今日、父が入院した。
前夜、私と交替で父の世話に帰っている妹から、電話が有った。
父の足の痛みが、一向に良くならない事。
毎日、打って貰っていた痛み止めの注射は、3週間が限界で、
それ以上は打って貰えなくなった事。
(実は、痛み止めと聞いていたのだが、血管を広げる注射だった)
貰っているロキソニンも坐薬も効かない事
最近は、一人で歩くのもままならなくなって居る事・・・等を聞かされた。
通院しなくなって1週間。
このまま、食事もとれないほどの痛みを、我慢していたのでは、
体力を消耗するだけ・・・・と、思い、
「明日、病院に連れて行ってあげて」と、頼んだ。
病院で父の様子を見た先生は、
「入院をして、治療をしましょうか?」と、入院を勧めてくれた。
妹が、入院手続きを始めると、父は「入院したくない」と、言い出し、
痛みは辛抱できるからと言って、帰って来たのに、
帰ってから1時間もしない内に、今度は「入院する」・・・・と
言い出した。
病院に電話をし、入院準備をして、妹に連れられ、
父は入院した。
92歳は、少しづつ我儘になっていく。
92歳は、少しづつ怒っぽくなっていく。
92歳は、これから、どんどん子供に帰って行くのだろうか?
温和だった父は、時々違う顔を見せ始めた。
それが、痛みの性で有ってほしいと願うが、
私たちが予測していたより早く、老いて行く父の姿を、
受け入れなければならなくなったようだ。
これから先、父と、どう向き合っていけばいいのか?
この日は、妹と、長い長い電話になった。
(甲子園球場に桜が咲いていた。)
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