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11月20日の大熊町とか

2016-11-21 20:51:12 | daily
 盛りだくさん過ぎた先週末、日曜は大熊町にお邪魔しました。
 朝はいきなりの濃霧です。
 
 果たして私はたどり着けるのかっ!?な感じでしたが、日が昇れば霧も晴れ、富岡ICに着いた頃にはすっかり晴れました。
 
 ちょうど紅葉も見頃。
 ここで乗り換え、大熊町へ向かいます。

 スクリーニング場を過ぎ、検問を通り、いつもの場所へ向かう途中。
 
 今日は人が立っていました。
 ちょっといつもと違う雰囲気です。

 いつものように道具を持って向かった先も、人が大勢います。
 
 今月から、環境省も一緒に入っての捜索が始まりました。
 大手ゼネコンさんも協力してくださり、瓦礫の分別も行います。
 今日の作業場所の線量も掲示されていました。
 
 空間線量2~10μSv/hてとこですか。
 作業場所への入退出手順も細かく記されていました。

 作業前のミーティング。
 
 被害に遭われた方へ黙祷を捧げ、作業に入ります。
 
 とにかく沢山の人。
 この人達にとっては仕事の一貫なのかもしれないけど、環境省やゼネコンさんには色んな思惑や利権や建前とかがあるのかも知れないけど、ちゃんとやってくれるんなら、いいのかも、なんでも。
 今まではみんなでなんとか動かしていた電柱や建材も、重機にかかるとあっという間。
 
 もっと早く入ってくれればよかったのに、と思うと同時に、今までのみんなの頑張りがあったからこその重機投入です。
 続けてきたからこうなったんだよ。
 
 大きな物は機械で動かせますが、そのあとはやっぱり人の手で掘り起こします。
 5年と9ヶ月経ったというのに、まるでついこの間埋められたかの様な状態で出てくる物もあります。
  2011年3月11日までは、全てどなたかの持ち物でした。
 持ち主の手に戻ることはないかもしれませんが、この物の存在が、持ち主さんが生きていた証だと思うのです。
 
 より分けられた瓦礫の山。
 もうすぐ移動されて姿を消すんだね。
 あちらの皆さんの多くは、お昼で作業終了です。
 短時間でも人数がいれば作業がどんどん進みます。
 5年前、東北の沿岸部あちこちでこうだったなあ。
 ここもようやく動き始めた感じ。

 さて。
 こちらはお昼を挟んでもう一働き。
 重機には負けますが、進みますよ、ちょっとずつでも。
 
 一時間ほど探して、こちらも撤収します。

 ところで。
 先日撒いた菜の花はというと。
 
 大丈夫、ちゃんと芽が出てます。
 
 よかったよかった。
 
 溝も機能しているようです。
 畑に下りて近寄ってみると。
 
 かわいい二葉。
 よしよし、大きくなれよ。
 それではぼちぼち戻ります。

 戻る途中の貯蔵地。
 
 なんかあっという間に積まれましたね。
 
 今日分別して、運ばれて行った瓦礫もここに置かれるそうです。
 あっという間に一杯になりそうですね。
 いろいろ加速していきそう。
 そんな予感がする大熊町でした。
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