はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

ファーザークリスマス

2017-12-12 19:45:06 | theater
 しわーっす!
 さ、、今月の映画です。
 えーと、日曜に行ったんですけどね。
 久しぶりに、午前10時の映画祭に行って来ました。
 前回は3年前、ブラックレインでした
 ブラックレインもそうだったけど、これもラインナップが出た時から手帳に日程を書き込んで待っていたのでした。

 1983年の映画です。
 色褪せないですね。
 みんな若いんですけど。
 たけしも教授もボウイも。
 内田裕也とかジョニー大蔵とか三上博史とかも出てたんですよね。

 劇場公開になった時は高校生でした。
 捕虜収容所が舞台なので、戦うシーンは一切無い戦争映画です。
 戦争中なのに、敵兵を囲っていながら、生かしておかなければならない、戦ってはならない、そんな難しい状況にある場所なんですね。
 昔はそこまで気付かなかったな。

 舞台は1942年のジャワ島。
 実際に捕虜になった人の書いた本が原作なのだそうです。 
 父方の祖父が、実は戦中、ジャワ島にいたのです。
 都庁に勤めていたので、鉄砲は持たず、書類を持っていたようでした。
 ちょうどその頃なのかなあ。

 大好きな映画ですが、そんなに何回も見ていないので、結構うろ覚えのところもありました。
 後半、牢でセリアズと話しているローレンスのセリフに凄いのがあって、

 日本人は、個々ではなにもできず、集団になって発狂した

 そして、殴らないで欲しい、と続きます。
 なんか、今の日本を現しているようだと思いましたよ。
 今、戦中なのか、日本。
 それとも、まだ戦争を続けているのか。

 ローレンスの言葉の意図としては、だから自分をこんな目にあわせる日本軍は憎いが、ヨノイやハラは憎まない、と言うのです。
 大人だよね。
 圧倒的に彼らが優位で。
 日本兵は、その昔、セリアズをボコボコにした少年達と同じです。
 一人ではなにもできないから、仲間を引き連れて仕返しをする。
 早く、戦後から脱却しましょうよ。
 いつまでも、戦後は続くよどこまでも、とか言ってる場合じゃないです。

 とか、いろいろ考えながら見ちゃいましたが。
 やはり最後は大泣きです。
 分かっていても大泣きでした。
 死ぬまでに、もう一度観たい映画です
 つくばでは15日までですが、16日から始まる映画館もありますね。
 どうぞ、劇場で観てください
コメント
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