け、例年以上に戦力が苦しいことを露呈した。

推薦入試を利用して年代別代表をかき集めてきた早大は1年から4年までずらっと名だたる戦力が揃ったチームになった。
多少怪我人が出てもそれを補う選手層も厚く、今年はおそらく学生No.1のチームだと思う。
秋から冬にかけてどういうサッカーをしていくのか、見ものである。
なでしこリーグを選択しなかった、あるいは選ばれなかった選手達がどういう風にサッカーと向き合っていくのか、ユニバ日本代表争いも含めて特に今年の早大に注目したい。




この日のもう1試合は

1部リーグ 第1節 8月29日(日)11:00K.O 45分×2 夢の島競技場

神奈川大学 2-1(1-1、1-0) 関東学園大学

〔神奈川大学〕
先発:#1 岩田、#8 牟田、#6 桑原、#2 平栗、#5 児玉、#7 水島、#3 山川、#10 笹野、#9 長田、#15 神山、#24 鶴見

〔関東学園大学〕
先発:#1 佐々木、#16 鈴木、#23 斎藤、#27 上山、#36 内海、#14 北原、#24 細谷、#31 冨山、#13 野村、#28 高橋、#46 橋本

この対戦は両校の名物監督の采配も興味があるし、黄金世代が抜けてエース長田を中心にどういう形になるのか神大、最終学年となる北原が主将としてどうまとめてくるのか関東学園大。
この2校の対戦も観たかったので残念。やっぱり接戦になったようだね。


J1 第21節 横浜FM戦

2010-08-29 23:39:24 | アルビ
J1アルビ 0-3 横浜FM


矢野貴章選手が旅立ってから初めての公式戦。
これまで4年半、貴章システムでやってきたので、急に方向転換は難しいかな。
特に守備のところをこれから整備していくのだろうけど、やりながらベターな方法を見つけ出せたら良いね。
まあ、試合は完敗だったのだけど、でも、試合は水物だからしょうがないところもあるが、ヨンチョル選手の怪我はかなり痛い。
復帰までどれくらい時間を要するのだろう。心配だ。

2010プレナスなでしこリーグ第9節 対千葉戦「炎天下の走力戦」

2010-08-29 17:05:48 | アルビレディース


プレナスなでしこリーグ 第9節 2010年08月29日 13:00K.O
千葉県・千葉県総合スポーツセンター東総運動場(230人)晴 微風 芝良 主審 恩氏孝夫

アルビレックス新潟レディース 2-1(1-0、1-1) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

29分 法師人美佳、60分 上尾野辺めぐみ、89分 失点


[ジェフユナイテッド市原・千葉レディース]

-------船田-------
-河村真-阿部--細川--手塚-
-----山田--綱川-----
-海老沢---------安田-
-----清水--深澤-----

SUB:GK杉浦、MF井上、MF島田、MF加賀、FW石井
監督:上村崇士

HT後 手塚→加賀
68分 深澤→石井
79分 綱川→井上




[アルビレックス新潟レディース]

----上尾野辺-菅澤-----
-小原---阪口----法師人-
--------川村------
-山本--笠井--東山--山崎-
-------大友-------

SUB:GK諏訪、DF波佐谷、MF落合、MF中村早、FW佐伯
監督:奥山達之

56分 法師人→中村早
86分 小原→落合



千葉県というより茨城県との県境にある東総運動場。陸上競技場である。


陸上競技場だからというわけでもないのだろうが、試合前のこの炎天下のお昼にジェフレディースの選手はトラックでリレーを何本もしていた。さすがは犬である。


何とこの試合の主審は恩氏孝夫今も1級審判なんだろうか?
おそらくJリーグの試合を10年くらい観ている人なら誰でも知っている有名人である。
たぶん、ジェフの上村監督は現役時代に笛を吹かれたことがあるんじゃないだろうか?
けっこうジャッジが逆になるのが有名で、でも、一番は第4の審判で4人目の交代を認めたことかな。
暫く名前を見かけなかったのだけど、そうかあ、なでしこリーグのレフリーをしていたんだね。


アルビの攻撃の中心を担う小原選手と菅澤選手。
菅澤選手は千葉県出身。


本日のリザーブは俊足中村早樹選手、ピッチの重戦車佐伯選手、このところベンチ入りが続く全身全てが体育会系の落合選手、DFの波佐谷選手、GKの諏訪選手。


試合前練習の指揮を執る入江徹コーチ。
元Jリーガーのジェフ上村監督とは面識はあるのかな?


当然のことながらカップ戦とは大幅にメンバーを変えてきたジェフ。


ジェフ上村監督。女子サッカーへの情熱は並々ならぬものがある。恐るべし。


太平洋からの風が流れていく。


メインスタンドのみ開放された観客席に向かって試合前の一礼。


リーグ中断前と比べると心なしか後から見ると上半身ががっちりしてきたような小原由梨愛選手。


轟コーチと川村優理選手。長い長い付き合いである。


目下絶好調の阪口夢穂選手。
完全復活と言って良いのではないだろうか。
個人的にはFKが見たい。


アルビではFWとして活躍する菅澤選手。ボールキープもシュートできる大型FW。


アルビの要、東山真依子選手がチームを締める。







試合は前半4バックで攻めるジェフに対して、アルビは今季初めて阪口・川村という代表経験者によるバブルボランチで対抗。
川村選手の激しい守備と阪口選手の秀でた読みでジェフの中盤を自由にさせない。
が、U-20代表であるジェフのボランチ山田が元マラソン選手で無限のスタミナを持つ快速清水にこれまた良いパスを出して行く。
アルビの左サイドバック山本選手とセンターバック笠井選手がダブルで止めようとするが、速さについていけず、度々ゴール前を襲われる。
その都度、センターバックの東山選手とGK大友選手の好守でゴールを割らせない。

トップの菅澤選手が流動的に動いて左サイド小原選手側からの攻めに対してジェフは相当手を焼いていたのだが、ゴールは思わぬところから生まれる。
高いラインを取ってきたジェフに対して、ボランチ阪口選手が絶妙なパスを左サイドの小原選手に送る。
見事なトラップで受けた小原選手がジェフの選手をかわして前進。
スペースを突いた菅澤選手が受けて内側へ切れ込む。シュートと見せかけて右サイドへパス。
今日先発のベテラン法師人選手が詰めて先制ゴールは彼女のなでしこリーグ入り初ゴール。

非常に蒸し暑い中の試合なのだが、ジェフは執拗に走ってくる。
中盤で繋いで最後に左右へラストパス。我慢比べの駆けっこになると今日のアルビは分が悪い。

そんな中でも右サイドバッグに入った山崎が我慢しながら最後のところでボール奪取。
そのまま彼女固有の攻撃力を発揮して前進。スタミナ面で問題のある法師人選手の守備を軽減するばかりでなく、右サイドからの攻撃を活性化させる。

上村監督の意思が組織にビシッと注入されているジェフなので、アルビもオシャレなパスをして攻めるものの最後のシュートが決まらない。
阪口選手や菅澤選手のシュートがバーとかクロスバーとかに弾かれなければこんなに難しい試合にはならなかった。







[ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 後半開始直後]

-------船田-------
--河村真--阿部---細川--
-----加賀--山田-----
-海老沢---安田----綱川-
-----清水--深澤-----



後半、ジェフは3バッグに変更。
前の押しは強まったが中盤がやや空いた感じがした。

運動量の落ちたアルビは早々に法師人選手を中村早樹選手に交代して攻撃力を強化。
これでジェフのスピードに対抗できるようになる。
近頃、中村早樹選手は好調だ。シュートもクロスも日体大時代や入団当初とは比べ物にならないくらい上手くなった。
そして、リーグNo.1と目されるスピードだ。この日も自分が出したパスに自分が追いつくという離れ技を魅せる。

何と言っても圧巻は阪口夢穂選手。
この試合はアルビの公式戦で初めてボランチに入った阪口夢穂選手のサッカーショーだった。
ゴール前に攻められたシーンでパス一本で形勢逆転。
長すぎず、短すぎず、強すぎず、弱すぎず、そんなスーパーなパスがカウンターで前線に留まっていた上尾野辺選手に通り、最後は軽く流し込んで2点目。
(その後、上尾野辺選手はゴールキーパーと1対1のシーンを外してしまうのだが、それは決めてほしかった。)

ジェフは選手交代で石井・井上らジェフレディースU-18出身の選手を投入。
上村監督の申し子はピッチで縦横無尽に快走する。

試合終了間際はジェフ優勢で、これは前節同様(岡山戦の時は89分に逆転ゴールを許す)になったら嫌だなと思っていたら、89分に安田に決められた。
これはいけないことなので、試合終了間際の失点を防ぐ、そのことは緊急に対応してもらいたい。
2試合連続で89分に失点はいただけない。

結局、アルビは2枚交代だけで試合を終了。3枚目の選手はもう一頑張り必要である。




今季のアルビの成長を見極めるためには格好の対戦相手であるジェフ。
開幕前からこの前半戦最後の対戦となるジェフ戦に勝利できるかどうかが成長のバロメーターと思っていた。
2-1という結果に終り、試合内容的にも課題はあるものの難敵ジェフ相手にアルビらしさを出せたという面では成長の証を示せたのではなかろうか。














千葉県出身の菅澤選手としては、地元凱旋でゴールを奪いたかったところだが、これは適わず。
好調さを維持しているので、次節以降に得点女王に向かってゴールを狙ってもらいましょ。



上村監督、途中で退席しそうになったのでちょっと会場があせったが(さすがに今日の主審・副審のぶれならわからないでもないが)、堪えてくれてよかった。リーグにとっても大事な人なので、出場停止はいかんよ。



千葉市周辺から考えても東総は距離的にアウェーなわけで、そんな中、両チーム合わせて270人以上のサポーターが、こんな炎天下の中、集まったのは少しは女子サッカーが千葉でも認知され始めた兆候なのかもしれない。
まあ、普通に考えたら少ないのだが、周りは山しかないこの大自然の中にスポーツを観戦しにくること自体、凄いことだと思う。
ただ、できたら、もうちょっと人が往来できるところで試合をした方が女子サッカーの普及の面では良いのではないだろうか?
ここはたぶん、勢力図的には鹿島アントラーズの境界線内である。

なでしこリーグのサポーター同士の取り決めに則りホームのジェフがアルビコールをし、アウェーのアルビがジェフコールで応える。
そのコールが山々にこだました、暑い暑い東総運動場だった。

関西学生サッカー事情 2010秋

2010-08-28 23:00:54 | 女子サッカー
関西の大学女子サッカーは春と秋にリーグ戦を行なっている。
(教育実習などの調整が大変そうだ。)



平成22年度 関西学生女子サッカー春季リーグ 結果

入替戦 京都文教大学(1部6位)1-5姫路獨協大学(2部1位)

姫路獨協大学は1部昇格、京都文教大学は2部降格



元アルビレディース監督の牛浜さん が監督の京都文教大学は秋はまた2部に戻ってしまうようだ。
逆に元田崎真珠コーチの河村優さんが監督を務める姫路獨協大学が早くも1部昇格。
姫路獨協大学は学生募集を上手くすれば、環境面や指導面は充実しているようなので、大学女子サッカー界の関西の強豪になりえる可能性があるのではないだろうか。

今年は関西トップスチューデントリーグ(リーガスチューデントの関西版)などもあって日程的には大変そうな感じはするけど、そのくらい高いレベルで試合をしないと関東勢には追いつかないと思う。


まあ、なんたって今年は堺トレセンでインカレを開催だから、関西勢としては頑張りどころだよね。

さて、インカレ(第19回全日本大学女子サッカー選手権大会(11月26日~1月5日)出場権が掛かる秋のリーグ戦が9月18日に開幕する。大体大と武庫川女子大に迫るのはどこかな?



〔Ⅰ部〕(6チーム)
武庫川女子大学、大阪体育大学、大阪国際大学、神戸親和女子大学、大阪教育大学、姫路獨協大学

※上位3位がインカレ出場。4位が西日本プレーオフ(10月30日・31日)出場



〔Ⅱ部〕(11チーム)
Aブロック :京都教育大学、聖泉大学、関西学院大学、神戸女子大学、大阪芸術大学
Bブロック :京都文教大学、奈良教育大学、立命館大学、兵庫教育大学、和歌山大学、大阪市立大学

※入替戦はⅠ部6位-Ⅱ部1位

女子サッカーの光と影③ なでしこリーグカップ決勝戦

2010-08-27 23:21:05 | 女子サッカー


プレナスなでしこリーグカップ2010 決勝戦

2010年08月22日 18:45K.O 芝良 微風 深野悦子主審 4,186人 西が丘サッカー場(東京都)

浦和レッドダイヤモンズレディース 2-3(0-0、2ー3) 日テレ・ベレーザ

55分 庭田亜樹子(浦)、60分 大野忍(日)、62分 藤田のぞみ(浦)、87分 伊藤香菜子(日・PK)、90分 岩渕真奈(日)


[日テレ・ベレーザ]

-------松林-------
-近賀-岩清水--豊田--須藤-
----------------
-木龍--原---伊藤--小林-
-----岩渕--大野-----

SUB:GK曽山、DF中地、MF南山、MF有吉、FW永里
監督:森栄次

58分 小林→永里




[浦和レッドダイヤモンズレディース]

-------北本-------
-岩倉----藤田----柳田-
----庭田----窪田----
-森本--矢野--西田--土橋-
-------小金丸------

SUB:GK山郷、DF熊谷、FW後藤、FW加藤、FW荒川
監督:村松浩

HT後 窪田→荒川
80分 柳田→熊谷
89分 藤田→加藤



オールスター戦を終えた選手が見守る中、練習開始。
この頃は陽もまだ明るかった。


存在そのものを問われている日テレ・ベレーザ。
今後存続を許される価値があるのかどうか、示していかなければならない辛い状況。


『プレナスなでしこリーグカップ 決勝戦』と銘打っておきながら「なでしこリーグ旗」は掲揚されていない。
JFA旗があるから構わないという運営側の判断か?

日テレ・ベレーザは未だに「FC NIPPON旗」。クラブの財政的に新規作成ができないのであろうか?


選手・審判団入場。
日テレ・ベレーザの応援席には「ベレーザの価値を見せつけよう」と書かれた横断幕が。
日テレ・ベレーザが今後存在する価値が本当にあるのかどうか、この試合を観た観客やTVの視聴者はどう感じただろう。


記念撮影。カメラマンがたくさん。


毎年、この時期はゲリラ豪雨に襲われる西が丘競技場。
今年はお月さんもくっきり見えて大丈夫そう。
後のスケジュールも詰まっているので定刻、キックオフ。


ベレーザは負傷の南山がベンチ。代わってベテラン小林が先発。
正直、準決勝の出来からして南山がいないのはベレーザとしてもかなりきついと思った。
試合はベレーザがボールを支配しながら、レッズが受けてカウンターの形。
CKからの攻撃ではレッズに分があるように思えた。
レッズを藤田を根気よく使い続けている村松監督。
正直、試合の開始直後は上手くベレーザに守備網に潰されていたが、おそらくベンチの指示で庭田とポジションチェンジしたあたりから自由度が増して動けるようになった。
前半、岩倉が2度のチャンスに決め切れず。これが結果を分けることになった。
今大会、岩倉は左右両サイドで活躍しているが、右サイドに回った方が左サイドよりも決定率が高いような気がする。







前半0-0で終え、後半は元ベレーザの窪田をこれまた元ベレーザの荒川に代えたレッズが勝負に出るもボールはベレーザ支配。

庭田のミドルでレッズ先制も大野がGK小金丸の飛び出しをかわして無人のゴールへシュート。小金丸、無念。
その後に藤田のナイスゴールが決まって、試合は終盤へ。

柳田がやはり後半15分過ぎあたりからペースダウン。この暑さでベテランに右サイドはきつそう。
柳田を見切った村松監督は熊谷に交代。熊谷をボランチに入れ、右サイドへ今大会好調の岩倉を回す。
結局、これが勝負の綾となる。

残り5分を切ったところで、フィールドの妖精 原菜摘子がレッズの右サイドへ切れ込んで突進。
レッズ守備網が不意を突かれ後ろから追いかける形になったところで、右サイドに回っていた岩倉がファール。PK献上。
深野主審はこの試合、かなり流してした傾向があり、ほとんどカードを取っていないのだが、岩倉へ2枚目のカードを提示。岩倉というよりスピードが乗るその前の段階で止めないとあのゾーンはファールになっちゃうだろうな。
そのPKを伊藤が決め同点に。
こうなると軸になる選手がいないレッズは流れを断ち切れない。



一人少ないことよりも、チームを短時間で守備なのか、攻撃なのか、曖昧になってしまって、結局、あれだけマークを徹底していた岩渕のシュートコースを空けてしまい勝負あり。
振り向きざまのシュートを決めた岩渕は凄いが、むしろレッズが最後の最後で崩れてしまった形になった。


試合終了。



表彰式。


とは言え、このカードはやはりリーグでも屈指の高レベルな試合であることは確かで、ベンチワークも含めてもっと多くの人に観てもらっても価値のある試合だと思う。
相手の選手の動きを察知して、チームも個人もその変化に対応できるサッカーの試合はまだ女子サッカーでは数少ない。
せめてなでしこリーグ10チームがレッズ・ベレーザのレベルに到達できればなでしこリーグ、ひいては女子サッカーもマイナースポーツの域を抜けられるのかもしれない。
それにはせめてなでしこリーグ10チーム程度がトップリーグのチームとして活動をし続ける環境を維持することが大事である。


新入団選手である有吉佐織曽山加奈子にとっては初タイトル。
日テレ・ベレーザにとって珍しい下部組織外からの選手達だが、いきなりタイトル奪取となる。そういう運を持っているのかな。



残念なことに、地元である東京でこれだけしか緑のサポーターを集められなかった東京ヴェルディというクラブは、(距離的な問題でさいたま市に近いからと言っても会場の半分をレッズサポになっているわけだから、)プロサッカークラブとしては完敗だろう。
これからの女子サッカーが発展していく上で、唯一、東京にあるなでしこリーグのクラブなのだから、もっと集客という面では頑張るべきではないだろうか?
まあ、新潟のアルビというJクラブも同様に観客数という面では同様に課題を抱えているので、今後、女子サッカーが競技として成り立つようになるには研鑽が必要である。


岩清水が試合後のコメントで述べているように「今は全てがヴェルディのため」が偽りなき心境なんだろうな。




報道によるとこの試合のMVPが岩淵真奈というものと、この大会のMVPが岩渕真奈というものがあり、そこら辺は曖昧だった。


なでしこリーグが選ぶなでしこリーグカップのMVPは岩渕真奈だったが、個人的な独断で個人表彰すると


『鳶’sなでしこリーグカップ2010 個人賞』

MVP(最優秀選手賞):伊藤香菜子(日テレ・ベレーザ) 
敢闘賞:岩倉三恵(浦和レッドダイヤモンズレディース)
得点女王:伊藤香菜子(日テレ・ベレーザ)
ニューヒロイン賞:加藤千佳(浦和レッドダイヤモンズレディース:浦和レッズJrユースレディース所属・2重登録)



まあ全部の試合を観てないので一部の予選と準決勝・決勝の印象からだけどね。プロの目だとやはり岩渕真奈なんだろうな。
特にレッズの岩倉三恵には何か期するものを感じた。それはGK小金丸幸恵もだが。
ベレーザは個人賞というより、クラブの状況的にかなり厳しい中、追い込まれた集団の強さみたいなものを感じた。
アルビレディースでは阪口夢穂選手の頑張りが目立ったが、やはり決勝リーグに進出しないと賞の対象ってわけにはいかないかな。
各チームのサポやファン、応援団など様々な人はこの大会でどんな感想を持ったのだろう?


退場処分の岩倉も試合終了後の記念撮影や観客席への挨拶時には会場内への立ち入りが許されたようだ。
ここら辺はアマチアリーグならではゆる~い感じの温情が感じられて良かった。



優勝したのは日テレ・ベレーザだが、これから先のことを考えるとこの大会を通して若手を使い続けたレッズの村松浩監督の人選は優勝に値するくらい大したものだと思った。
アルビもこのくらい徹底して控え選手にチャンスを与えられればいいのだが、それはおそらく優勝する以上に難しいことだと思うのでまずできない。
レッズというベースがしっかりとできあがっているチームだからできたのだろうな。


リーグ再開はこの2チームが同じ場所・西が丘競技場で対戦する。(HとAは逆になる。)
アルビ的には引き分けてくれるのがありがたいが、レッズはリーグ戦仕様に戻してくるであろうからどうなることやら。山郷が戻ればレッズ有利とみるが如何だろう?
この2チームとは当然対戦を残している。勝ち点を奪うのは相当難しいだろう。
が、このレベルに追いつくことがリーグや日本の女子サッカー界に貢献することになるのではないだろうか。


とにかく今年のカップ戦が開催できたのはプレナス他多くのスポンサーの賛同があったからだ。心から感謝したい。
いよいよ「やよい軒」と「ほっともっと」にお世話になる生活が再開だ!!

女子サッカーの光と影② なでしこリーグオールスター戦

2010-08-26 23:48:55 | 女子サッカー
なでしこリーグオールスター 2010
2010年08月22日 16:00K.O 東京都・西が丘サッカー場(3362人)晴 微風 芝良 主審 井脇真理子

なでしこSUSERI 4-1(2-0、2-0) なでしこCUCURI

5分 長船加奈(東電)、40分 上尾野辺めぐみ(アルビ)、52分 上尾野辺めぐみ(アルビ)、82分 安田有希(ジェフ)、75分 川村真理(アンクラス)


[なでしこCUCURI(ククリ)] 

INAC神戸レオネッサ(兵庫県)/岡山湯郷Belle(岡山県)/福岡J・アンクラス(福岡県)/ASエルフェン狭山FC(埼玉県)

※なでしこリーグカップ予選Bグループ

-------福元-------
-神成--板谷--津波古-安田-
----------------
-櫨---岩澤--川村真-中野-
-----齋藤--川澄-----

SUB:GK海堀、DF甲斐、MF田中、MF花田、FW瀬
監督:松木安太郎

HT後 福元→海堀
HT後 神成→甲斐
HT後 岩澤→花田
HT後 中野→田中
HT後 齋藤→高瀬

後半はINACの選手中心に切り替え。




[なでしこSUSERI(スセリ)]

東京電力(福島県・東京都)/アルビレックス新潟レディース(新潟県)/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉県)/伊賀FCくノ一(三重県)

※なでしこリーグカップ予選Aグループ

-----安本--菅澤-----
-上尾野辺--------清水-
----宮本----上辻----
-鮫島--川村優-長船--阿部-
-------船田-------

SUB:GK大友、DF山本、DF道倉、MF安田、FW堤
監督:早野宏史

HT後 船田→大友
HT後 菅澤→安田
73分 阿部→山本
73分 宮本→道倉
73分 安本→堤

元伊賀の宮本と現伊賀の道倉・堤のピッチ上の競演を避けたのは菅野コーチの配慮か?






お待ちかね。華麗なるなでしこリーガーの浴衣姿競演。
選手にじゃんけんで勝ったらプレゼントをもらえる企画。


レッズ竹山。若い。若すぎる。


こちらアイドルなでしこリーガーのはしり、狭山の櫻田。こういう場では段違いに光るな。








アルビの浴衣美人は堂下選手。


撮影大会!!


『浴衣美人』
#19 MF堂下弥里(アルビ)、#26 DF竹山裕子(レッズ)、#18 DF村上今日子(東京電力)、#20 MF井上友利恵(ジェフ)、#5 DF池内里紗(伊賀)
#15 DF小林海咲(ベレーザ)、#2 DF宮迫たまみ(INAC)、#13 FW中島依美(INAC)、#8 FW加戸由佳(岡山湯郷) 、#18 MF正手亜希子(福岡)、 #2 MF櫻田有幾子(AS狭山)


堂ちゃんに1枚もらいました。


竹山さん、はい、1枚もらいました。


北区の皆さんによる縁日。
今年はとても暑くて、カキ氷やジュースが飛ぶように売れていたのだけど、結局やきそばとか食べ物も完売したというから凄い売れ行きだ。
ゴール裏とかにビールを売り子に来てくれたなら、もう2割くらい売り上げ増だったかもしれない。


岡山湯郷BelleにINACのPRブース。
グッズが充実しとるね。


アルビのPRブース。アルビの職員が販売活動。
お隣のジェフさんはダーツで盛り上がっていた。


狭山は選手総出でブースを盛り上げていた。


レッズは選手が積極的にサポーターと関わっていた。ちょっとアルビには考えられない積極性。
伊賀はこういう東京でのイベントは地理的に難しいのかな。


チャレンジリーグのブースも設置。同日に国体参加の高槻もしっかり活動。


たぶん、一番、ポスターとか営業活動がしっかりしていると思われるチャレンジリーグのルネサンス熊本。大変珍しい株式会社の市民クラブ。


静岡産業大学のPRブース。バックは来年が最後の磐田市で開催される高校女子サッカー選手権のポスター。
高校女子サッカー選手権の冊子をいただいた。ラッキー。


かの有名な常盤木学園高校のセーラー服リカちゃん人形。
いけない角度で撮ってしまった。ごめん。


映画「アイ・コンタクト」のPRブース。




日陰でもピッチの上は40℃。













両チーム選手・審判団入場。
西が丘の場合は、コーナーのところから出てくる。


なでしこCUCURIのGKは2人共になでしこジャパンのGK。
川澄・中野となでしこジャパンの常連がチームの中核。

対するなでしこSUSERI(スセリ)はリーグ得点上位のアルビの菅澤・上尾野辺両選手の他、リーグNo.1の持久力を持つジェフの清水、U-20の船田や安本などが先発。

なでしこジャパンというフィルターでなく、プレナスなでしこリーグというフィルターで見ると実は結構個人成績上位の選手や出場時間数の長い選手が選ばれている。
まあ、さほど有名でないので、そんなことは一般の人は知ったこっちゃないのだろうが。






3362人。西が丘という器だとしても少ない。
国立競技場で開催された第1回は別格としても、やはりこの集客力は問題だ。
このくらいの人数しか集められないのなら、地方で開催した方がまだ可能性はあるかもしれない。
関西(堺トレセンや金鳥スタなど)で開催したとしてもこのくらいは集まるのではないだろうか?


楽しかった一時も終了。また来年も開催できると良いね。






MVPは上尾野辺めぐみ選手(アルビレックス新潟レディース)。賞品は和牛。




ジェフのGK船田。好セーブを連発。来週はお手柔らかに。


上尾野辺めぐみ選手(アルビレックス新潟レディース)。


リクエストしたら選手がもう一回踊ってくれた。センキュー。


オールスター戦では対戦チームも1周廻って挨拶してくれる。サービス抜群だ。



元日産レディース監督の早野監督も女子サッカーの進歩には驚いていたようだ。
これからもたまには試合を観に来てほしいな。旧L・リーグ出身のサッカー関係者なわけだし。

女子サッカーの光と影① なでしこ祭とその裏で

2010-08-26 06:56:13 | アルビレディース

1週間前に来たというのにまた来てしまった西が丘。大好きな競技場だ。




西が丘サッカー場のある東京都は日テレ・ベレーザの本拠地。
当然、リーグ戦の告知ポスターは貼られている。さすがは名門。
毎年、オールスター戦や全女等のカップ戦の決勝が東京都で開催されるのも東京都が一番女子サッカーに理解があるだろう。
日テレ・ベレーザの果たしてきた役割がこうして実っていると思って良い。

まあ、地理的にさいたま市に近いので、観客数的には浦和の本拠地みたいなものなのだが。



オールスター戦とプレナスなでしこリーグカップの決勝戦を伝えるTVクルーと機材。
年に数回しかない世間に女子サッカーをアピールする機会である。



なでしこオールスター戦は女子サッカー界の真夏の祭典としてここ東京都北区では認知されてきた。
心なしが訪れる人々もウキウキしている様子だ。

が、こんなめでたいイベントの裏で、大きなうねりの中に巻き込まれている女子サッカー界の現実がある。

例年、オールスター戦の前になでしこリーグの各チームのサポーターが集まってサポーターミーティングを開催している。
意外と知られていないのだが、そんなことをして、Jクラブ・企業チーム・街クラブといった出自が違うチーム同士の集団であるなでしこリーグでトラブルなくサポーターが活動する為の知恵を働かせている。
アルビなど新規組はなかなかリーグの流れを理解できない状況の中で伝統ある日テレ・ベレーザや浦和レッズなどサポーターの方々にリードし調整してもらっているのが実態だ。

試合終了後の両チームのコールの掛け方などは以前に開かれた全体ミーティングで決まったものだが、要はプロサッカーチーム以上にチーム形態が違うのでコミニュケーションを図ることが一番大事なことなのだ。


今年は『日テレ・ベレーザ(=東京ヴェルディ)の存続問題』というある意味女子サッカー界にとって最大級の危機の認識ができた集まりになった。
東京ヴェルディについては、東京ヴェルディという会社も、Jリーグも、サポーターも、経営的に非常に厳しい中で来季生き残れるかのギリギリのところで活動している。
そして下部組織である日テレ・ベレーザや日テレ・メニーナについても無関係ではなく、現実問題として、東京ヴェルディが資金的に手当てできない場合は存続できなくなる。
そこで日テレ・ベレーザのサポーターは存続活動しているのだが、Jリーグでは横浜フリューゲルス、旧L・リーグでは田崎真珠をはじめ数々のチームがそうであったように、サポーターの活動がクラブの存続に結びつくのは非常に難しい。
が、そうは言ってもクラブやチームの価値観を具体的に示さなければならないので、積極的に署名活動などを行なっているわけである。何もしないと即アウトになってしまうから。

東京ヴェルディ存続を求める署名

サポーターもHPやブログなどを通じて存続の危機、そして来季以降の存続を訴えている。


このまま何もしなければ、今年ももって日テレ・ベレーザも日テレ・メニーナも消滅してしまう。それは回避したいと頑張っているわけである。

この話は国体が終了したアルビレックス新潟や、今年国体が終了するジェフ千葉にとっても他人事ではない。明日は我が身である。
日本で一番有名が女子サッカーチームが消滅することになると、なでしこリーグ全体に及ぼすマイナスの影響も計り知れない。
まさか東京電力と浦和レッズの2チームでリーグ戦を続けていくなんてことは理論的には可能であっても、現実的には不可能で、その場合には複数の大学のサッカー部が参加して、それに資金力の無い市民クラブが少数参加してリーグを細々と続けていくのだろうか。
まさに暗黒時代が到来することになる。

日テレ・ベレーザが消滅すると当然日本女子代表の活動に支障を期すのだけど、そんなこと以上に東京都になでしこリーグのチームがなくなることが大問題だ。
せっかく女子サッカーが盛んになっているのに、競技人口最大の首都東京都に受け皿がなくなってしまう。


では、他チームのサポーターが何をできるかと言われれば、できることは限られる。それこそ署名活動に協力することぐらいだろう。

ただ、日テレ・ベレーザのサポーターの今の気持ちを理解しようとする努力はできる。
そして、各クラブのサポーターが自分達のクラブがそういう事態にならないような方策を考えることはできる。
女子サッカーにおいては、やはり、経営的に自立できる手段の構築なのだろうが(現実的になでしこリーグのチームで自立経営できているチームは一つもないわけで)、そのための第一歩としてやはり観客数というバロメーターは重要なのだと思う。
まずは女子サッカーという競技のトップリーグの存在を世間に知ってもらわないと、経営的な自立とかも絵に描いた餅になる。
各チームのサポーターが応援するチームのことを多くの人に知ってもらう、そんな実に地味な活動を日常的に続けることが大切なチームを存続される鍵なような気がする。

そういう意味では今回の「なでしこリーグオールスター戦」や「プレナスなでしこリーグカップ」は重要なアピールの場になるはずだ。


※オールスター戦をカップ戦と分けてもらいというのは、各チームのサポーターなら誰しもが思うことなのだろうが、大会名を見てわかるように今年もオールスター戦には大会スポンサーが付かなかった。
日程的な問題もあるにはあるが、カップ戦の決勝と抱き合わせでやらないと、資金的に開催できなかったことが容易に予想が付く。
リーグ関係者の苦心が分かるだけに、土俵際に追い詰められた女子サッカー界の現実を考えれば、開催できたことだけでもありがたいと思う。


楽しくておめでたい女子サッカーのお祭りを開催しているその場所で、長年リーグの先頭を走ってきたチームの来季存続活動をしている。
田崎真珠の時もとても嫌な感じがしたのだけど、今年はそういう現実がはっきりと形で見えているだけに、そのギャップが堪らない1日だった。

まあ、選手もサポーターも試合をしている時だけは本当に楽しいんだろうけどね。
それ以外の時は苦しいと予想できるだけに日テレ・ベレーザそして日テレ・メニーナはどんな形であれ、生き残ってほしい。とただそれだけを願うばかりだ。

小山真央選手 負傷

2010-08-25 06:36:50 | アルビレディース
小山真央選手(23)の負傷について

□診断名 右ひざ前十字靱帯断裂
□全治 約7カ月

ようやく診断結果が発表になりましたね。
切ってしまったので残念ながら長期離脱となります。
この部分は強化できないところなので、サッカー選手の泣き所ですね。
前半戦、大卒ルーキーながら活躍をみせていたのでチームとしても痛いです。
リハビリを地元へ戻ってやるのか、それとも新潟で行なうのかはわかりませんが、来季ピッチに立っている姿を見たいものです。

関カレ、8/29開幕

2010-08-24 06:39:41 | 女子サッカー


第24回関東大学女子サッカ-リ-グ戦

なでしこオールスター戦でも告知していたように、今年もいよいよインカレ予選を兼ねる関カレがスタートします。



『開幕戦』2010年8月29日(日) 夢の島競技場
11:00K.O 1部:神奈川大学(1部/1位) - 関東学園大学(1部/4位)
13:30K.O 1部:早稲田大学(1部/2位) - 日本体育大学(1部/3位)
※()内は昨年順位                                 

いきなり強豪校同士のつぶし合いです。早大-日体大は事実上の優勝決定戦になるではないでしょうか?


『プレ開幕戦』 2010年8月27日(金) NACK5スタジアム大宮
11:30K.O 2部:慶應義塾大学(1部/8位) - 大東文化大学(2部/4位)
14:00K.O 1部:武蔵丘短期大学(1部/5位) - 尚美学園大学(2部/1位)
※()内は昨年順位

日程の関係でこちらの方が開会式より前に試合をします。
武蔵丘短大-尚美学園大の埼玉対決はどういう結果になるんでしょうかね。
実力拮抗しているんじゃないかと思われますが、チーム状態はどうなんでしょう。


日本女子サッカー界の一大勢力である関東大学女子サッカー連盟。
なでしこリーグよりもチーム数・選手数は多く、3部制です。
インカレ出場争いの1部から昇格争いの2部・3部まで、それぞれの置かれた状況の中でベストと尽くします。
実践女子大学が外れて帝京大学の名前が入りました。(昨年も事実上はオープン参加の形で合同チームとして参加していましたが。)

提案するとしたら、監督ライセンスのところですね。
せめてC級を取れるようにサポートしたら良いんじゃないでしょうか?
試合よりも圧倒的に長い時間練習をするのですから、最低限度の指導技術を保証した方が選手達も練習していて楽しいのではないでしょうかね。特に初心者が多いであろう3部の大学などは練習が面白くて効果的だとグッと実力が増すんじゃないでしょうか。
まあ、日本サッカー協会が主導で指導者を派遣してあげるっても効果的な方法ですけど、それができないのならせめて指導者養成のところをしっかりとシステマチックにしてあげたら一番効率的に大学女子サッカーのレベルの底上げに繋がるのではないでしょうか。



関東大学女子サッカ-連盟 加盟校全23校(東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・群馬・山梨の8都県)

《1部》
神奈川大学 〔神奈川県平塚市/26人/鎌田俊司(B級)〕
早稲田大学 〔東京都西東京市/36人/長岡義一(なし)〕
日本体育大学 〔神奈川県横浜市/64人/矢野晴之介(B級)〕
関東学園大学 〔群馬県太田市/43人/山口重信(A級)〕
武蔵丘短期大学 〔埼玉県比企郡吉見町/31人/河合一武(A級)〕
筑波大学 〔茨城県つくば市/35人/小林美由紀(B級)〕
東京女子体育大学 〔東京都国立市/43人/菅沼史雄(なし)〕
尚美学園大学 〔埼玉県川越市/51人/中瀬晴彦(C級)〕

《2部》
慶應義塾大学 〔神奈川県横浜市/23人/岩崎陸(C級)〕
山梨大学 〔山梨県甲府市/22人/加藤朋之(B級)〕
日本女子体育大学 〔東京都世田谷区/18人/佐藤耕平(なし)〕
大東文化大学 〔埼玉県東松山市/26人/川本竜史(B級)〕
東京学芸大学 〔東京都小金井市/11人/遠藤雅巳(C級)〕
茨城大学 〔茨城県水戸市/12人/条野沙奈江(なし)〕
順天堂大学 〔千葉県印西市/22人/中庭健一(C級)〕
東京情報大学 〔千葉県千葉市/10人/中村光男(C級)〕

《3部》
埼玉大学 〔埼玉県さいたま市/13人/高橋賢弘(C級)〕
十文字学園女子大学 〔埼玉県新座市/13人/木村智徹(C級)〕
東京外国語大学 〔東京都府中市/30人/真鍋求(なし)〕
千葉大学 〔千葉県千葉市/16人/西野明(なし)〕
国士舘大学 〔東京都町田市/26人/佐藤考(なし)〕
創価女子短期大学 〔東京都八王子市/11人/石川智仁(なし)〕
帝京大学 〔東京都八王子市/13人/梅澤秋久(なし)〕

※〔所在地/部員数/監督(保有ライセンス)〕

日本女子体育大学が一時の部員数減から復活して1年生がグッと増えましたね。
男子の大学サッカー部と比べればまだまだ選手数が少ないですが、傾向として1・2年生の部員が全体的にどこの大学も増えてきているのは少し明るい傾向に思えます。
どこも最低20人くらいになると怪我人が出ても11人で試合が組めるのですけどね。
特に2部の大学がもうちょっと部員が増えて、さらにレベルが上がってくると試合をやっていて面白いと感じると思うのですけどね。
今年は学校数が増えなかったのですけど、東京国際大学など準備を開始する大学がありますから来年からはまた参加校が増えるのではないでしょうか。





今年チャレンジリーグEASTに参戦している日本体育大学について、ずっと疑問に思っていたことが一つ。
男子だとインカレ参加チームとJFLや地域リーグ参加チームの選手を厳格に分けないといけないのですが、女子はO.Kなんでしょうか?
チャレンジリーグに参戦している常盤木学園高校の選手が普通に高校女子サッカー選手権に出場していたので女子の場合はその辺はあまり厳格に規定していないと思われるのですが。どうなんでしょうね。

8/29(土)の「チャレンジリーグ・健志台グラウンド13:30K.O ノルディーア北海道戦」と「関カレ・夢の島競技場13:30K.O 早大戦」が日程的にもろ被りです。
どちらにどういう選手を配するかで、日体大のチャレンジリーグへの価値観が測れますね。
あとはほとんどが土・日の連戦となります。国体に出場する選手は今年は残暑が厳しいので大変ですね。
入替戦の日程とかがどうなりますやら。


〔チャレンジリーグEAST 日体大日程〕
12節 08/29(日) 13:30 - ノルディーア北海道 @日体大健志台G
13節 09/04(土) 13:00 - AC長野 @南長野
14節 09/12(日) 13:00 - 清水第八 @日体大健志台G
15節 09/19(日) 13:00 - JFA福島 @広野

〔関カレ 日体大日程〕
1節 08/29(日) 13:30 - 早稲田大学 @夢の島競技場
2節 09/11(土) 13:00 - 筑波大学 @日体大健志台G
3節 09/18(土) 13:00 - 武蔵丘短期大学 @日体大健志台G
4節 09/23(木) 13:00 - 尚美学園大学 @日体大健志台G
5節 10/17(日) 13:00 - 東京女子体育大学 @日体大健志台G
6節 10/24(日) 13:00 - 神奈川大学 @神大G
7節 10/31(日) 13:00 - 関東学園大学 @日体大健志台G

※千葉国体 9/7(火)~9/10(金)

日本人4人目のUEFA女子チャンピオンリーグ出場へ

2010-08-24 00:08:32 | 女子サッカー
昨シーズンまでジェフ千葉に在籍していた早大卒のDF後藤史選手。
海外移籍を目指してスペインに渡っていたというのはポツリポツリと聞き及んでいたが、プレシーズンマッチに出場したもよう

スペイン女子サッカーリーグ(Superliga Femenina「スーペルリーガ・フェミニーナ」という表記で良いのかな?)のラーヨ・バジェカーノRayo Vallecano de Madrid)。

男子の方がもちろん有名だが、女子の方は昨シーズンまで2連覇している強豪。
「2 Fumi」と書いてあるから背番号は「2」で登録名は「Fumi」ってことで良いのかな?
正式登録されれば山口麻美(当時ウメオIK/スウェーデン)・安藤梢(デュイスブルグ/ドイツ)・永里優季(ポツダム/ドイツ)に続く4人目のUEFA女子チャンピオンリーグ出場の可能性が出てくる。(DFとしては初)
160cmしか身長がないので欧州で戦うにはかなりのハンデだとは思うが、活躍したら痛快だな。怪我しなければ活躍できるのではないだろうか。

男子と違い、女子の場合の海外移籍はなかなか難しくて、お金を稼ぐというよりはむしろ自己資金の持ち出しになることが多い。
お金がなくなると帰国ということになる場合が多いので、活躍してせめて現地の生活費と最低限の活動資金を手に入れられると良いね。

まあ、女子の場合は東アジアのレベルも欧州に比べて決して低くはないので、市場さえあれば、逆に日本などへ欧州や北米の選手がやってくるって可能性もあるんだけどね。昔にみたい。
なでしこリーグの運営次第ってとこは大きいけど。

アルビに限らず、日本サッカー協会の援助無しに海外移籍をする選手は今後増えてくるとは思うけど、選手にとっても、クラブにとっても、苦しまない良い形の移籍ができるようにルールや手続きを整備できると良いね。

ともかく後藤史選手、欧州移籍への先駆けになれるように、活躍して欲しいな。
マドリードに在住の早大OB・OGは是非試合を観に行ってもらい。
日本にもスペイン女子サッカーの記事は外電で伝わるのかな?