伊賀戦終了後に五十公野陸上競技場の上にある五十公野サン・スポーツランドでアルビレックス新潟レディースの伊賀戦のスタメン以外の選手と新発田市の男子中学生との練習試合を見学。
アルビレディース、全てはここから始まったんだよな。
来年の国体の会場なので、ベンチが付いて見やすくなった。
ただし夜間照明は無しなので、時間帯によっては真っ暗になってしまうので要注意。夜間照明があれば一般の人も使いやすいのに。
できたら山側にもネットを張ってもらえるとありがたい。ボールが外へ出るとすごい草むらの中にいってしまう。ヘビが出そう。
試合にスタメンで出場していないということは、ついさっき決勝ゴールを上げた中島選手なども出場。
いないのは福島に帰る菅澤選手くらいなもの。
そう、この日、試合に出れなかった選手にとっては、もう次の試合に出る為の戦いは始まっているのだ。
結局、サッカーなんて名前が有名だとか、人気があるとかではなく、そのチームコンセプトにあうパフォーマンスができるかどうかでベンチ入りが決まる。
試合形式は25分×4本。
相手の男子中学生は1本毎に元気な選手に入れ替える。
そうイメージとしては、柔道の乱取り。
アルビレックス新潟レディースにとっては、常に相手はフレッシュな状態で挑んでくる試合形式。
さすがに男子中学生相手なので、アルビレックス新潟レディースが優勢に試合を進める。
高校生だともっと違うのかな。
ワンタッチでどんどんパスを繋いでいくので、相手はマークについていけない。
そんなことリーグ戦でできたら素晴らしいだろうなという感じのプレーの連続。
日体大なんかと比べるとスピードも止める・蹴るの技術が数段違う。
試合前、アルビレックス新潟レディースU-18の郷野監督とお話をさせてもらったが、今のアルビレックス新潟レディースU-18の目標は北信越4冠とか全国大会での勝利とかいろいろあるけれど、身近な目標としてルビレックス新潟レディースのBチームに勝つことだそうだ。
そう、アルビレックス新潟レディースU-18にとって、Bチームに勝って、自分をアピールすればトップ登録できるわけで、それが目標であるのは当然なことだろう。
さてアルビレックス新潟レディースの控え選手は試合出場をする為に頑張り、下からは追い上げられ、そして来季新入団を考える練習生にも勝たなければならない。
相手チームより前にライバル達に勝たないと来季ますます試合出場が遠のいてしまう。
シーズン終盤に入り、時間を惜しみながら練習に励むには理由がある。
今季試合出場のない藤巻選手や日置選手も自分をアピールする為に必死。
塩谷選手も吉田選手ももう一度ピッチに立つ為にゴールを狙う。
GK橋本選手は轟GKコーチからチェックを受けて修正している。
波佐谷選手も中村選手も新たな技術を習得しようと監督からの指導を受けている。
そこには学生のサッカーに見られる甘さはない。人生を掛けて新潟に来たのだから当然か。
こういう環境だから学生サッカーに入った選手との差が付くのだろうな。
そんな個人の戦いがリーグ戦の戦いを支えているのを再認識した練見だった。
練習試合結果
アルビレックス新潟レディース (3-1、1-0、0-2、1-0) 新発田市の男子中学生
失点はアルビレックス新潟レディース側のミスによるもの。