きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

父の幻覚に悩まされ

2017-01-08 16:32:48 | 田舎日記
新しい年が明け、今日は8日
雨です
それも、しっかり降っている。

頭が痛い!
この頭痛が、こんな悪天候の性だけでは無いのはわかっている。

一昨日から、順調だった父の言動や行動に異変が

それは、
その日、訪問に来てくれた看護師さんに、
私の世話の至らないところを、数々指摘し、告げ口をする事から始まった。

「この子は年寄りの世話をしたこと無いけん、分らんけんな!」と、
5年も父の世話をしている私に???

その言葉が、父の本音なのか?分らないまま、

その時は「今日のお父さん、機嫌が悪いね」と、
苦笑いするしかなかったのだが…

その夜、父の異変は確実となった。

真夜中の2時に私の部屋の戸が開き、
父が立って居た。
こんな事は初めてだった。

「どうしたの?トイレ?」私の言葉にも、父はキョトンとして…
理解出来ていない様だった。
少し間が空いて「ここは何?お父さんの部屋はどこや?」と…

夜中に目を覚まし、自分が何処にいるのか、わからなくなったのだろうか?
真っ暗の家の中を、杖も付かずに歩いていた様だった。

不安そうな父を、部屋に連れて行き、ベットに寝かしつけたが、
その後、こんな事が頻繁に起こるのでは…
徘徊…の言葉が頭に浮かび、
先を案じて、眠れなかった。

翌朝、
昨夜は、何も無かったように起きて来ると、いつもと変わった事もなく朝食を食べた。
「良かった!今日は正常」と、喜んだのも束の間、

父の幻覚が始まった。
トイレや玄関から、水が吹き出していると、大騒ぎをした。

小さな子供の様な嘘ではなく、父にはそう見えているのだから…
否定もできない。

こんな時、どう対処すればいいのだろう。
壊れていく父を見ると、オロオロするばかりだ。

「後で、水道屋さんに来てもらうから」と、宥め、事を収めたが、
その後も、1日変な言動が続いた。

夜、嫌がる父を「身体を温めるだけでいいから」と、お風呂に入れた。
お風呂に入るのも、今では介助なしでは入れない。

身体が温まった父は、落ち着きを取り戻し、
大人しくベットに入ってくれた。

「今夜は、お風呂にも入ったし、気持ちよく寝られるね」と、声をかけると、
「ウン」と頷き、目を閉じたのを見届けて部屋を出た。

父の体調は、緩やかに見えて、曲がり角の先が急下降だったりする。

そんな父に振り回されて、
私も、今日は、ちょっとお疲れです。







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