
大阪クラシック初日、最終公演。
バッハ: ロ短調ミサ・ハイライト前半は、盛況のうちに幕をおろしました。
京都フィロムジカの遠藤啓輔さんより、大阪クラシックへの嬉しいご感想を頂きましたので、ここに紹介します。
ぼくの演奏から、朝比奈先生を思い出して頂けたなら、こんな幸せなことはありません。
後半、クレド以降は、今週土曜日9月15日 15:30開演。残席僅少とのこと。
第78公演
9月15日(土) 15:30開演
会場 中央公会堂中集会室
指揮:福島章恭、オルガン:尾崎克典
入場料:1,000円(全席指定)
【福島先生へ
音楽愛好者の遠藤です。
本日は素晴らしいバッハをありがとうございました!
冒頭のキリエの大合唱から、(誇張でなく)衝撃としか言いようがない感銘を受けました。その後も、「エレイソン」の悲しみを帯びたニュアンス、フーガにおける各声部の明確かつ艶やかな動きなど、バッハの音楽の奥行きの深さと、信仰の音楽としての慈愛を感じることができ、短いながらも大変幸福な時間を過ごすことができました。(そして、「ピッコロ・トランペットで加わりたい!」という気持ちが否応なく高まりました。)一緒に聴いていたK元さんも大変感動しておられました。
そして何よりも、響きに「大阪フィル」を感じることができたのが嬉しかったです。正直、人数の多さにびっくりしたのですが、その大人数の全員がしっかりと発声することで、重厚で充実した密度の高い響きになっていました。これはまさに朝比奈さんが築き上げた大フィルの響きと同じです。朝比奈さんの音楽を愛する福島先生が、同様に朝比奈さんから始まった響きを愛する合唱団員とともに築き上げた響きは、まさに大阪の宝だという思いを改めて強くしました。この大阪が誇る声が、これから世界に発信されるのだと思うと誠に感慨深いです】