徒然なるまままに

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毛利家の至宝 大名文化の精粋 国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開

2012-05-12 | 美術
#22 毛利家の至宝 大名文化の精粋 国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開 @サントリー美術館

  • 重要文化財 毛利元就画像
  • 重要文化財 毛利元就自筆書状(三子教訓状)弘治3年(1557); この2点は、毛利博物館で拝見した覚えがある。他の文書も面白そうな内容であったが、混雑のため気合いがつづかずスキップしたは一寸残念。

  • 国宝 菊造腰刀(伝 当麻)、菊造腰刀拵  鎌倉時代末期;

  • 国宝・雪舟筆「山水長巻」;雪舟展以来。展覧会の前半なので、鑑賞疲れもなく、秋の彩り、冬の静けさと春夏秋冬が描かれていることをゆっくり鑑賞できた。

  • 国宝 雪舟送別詩 徐 明時代・成化5年(1469);雪舟由来の墨跡も展示されていた。

  • 国宝 史記呂后本紀 第九 大江家国 一巻延久5年(1073);これは、毛利家が大江広元の子孫だということで家宝であったのだろう。
    大江家国によって筆写されたもので後に大江家行、時通が加筆。家国は大江朝綱の四代目。文章博士・大江家家本として残るもので、大江家学問の様子がうかがえて貴重とのこと。

  • 国宝 古今和歌集 巻八(高野切)(第二種 源兼行);一部しか展示されておらずとても残念。2009年11月に巻五を三渓園で拝見したときには、全巻展示で圧巻であったのだが。

  • 茶道具は、
    103 黒釉兎毫文碗 南宋時代
    104 井戸茶碗 銘 毛利井戸 (出光美術館)
    105 大井戸茶碗 銘 常盤
    106 高麗茶碗
    107 山水人物螺鈿天目台 明時代
    108 黒塗天目台(尼崎台) 明時代
    109 古萩茶碗 江戸時代
    110 出雲茶碗 銘 山里伝 倉崎権兵衛 江戸時代
    111 唐物丸壷茶入 銘 時鳥 元時代〜明時代;大正名器鑑に採録
    112 唐物文琳茶入 銘 宇都良 元時代〜明時代
    113 黄褐釉五耳壷 元時代〜明時代
    114 竹茶杓 銘 一松 千利休 
    115 芦屋一字三星紋入鶴首釜 室町時代
    116 芦屋梅花文肩衝釜 室町時代
    などが並んでいた。

    それにしても、「東京ミッドタウン」は、旧防衛庁跡地、遡れば長州藩毛利家の下屋敷があった土地だったとは。

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