大阪が懐かしくなる映画

　さて、すっごい戻るよ。突発的に夏休み取ってた８月４日に。
　暑い日は映画だーっ！ということで、見に行ってました。

　ブラックレイン

　はい、リドリー・スコット監督の、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健さん、松田優作さん出演のあの作品です。
　もちろん、劇場でです。
　ＴＯＨＯシネマズの、午前１０時の映画祭、という企画上映でした。
　２週間交代で国内外の名作を上映してくれてるのです。
　今年はそのラインナップにブラックレインがあって、もう一度ぜひ劇場で見たいなーと思っていたのでした。

　というわけで、松田優作さんを見に行った訳ですが、今はもうない大阪の街がたくさん詰まっていることに気付きました。
　上のシーンは、チャーリーがコートを奪われる阪急梅田のコンコースですが、改築されてしまって、今はもうありません。
　このさあ、ちょっと異国チックな、重厚な、ショウウインドウと、ステンドグラスがとっても好きだったのよね。
　大阪駅も変わっちゃったし、阿倍野も綺麗になっちゃったし、阪堺電車も写ってました。
　心斎橋も、道頓堀も、撮影当時とはずいぶん違っちゃったよねえ

　そういえば、昔行った北野劇場はどうしているんだろう？と思ったら、ＴＯＨＯシネマズ梅田１、と名前を変えて現役っぽいです。
　当時、大阪で一番大きい映画館（１０１６席）、そこでジュラシック・パーク見たなあ。
　北野劇場へ続くエレベーターが、このコンコース沿いにあった気がするわ。

　見ていると、そんな事まで思い出しちゃうこの作品、冒頭はニューヨークなので、そこにはワールドトレードセンタービルもいるわけです。
　今はなくなってしまった景色もぎゅぎゅっと詰まってます。

　そしてしみじみと、健さんは素敵な俳優さんなのでした。
　最後に空港でニックからプレゼントされた箱を空けた時のあの表情、演技を越えちゃってますよ。
　そして、この映画のアンディ・ガルシアは、超カッコイイのでした
　え？松田優作さん？
　一体全体今更何を言えというのでしょう。
　その存在が全てですってば。

　というわけで、ただいま大阪モーレツに郷愁