きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

先生の形見のエコバッグを再現!

2023-09-26 09:44:00 | 染色
季節が遅れに気づいたかのように、
秋は急に近づいてきた。🍂

朝散歩の時の空気の冷たさや
空の色、
そして、黄色味掛かってきた木々の葉の色に、
やっとやって来た秋を見つけて、
ホッとした。

朝散歩の時のお供の冷たい麦茶は、
ホットコーヒーに変わった。☕️


今年1月に亡くなった佐竹先生のアトリエの片付けにお邪魔したのは、4月だった。

その時、先生が生前に染められていたエコバッグを見つけ、
いただいて帰って来た。

折り畳んでアルコールで染める技法は、
先生のオリジナルな技法。

綺麗な色で染められていた。

それを再現することにした。

使われていたエコバッグは、市販のものらしいが、
どこで買ったのかもわからないので、
同じものを手作りする事にした。

サイズをきちんと測り、
製図して…。

簡単なように見えたが、
いざ縫う段階になってみてると、

ここから縫って…ここは先にステッチ…か?

まるでパズルを合わすように…???

縫う順番を間違えると、合わなくなってくる。

何度も頭の中でシミュレーションして、
始めた。



(縫製完了!)

生地の段階で染めた方が良さそうだが、
本体と持ち手の模様が繋がるようにするには、
縫ってから染めないと出来ない。
そこは、こだわり!


先生はアルコールを使って染めているが、
一枚染めるのに、ほぼ一本のアルコールが必要になる。

それでは、コストが上がるので…

私はリアック染料の
ダッシュソーダ固着法で染める事にした。

リアック染料を溶かした染液の
10%のダッシュソーダをくわえて、

折り畳んでエコバッグを、
5分以内に染める。
(折り畳み)
(5分以内に染める)

その後、空気に触れないよビニール包み20分置く。

(色止め)

そして、湯洗い、色止め…の工程で仕上げる。






先生の形見のエコバッグ、
再現出来たよ!






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