徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

オルセー美術館展(2回目)

2007-02-10 | 絵画
オルセー美術館展
19世紀 芸術家たちの楽園(2回目)
2007年1月27日から4月8日
東京都美術館

前回(記録はこちら)、あまりに駆け足だったので、2回目にトライ。昨晩遅かったので寝坊して到着したのは9時30分過ぎ。まあ先週よりは、ましという程度。ごった返している。

  • クロード・モネ アパルトマンの一隅 1875年;昨年見たクリーブランド美術館展(記録はこちら)のクロード・モネ《赤いスカーフ、モネ夫人の肖像》1868-78年と似た印象を受けました。
  • ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー 灰色と黒のアレンジメント第一幕、画家の母の肖像 1871年;有名な絵だったとは。アメリカ人はオルセーにこの絵を見に来るようですが、私はオルセーでは見逃していました。
  • エドゥアール・ヴァイヤール 3つのランプのあるサロン、サン・フロンタン通り 1899年 カラフルな色彩とけだるさが面白いです。

  • エドゥアール・マネ アンリー・ロシュファールの逃亡 1880-81年;海上を国外逃亡する人間を描くとは、体制派なのにちょっと危険なマネらしい画題。
  • エドワード・スタイケン 月光・池 1903年;ソフト・フォーカスの写真は絵画のようです。シャープな写真をとる技術がなかったといえば、それまでですが、その技術の限界をうまく使っています。

  • ピエール・ボナール 水の戯れ、旅 1906-10年;タペストリー風の作品。
  • エミール・ベルナール ポワ・ダムール(愛の森)のマドレーヌ 1888年
  • エミール・ベルナール 日傘を持つブルターニュの女たち 1892年
    クロワゾニスムを創始したベルナールは、ゴーギャンと1888年夏に再開し1891年に絶交状態になった。その頃の作品。ポワ・ダムール(愛の森)のマドレーヌは、なんとものんびりと、でも物思いにふけるさまが良く描けています。
  • アンリ・エドモン・クロス 夕風 1893-94年;点描派。ニースの明るい風景。ヨットが光り輝いている。

  • マクシム・デュ・カン ヌビア、インサンブール、(アブ・シンベル神殿)、スペオス・ド・フレの西側の巨像 1850年;19世紀の半ばのオリエンタリズムが感じられる考古学遺跡の写真。ナポレオンの熱に浮かされています。
  • フェリックス・テニャール ダッカ、プセルシス村とナイルの河岸 1851年/52年;
  • ジェームズ・ロバートソン フェリーチェ・ベアト 中東の神殿の廃墟の訪問者 1859年;
    こちらもオリエンタリズムの写真。フェリーチェ・ベアトは日本も訪れていて昨年横浜美術館で写真を見ました。(記録はこちら)

  • ルイ・コンスタン・セヴァン F・バルブティエンヌ工房 大型装飾花瓶 1862年;ペルシアン・ブルーの一対の背の高い花瓶。こちらもオリエンタリズムのデザイン。

  • オディン・ルドン キャリバンの眠り 1893年;キャリバンは、シェイクスピアの戯曲「テンペスト」の登場人物だそうだ。
  • フェルナン・クノップフ 扮装して座るマルグリット・クノップフ 1901年ごろ
  • フェルナン・クノップフ マルグリット・クノップフ、画家の妹、《秘密》の習作 1901年ごろ;
    セザンヌはモデルを座らせ続けたそうですが。。。

  • ヴィテスラフ・カレル・マチェック 預言者リプザ 1893年頃; スタメナのオペラ「リプザ」を題材にしているという。

    混んでいましたが、少しは楽しみました。

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